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最後に笑うのは、
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 「あ゛っ、い...痛ッ!!」

 「当たり前じゃん。痛くしてるんだから」

 ずちゅり、と無理に尻の穴に日向の指を突っ込まれる。
 液体も何もつけていないせいで指は中で突っ張り、たった1本だけだったのだが、酷く痛んだ。

 「それにしてもきつすぎ。こんなんじゃ入んねぇよ」

 するとさすがに日向も諦めたのか、立ち上がり穂波をおいてどこかへと歩いていった。


 ― 今の、うちに...


 いくら愛しい日向だからと言ってもこんな形で体の関係をもちたくはなかった。

 穂波は痛む体に無理をして、うつ伏せになり膝を立てると上半身を起き上げさせる。

 「逃げる気かよ」

 「ぅあ゛ッ!...ぐっ、」

 突然背中を蹴られ、不意を突かれた穂波は足は膝立ちのままうつ伏せに倒れる。

 「ひっ、ぁ...つめた...ッ、」

 そして突きだしているような形になった腎部に何やら塗るつく冷たい液体をかけてきた。大量にかけられたそれはとろり、と肌を伝い、床に垂れる。

 「これで少しはマシだろ」

 「ん゛んっ、う゛...ぅぐっ、」

 無遠慮に突っ込まれる指は浅い部分と深い部分を交互に掻きまわす。そのたびに穂波の口からはくぐもった声が漏れ、足の指先はピクピクとヒクついた。

 何度かぬるつく液体を足しては中を犯す指の数は増えていく。比例してそれに堪えている穂波の体力は目に見えて疲弊していった。
 穂波の性器は痛みで萎え、見るからに快感を一度も感じていないというのはまるわかりだった。

 しかし日向は止めようとはせず、ついには4本目の指を入れぐちゅぐちゅと中を引っ掻きまわしてくる。

 いつもは“男役”をやっていただけに、自分の前立腺の位置も分からず、少しも快感を拾うことができなかった。
 そしてこの後、自分の身に訪れるであろうことを想像すれば、体は面白いくらいにカタカタと震えた。

 だが抵抗すれば暴力を振るわれてしまうし、乱暴に行為を進められてしまう。
 そうなってしまうぐらいだったら、少しでも苦痛を少なくして事を終わらせてしまいたかった。

 ― まぁ、一番なのは今すぐこの場から去るということだが...

 「ふっ...ぅう゛、くっ...あ、ひな...た...ッ、」

 「はっ、本当...信じらんねぇな。お前とこんなことするようなるなんて、な」

 そうしてる間にもズル、と全ての指が中から出された。
 ヒクつく穴。次にそこに触れたのはすでに勃起し、熱く昂った固い性器。
驚き反射的に腰を引いて、前に逃げようとすれば腰を掴まれ、後ろに引き寄せられる。

 「ぅ、あ゛、ああああぁぁぁっ!!」

 その拍子に日向の性器は一気に奥まで突きいれられた。
 先程までとは違う、その重量に穂波の口からは悲痛な叫びがあがり、部屋の中に響いた。



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