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ごちゃまぜどころ
仲良くなる
オッス、オラ成り行き親衛隊隊長の花宮!うん、ドラゴンボールは名作だよマジで。色々落ち着いたら読み直そう。そうしよう。

さて、突然ですが只今僕は半裸の男に覆いかぶさられるというなんとも酸っぱい体験をしています。いやいや、無いわ。やっぱり僕その気全くないみたいだ。

昔一回試してみたんだけど。(あ、もちろんタチのほうです。入れられるとかマジないわ。)まったく反応しなかった。うん。僕だって男の子だから溜まるし。気持ちいこと大好きだからヤレるもんならヤっちゃおうと思ってたんだけど無理だったんだよね。まあ、それ以来雑誌やらなんやらにお世話になってます。サユミちゃん万歳。あ、お気に入りの子です。お姉様系だよ。

それにしてもなんでこうなった。ただ痣がないか確認しただけなのにボタン外し終わった途端目を醒ましやがって。次の瞬間押し倒された。こんなんなら道端に放置。もしくはその場でひん剥いて油性ペンでxxxxxxって書いてやれば良かった。まあ、実際そんな勇気無いけど。

「お前どうゆうつもりだ?」

少し苛ついた口調で目の前の男は言った。けれどオーラがない。覇気もない。くすんでる。うん、なんか全体的に弱ってる。一体この金持ち学園でどうしたらそんなやつれるんだか。

「どういうつもりもぉ。制裁されてないか確認しようとしただけですよぅ。もしされてたらさっきの状況じゃあ僕の隊にも疑いがきちゃいますしぃ。」

「は?俺が制裁?」

「え?違うんですかぁ?それは良かったぁ。まあ、取り敢えずぅ僕の上からどいてくださぁい。重…くは無いですねぇ。え?そんな図体でかいのにこの軽さ…大丈夫?」

おい、この軽さ異常だよ?めっちゃ軽い。女子に比べたら思いけど本当に軽い。大丈夫?

僕の言葉に目の前の男はキョトンとした表情をした。

「まあ、いいやぁ、取り敢えずどーいーてぇー」

えいっと可愛らしく声を出しながら乱雑に目の前の男を押した。すると力がもともと無かったのかドサリと床に落ちた。うん?床に?あれ?ベッドの下覗いてませんか?めっちゃ凝視してませんか?待ってそこは…

「見ちゃらめぇぇぇぇっ!!」

「お仕置きリオちゃん…え。」


そういう趣味なのか?となんとも言い難い表情で僕の顔を見てきた。

そこは僕のユーフォリアが眠っているんだよ。つまりはオカズの隠し場所。そして恐らく彼が見たのは男が縄で縛られながら這いつくばっているのをリオちゃんが黒いピンヒールで踏んづけているDVDだ。名誉のために主張するが僕にはMの趣味はない。サディスティズムならまだしもマゾヒズムに快感を見出せる才能は僕にはない。あれは友達がジョークでクリスマスに送ってきたものだ。

「え、お前…親衛隊だよな?え?ドエム?え?お仕置き、え?は?つーか女もん?」

「取り敢えず僕にそんな趣味はないことを理解してくれ」


話はそれからだ。







永遠と自分がいかにノーマルでいかに健全なエロライフを送ってきたかを必死になって説明したところようやく僕にはそんな趣味はないことを納得してもらえたみたいだ。今だに疑いの眼差しを感じるのは被害妄想だと思いたい。

「花宮って親衛隊隊長だよな?それ女相手しかねーけど。バイ?」

「いや、ドノーマル。」


そう言うと驚いた顔をされた。ここではバイですら珍しいというホモ育成機関としては好成績を残してきてるので当たり前だろう。

自分の性癖の潔白を示すために持ち出してきた数々のお宝を見てそう聞いてきた目の前の男はどうやら制裁ではなく空腹と疲労で寮に向かう途中ぶっ倒れたらしく、僕がテキトーに出した即席のご飯をまるでここ一週間何も、食べてなかったかのようにむさぼり食べている。悪いけど器用じゃないからザ男の料理だ。

「は?!じゃあなんで親衛隊なんかに入ったんだよ?つーか隊長だし。」

「一年は部活動必須じゃん。会長様の親衛隊は規模がヤバイから下っ端だと比較的楽だったんだよね。だからテキトーに周りに合わせながらやってたらなんか去年の隊長にいい具合に勘違いされて何時の間にかなってた。あ、口調とかは親衛隊内で浮かないためだよぉ。」

拒否権なしだったからねぇ。てゆーか事後承諾ぅ?といつもの口調で笑いながら言うとすっかり呆れた顔をしていた。


「そういえば君、名前なんてゆーの?」

更に心底呆れたという視線が向けられる。まあこんだけテキトーな理由で隊長になるやつなんて滅多にいないもんね。

「…ケイ」

「へえ。なんか普通の名前だね。良かったねDQNネームじゃなくて。まあ、どんな字にかもよるかもだけど。キアラとか響きからしてヤバイのとかもあるからねー」

「それ会計の名前な」

「マジか。」



そのあともグダグダと喋っていると意外と気が合うことが判明。ケイはどうやら時間が無いらしく丁度話が一段落ついたところで時計を見てめちゃくちゃ焦って帰って行った。

あ、ケイに口止め忘れてた。まあ、多分黙っててくれるでしょ。今度会う機会があったら一応しとくかな。


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あきゅろす。
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