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ごちゃまぜどころ
9
なんてことがあった数日後。俺は何故か額当てを手に入れていた。

「ふっふふーん」

「山中、ウザい。死んで。」





試験当日、見事なまでのドベっぷりを見せつけた後留年をキメた俺はブランコに乗りながらひたすら山中からの痛い視線を感じていた。

そこへ教師が一人、明らかにきな臭い話を俺に持ちかけて来た。退学になるきっかけになるかもしれないとそれに乗ったのが運の尽き。なんだかんだあった後、何故か俺が手にしていたのは退学通知では無く額当てだった。

下忍説明会で山中が俺を目にした瞬間爆笑したのを俺は一生忘れないだろう。




「ナルトってば素直じゃないんだからー!そーんなにイノちゃんと卒業したかったんなら言ってくれれば良かったのにー!もーうツンデレねー!」

説明会以来山中は気持ち悪いくらいにご機嫌だ。今のセリフそのままそっくり山中に返したい。






「せっかくサスケとの仲取り持ってやろうと思ったのに残念だな。」

うちはサスケと成績の関係で同じ班になってしまった俺は態とらしくため息をついた。

すると俺の言葉に今までの調子に乗っていた山中は焦ったように取り繕った。

「わわわ!ごめんなさーい。調子に乗りましたナルト様ー!どうか!どうかこのイノにお手をお貸しくださいませー!」

「どーするかなー」

形成逆転。まったく、山中が俺に勝とうなんて百年早い。

その後はいつもの通り俺が山中をサスケを餌にひたすらからかって一日が終わった。

そういえばサクラちゃんも同じ班なんだよねー。めんどくさい。

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あきゅろす。
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