リクエスト小説
2
「別にいいんだ。だから気にしないで、俺は愛都とそばにいれるだけでいいから」
「...今日、宵人に会いに行ってた。帰り道が渋滞してて帰るのが遅れた。」
「そうだったんだ。大変だったね、あっ、じゃあお腹空いてる?冷めちゃってるけど温めなおせば料理...」
「俺は今日お前と過ごしたかった」
「...愛都、」
「お前がよくても、俺がよくない」
まさか愛都の口からそのような言葉が聞けるとは思わず、綾西は衝動のままに愛都に抱きついてしまった。
「そんなこと愛都に言われたら、嬉しすぎてどうにかなっちゃいそうだよ」
「...そんなこと知るか。いいから離せ。苦しい。」
口ではそう言い、綾西から離れスタスタと居間へと向かう愛都。しかし振り返り際に見えたその顔は真っ赤に染まり上がっていた。
ーー
ーーーーー
−−−−−−−ーー
「はぁ...っ、あ、綾西...んぁ...っ、」
「愛都...好き、大好きだよ...ねぇ、愛都も俺のこと好きでしょ...?俺のこと、」
綾西は愛都の足を抱え直し、張り詰めた熱いものを中へと沈み込ませる。限界まで広げられたそこは、隙間もなくぴっちりと埋められ、それは動く余裕などないように思えるほどだった。
しかし綾西は強引に揺さぶり、中を抉るようにして突き上げる。
「ふっ...ん、ん”...あ、あぁッ、深...」
愛都が感じやすい場所を集中して酷く擦り上げ続ければ、愛都は息も絶え絶えに喘ぎ声を上げた。
「あぁ...っ、あっあっ、あ...イク...イキそ...ぅ、」
「ん...んぁ、俺もイク...」
中を締め付けられながらも、腰を抱え乱暴に掻き乱し、絶頂へとのぼりつめていく。
「やぁ...っ、そこ、触ったら...ぁあ...っ、あっ、あ...ッ、」
脈打つ愛都の欲望を手のひらに包んで、律動に合わせて上下に扱き、ぐりぐりと抉るようにして体液が零れている先端を弄る。
そうすることで、あっという間に高みへと追い詰められた愛都は綾西の手の中に吐精した。
「く...ぅ...っ、あ、」
そして一際強く締め付けられる中、綾西は奥深くまで穿ち、腸壁に熱い欲望を迸らせた。
「あぅ...気持ちい...って、え!愛都!?...気絶、してる?」
ピクリとも動かないその顔は恍惚とした表情をしていた。
「気持ちよすぎてイっちゃった...?」
こんなことは久し振りだ、と気絶している愛都を見て綾西は気持ちを昂らせた。
ーやば、また反応してきた。
「...ごめんね、愛都、もうそこし俺に付き合って...」
そう言うや否や、綾西は気絶している愛都の足を抱え直し、再びゆっくりと中を抉り始めた。
愛都の意識が戻らぬまま続く律動。
「好きだよ、愛都」
綾西の肩の上では愛都の足がゆさゆさと揺れ続けた。
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