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ごちゃまぜどころ
2

「あー…めんどくさー」

あ、思わず本音が。

「シカマルかっ!ってあんたー!何そのテンションの低さー?!このイノちゃんが善意でお花お裾分けしに来てあげたのにぃー!それになにその格好ー!」

ぷんすか怒る山中を見下ろしながら自分の今の格好を振り返って見る。白Tシャツにジーンズ。うん、蛍光色とか正直飽きてるし見たくない。

「どっか変?」

「いや普通にカッコい…じゃなくてー!」

「うるさ。近所迷惑だよ山中。TPO考えて叫んでね。」

「あんたにだけはTPOとか言われたくない!」

「確かに。けど現時点では俺の方が確実に正論だから静かにしようね。てゆうか、もう上がりなよ。そんなに外で叫ばれるよりマシだからさ。」

ほら、と扉を最大限に開いてやると山中は訝しげに俺から視線を部屋にズラして、そして見開いた。

次の瞬間ドタドタと靴のまんま上がりこむ。

この女、靴を脱げ。

言葉を発するのも億劫でそのまま、静かに扉を閉めた。あ、トースト焼いてたんだった。





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