小説:生徒会庶務の災難
14
「…」
「え…と」
副会長ともめてから数日。
偶然廊下で会った書記と生徒会室に行くと、何故か副会長がいた。
「な、何が大丈夫なんですか!プリント溜まってるじゃないですか」
いやいや。
期限けっこう先だから平気なんだけど。
「フン、やはり私がいないと駄目ですね。今日からまた来るようにしてあげましょう」
…
ムカつくなコイツ。
来るのは当たり前のことなはずなんだが。
まぁ、この前泣いてたのに立ち直ってるみたいだからいいか。
助かることに変わりはないしな。
「あー、さんきゅ」
「!!べ、別に当然のことですしっ」
あ、自分でもわかってたのか。
それにしても、なんで突然戻ってきたんだか。
この間のことが相当悔しかったのか?
まぁ、いいや。
全く期待していなかった副会長の復帰を不思議に思いながら仕事を始めた。
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