小説:生徒会庶務の災難
16 side:双子兄
「翔太ぁ、落ち着いてよー。ホラ、学校行こ?」
「うるさい、うるさいっ…!!夕陽!!皆を呼んでこいよっ!!」
「…え…?」
「皆最低だっ!!俺から離れていくなんてっ!!昼休みに、生徒会メンバー全員集めておけよっ!!」
「え…でも…」
「なんだよ、俺のお願いを聞かないつもりかよっ!?そんなの最低だっ!!」
「わ、わかったよ…呼んでおくから…」
僕がそう言うと、翔太は「絶対だぞ!!」と言って部屋から出ていった。
…なんなの?
なにあの自分勝手な態度。
僕、なんであんなに翔太が好きなんだったっけ?
わからなくなってきた。
Side:朝陽 end
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