ごちゃまぜどころ 山田と橘シリーズ 橘はとにかく疲れていた。最近取れている睡眠時間の少なさが祟り頭痛までしてくる。同じ体制を保っていたため、体の節々が痛い。 「マジでアイツラ死ねよ…」 ポツリと呟いた声が広い生徒会室に虚しく響く。 部屋の至る所に積み上げられた資料たちを見て橘は溜息をついた。 アホらしい、文句の一つをいう暇があったら仕事を片付けなければ。 「おお!それっぽくなってんじゃねぇか!」 「ユウ兄そんなこと言ってないで手伝ってくれても全然構わないんだけどー?」 「ムリ!俺様生徒会長受けを助けにはいるのは王道マジックから目覚めた生徒会の誰かだって決まってんだよ!」 「誰が決めたのそんなこと?」 「俺にきまってんだろぉが」 広い生徒会室の中部屋の片隅にあるソファに寝転んでいた田中はそう言って手元にある読みかけの本に視線を戻した。言わずもがな腐った内容である。 「ユウ兄は可愛い恋人がこんなボロボロになってて可哀想じゃないのー?」 橘はそう言いながら座っていた椅子から腰を上げた。 「生徒会のやつらは仕事放棄するし」 橘は音を立てずに山田の方へ穂を進める。 「風紀には嫌味散々言われるし」 横目で見た風紀当ての提出期限間近の書類達。この多さは鬼畜だ。さすが山田も認める鬼畜委員長。 「挙句仕事で外に出れない俺がセフレと楽しんでて仕事を放棄してるなんて噂流れてるんだけどー?」 田中の視界に影がさす。本から視線をズラせば橘が疲れきった様子で田中のことを見つめていた。 「最後のは強ち間違いじなねーだろ。」 その瞳には欲情が浮かんでいた。 「ユウ兄。」 「ああ、はいはい。分かったっつーの。ほれ。」 来いよと低く呟いてみせれば橘はその身で田中を覆った。 とここまで書いて飽きた。 このあとの二人はまあ皆様の想像通りです。因みにこのサイトは管理人の度胸と能力の欠如によりR指定ものは存在しません。けど下品なことは言います。そういう描写がないだけです。 [*前へ][次へ#] |