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君のため




 くちゅくちゅと室内でなる水音。沙原の性器を口で扱きながらローションでたっぷりと濡らした尻の穴を指で解す。指を4本も飲み込むそこはさらに太く、固いものを望むかのようにヒクついていた。
 そろそろ大丈夫だろうか、と愛都は尻の穴から指を抜くとベルトを緩め僅かに反応している自身のものを出し、扱いた。

 「沙原君、いれるよ」

 「うん...まなとく...早くっ、」

 熱く固い先端をピタリと尻の穴に触れさせる。沙原は何も言わずとも自身の足を掴み、股を開いて性器と穴を隠すことなく愛都に見せつけた。

 「ぅぐッ、ぁ...あああああッ、あつ、ぃ...ッ、」

 ミチミチと締め付けるそこへ愛都の茂みが尻たぶに当たるほど勢いよく中を突いた。その衝撃に沙原の背は弓なりに反り返り、足の指をピンと伸ばした。

 「もっと...ちょうだい、愛都君をもっと...」

 「...淫乱だね」

 愛都は沙原が求めるままにパンパンと音がなるほど激しく腰を打ち付け始めた。沙原の足を肩にかけ、ベッドに手をつき、ギリギリまで抜いては尻に茂みが付くほど深く挿入する。熱く熟れた性器で何度も何度も前立腺を抉り、直腸まで犯す勢いで最奥を突いた。沙原の中はうねり、愛都の陰茎の裏筋から亀頭、先端それら全てをぎゅうぎゅうと締め付け離そうとはしなかった。

 「ひっあっあっあっ、あああああッ、もっと、もっと激しく...ッ、」

 求められるままに愛都は沙原を犯した。何度も何度も何度も、くちゅくちゅという水音とパンパンと肉を打つ音を響かせながら。
 沙原は口の端から唾液をこぼさせながら恍惚とした顔で自身の尻の穴に挿入される愛都の性器を見続けた。あまりの激しさに泡たつそこを見て沙原は唾を飲み込んだ。

 そんなことを何度続けたか、気が付けば沙原も愛都ももう何度も精子を吐き出していた。
 沙原の尻の穴から垂れ流れる愛都の精子。沙原はそれを指で掬うと口に含んで顔を蕩けさせた。

 「愛都君、もう出ない?でもまだ固いままだ、すごくすごくいい匂い...」

 沙原は愛都の体の上に跨り、愛都の性器のにおいを嗅ぐとそのまま性器に鼻を擦りつけた。

 「ん...ぁ、沙原く、ん...っ、」

 「もっと、愛都君を感じたいんだ。僕の中を愛都君で満たしてほしいよ、」

 クリクリと先端を撫でるように触っては掌でゴシゴシと刺激する。亀頭と先端をしつこいくらいに、イったばかりで白濁に汚れる愛都のそこを。

 「あっ、だめだ...沙原君これ以上は...ッ、」

 愛都の足に力が入るのを見た瞬間、沙原は口角を上げ、自身の尻の穴に勢いよく愛都の性器を突き挿れさせた。

 「ひっ、ああああッ」

 それはどちらの悲鳴だったのか。甘い甘い声。愛都は唖然とした顔で沙原を見つめた。そんな中沙原は最奥を犯されたままぐりぐりと腰を回し中を犯させる。

 「たくさん...たくさん出てるよ、愛都君」

 そういうと沙原はゆっくりと腰を上げて愛都の性器を抜いていく。くたり、と力なく横たわる愛都のもの。そこに...――――

 「ほら、こんなにたくさん僕の中に入ったんだよ」

 ビチャビチャとかかる生暖かい白濁とそれが混じった液体。自身の体の中で潮を吹かせて腹を満たしていた沙原の瞳は純粋に病んでいるように見えた。

 「あぁ、おいしい、すごくおいしいよ」

 白濁と潮で汚れた愛都の性器と腹部を沙原は余すことなく丹念に舐めあげ、そして愛しそうに自身の腹を撫でた。


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あきゅろす。
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