リクエスト・企画小説
ボス誕 スタート
もうすぐ恋人の何回目かの目出度い誕生日がやって来る。
しかし本人に至っては、毎年その日の一週間前辺りに義父から誕生日おめでとうのカードが届き、ついでにお祝いをする旨のお知らせが舞い込むので、とにかく憂鬱になるらしい。
面倒臭がりで仕事以外じゃソファから起きるのすら嫌なあいつが、屋敷から逃げ出してしまいたくなる(素直じゃねーからな!)というのだから相当なものだ。
逃げた所でどうせお祝いは避けられないのだから我慢しろと言いたい所ではあるが、そこはやはり自分の愛しい男、最愛のダーリンな訳だから、誕生日まで少しでも気分良くいて欲しいとは思ってしまうもの。


「という訳で、手伝って欲しいのな」
山本は前に立つ年幅も幅広い女性たちににこやかに手を合わせる。
「どうして私が?これがリボーンの為だって言うのなら先人斬ってするとこだけど」
とはビアンキ。
「は、はひっ!?じょ、じょーーーーーーだんじゃありませんっ!!!!あああああんなおっかない人と、何をどうしろっていうんですか!?」
とはハル。
「イイですけど、川平のおじさんにラーメン届けに行くの、また遅れちゃうなぁ」
は、イーピン。
「・・・・・ちょっと、困る・・」
・・・・髑髏。うん、まあ、な。手伝う手伝う。だから頼む。
「あははっ!面白そうだけど、ザンザスさんどんなことしたら喜んでくれるかなあ?」
と言って笑ってくれるのが、笹川。
そして。
「武の頼みなら聞かないわけにはいかないわね」
「おじさんの大切な人なら、お祝いさせていただきます」
「姉ちゃん・・・ユニ」
山本と同じ笑顔を作る二人に、山本は照れくさそうにさんきゅ、と笑った。




さてさて、どんな前祝になることやら―――?








  ということで、ザンザス&ガールズ(?)バースデイ始まりですー。


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あきゅろす。
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