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ヒバ山ハロウィン
「あのさ、ひばり。ひばりが狼男なのはわかるんだけど・・・」

「うん何?」

「俺・・の、これ?ちょーっと無理があるんじゃねえかな・・?」

「なんで。可愛いじゃない」

(ひばりって訳わかんねー!!頭にハンカチまいたただのマチコかぶりが何で可愛いんだっての!?)

 
 ―――山本は赤頭きんちゃんだと気付いていなかった。




 山本は雲雀に聞いて、“赤いハンカチを被った”のではなく、童話の赤頭きんちゃんなのだということを知った、けれど―――

「だからって何で俺をひん剥こうとしてるわけ!?」

「食べる時は皮を剥いて食べるモンでしょ!?」

「つか、赤頭きんって食べられる前に猟師に助けられなかったかー!?」

 山本が雲雀にそう言うが早いか、応接室のドアを打ち抜く銃声が。


「・・・なに!?」


「ちゃおっす雲雀」

「・・・赤ん坊・・」

「小僧!?」

 ギギギ・・・と開いた扉の外には小さな殺し屋が銃を構えて立っていた。

「山本のセカンドバージンは渡さねぇ」

「なっ・・・!?」

「寝言は寝てから言うものだよ」

 ソファの上で肩をはだけたままの山本の前で銃声とそれを弾くスチールの音が何時までも響いていた。


              バッドエンド!?

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あきゅろす。
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