リクエスト小説 岡さん “協和音” 土屋エンド/執着/ヤンデレ/土屋×渉/R18 「 俺のところにおいで 」 俺に手を差し伸べ、そういったのは土屋。 「 俺がずっと渉君のそばにいてあげるよ。何も怖がることはない。君はただ俺と一緒にいてくれればそれでいいんだ 」 付け加えられた言葉はそれだけ。だから俺はその手を取った。 ―それなのに、 「渉君、携帯貸して。―――...うん、よし完了っと。...え、何したのって?あぁ、渉君の知ってるメアド、俺以外の全部消したんだ。だって、必要ないでしょ?俺がいるんだから 」 土屋は、 「なぁ、同じクラスの生徒と口を利いていただろう?...ダメじゃないか。どうして俺以外の人間と口を利くんだ。明日からは絶対に口を効いちゃいけないよ 」 どんどんと、 「あぁ、イラつく。渉君を見るあいつ等の目。渉君を瞳の中に閉じ込めていいのは俺だけなのに 」 俺を異常なほどに束縛して、 「渉君、今日から君はもう学校に行ってはいけないよ。大丈夫、もう退学届けは出したし、ご両親からの許可ももらったから。」 俺の全てを支配した。 「これでいいんだ。渉君は何も悩むことはない。ただ、あの3つの約束だけは守ってね」 ― 1つ、土屋以外の人間と話をしてはいけない。 ― 2つ、マンションから外へ出てはいけない。 ― 3つ、土屋の言うこと全てに従う。 それが俺と土屋の間で交わされた約束。 「渉君なら守れるよね?」 土屋の問いに頷く俺。 そうして数年が経ち、今の俺を知る人物はこの世で土屋だけになってしまった。 [次へ#] [戻る] |