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ナイト〆ア文庫
幻想の異世界
絶望の縁に立たされていた。
仲間を助けたい。
しかし、扉は鍵で閉まっている。







デデデ「これは、マズいZOY………」
カービィ「なんとかならないかな?」
ワドルディ「助太刀を、連れてきました!」
デデデ「?」
連れてこられたのは、強盗犯のタックだった。
デデデ城の牢屋に入れられていた。
デデデ「おい、何故そいつを、牢屋から出した!」
ワドルディ「すみません。しかし、この方なら鍵を開けられるはずです。警備も万全ですので。」
デデデは、少しばかり悩んだ。
デデデ「…………よろしい。ならとっとと鍵を開けて、牢屋に帰れ。」
タック「へいーっす。」
アドレーヌ「私は、何をすれば………」
タック「じゃあ、針金を出してくれ。」
カービィ「定番の奴か。」
するとアドレーヌは、針金の絵を素早く描き終えた。
アドレーヌが画板の裏側を軽く叩くと、絵から針金が飛び出してきた。
タック「あんたの力は、すごいなー。いつか、わいの味方になってくれんかのう?」
アドレーヌ「無理です。」
タック「あっ、そうですか。」
あっさり断られた。
タック「開きましたぜ。」
カービィ「ないす!」
針金で鍵を開けるやいなや、タックはワドルディたちに捕獲された。
タック「待ってくれ!あの、絵描きさん。名前を教えて…………あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………」
ご愁傷さまです。

扉の向こうには、空が広がっていた。
デデデ「それじゃあ、行くZOY。」
デデデの目は鋭かった。
カービィ「すべては、HRの為に……」
若干、汗をたらすカービィ。
アドレーヌ「ふぅ………」
自然と、溜め息が漏れるアドレーヌ。

デデデ「突撃ZOY!!」
デデデは、重いハンマーを持ち上げてそのままダイブ。
カービィ「防御体勢!!」
カービィの姿が、たくましいマッチョ像になった。
アドレーヌ「それっ、」
アドレーヌは少々怯えていたが、覚悟を決めてダイブした。







先に着陸したのは、デデデであった。
デデデ「よっ!と」
いつも大ジャンプしているので、着地には問題が無かった。
しかし、問題は次の着陸者にあった。

デデデ「のどかなも…ゴフッ!!」
「森だな」と言おうとしたとき、マッチョ像がデデデに降りかかったのだ。
デデデ「……………………」
カービィ「ごっめーん。当たったぁ?」
返事がない。気絶しているだけのようだ。
遅れてアドレーヌが、パラシュートを開いて降りてきた。
アドレーヌ「来たのはいいけど、ここからどうするの?」
カービィ「聞き込みしかないっしょ?」
アドレーヌ「まぁ、そうだけど……………………デデの旦那はどうするの?」
カービィ「放っとく!」
アドレーヌ「それでいいのか!?」
カービィ「しかし、誰もいない。」
生き物の気配すら感じないので、どう聞き込めばいいのか分からないのであった。
カービィ「……………はっ!!」
アドレーヌ「どうしたの?」
カービィ「コピーの素DXがない!!」
アドレーヌ「えっ?」
解説
カービィはコピーの素DXを体内に入れ混むことにより、コピー能力をいつでも出すことが出来る。
カービィ「アドレーヌ。コピーの素描けない?流石に素っぴんじゃ、心配だよ。」
アドレーヌ「うーん、一つなら描けるけど………」
カービィ「お願いします。」
アドレーヌは絵描き作業に入ったが、すぐ終わった。
カービィ「速いっすな。」
アドレーヌ「これでいい?」
カービィ「そんじゃあ、いただくぜ。」
カービィが手に入れたコピーの素は、「コピー」であった。
アドレーヌ「ごめん、あんまり役に立たないやつで。」
カービィ「大丈夫だよ。それに、吸い込む手間が省けるし。」
そんな話をしていると、デデデが復活した。
デデデ「ん、わし寝ていたのか?」
カービィ「コピー!」
デデデ「ま、眩しい!」
カービィの出す不思議な光で、デデデは目潰しを食らった。
デデデ「今日は散々な目にあうな………」
カービィ「何だかんだいって、ハンマーがかなり使い易いもんな。」

ハンマーをコピーしたカービィは、何かを見つけた。
カービィ「あの神社は…………」
アドレーヌ「絶対、人いるよ。」
デデデ「情報を聞きに行くのか。」
カービィ「そうなるね。」
というわけで、3人はすぐさま神社へと向かうのだった。






カービィ「なんだ、この紙?」
そこに、カービィが見つけた紙が一枚
アドレーヌ「この世界のルールかしら?」
紙にはこんな内容が………


幻想卿の快適な生活を実現するために…

・この世界には、人間の他に妖怪、鬼、神、妖精などがいます。
これらの種族の違いを、互いに理解することが大事です。
・生活すると、どうしても揉め事が発生します。
そんなときは、弾幕ごっこで決めましょう。
ちなみに、弾幕ごっことはバトルを遊びにしたものです。
・能力の名前は「〜程度の能力」のような形式でつけられます。
例)能力をコピーする程度の能力
  ハンマーを扱う程度の能力
  絵を具現化する程度の能力
・お前らだけが空飛べると思ったら、大間違いだぞごるぁ!
・幻想入りの犯人は大半八雲紫のせいだ。僕を憎むな。
ナイト〆アより


カービィ「僕たちが読むの、分かって書いてるよね?」
デデデ「あぁ。しかも、最後ら辺雑だし。」
アドレーヌ「てか、ナイト〆アってだれ?」
カービィ「気にすんな。皆、同じ考えだよ。」

しばらく歩くと紙がまた一枚。


弾幕ごっこ十ヶ条
(ナイト〆アなりにアレンジしました。)
1.スペルカード(技)を使うときは、宣言する。
2.スペカが無い場合、適当に名付けてそれを使え。
3.一試合のスペカの使用は、一枚一回まで(例外あり)
4.スペカが無くなった場合、敗符「悪足掻き」を使用。
5.弾幕ごっこは1対1、または2対2。
6.バトルを遊びにしたものだけど、殺したら平和じゃ無い。
この小説にR指定がつかないように、殺したら反則。
7.ザラキーマは禁じ手。
8.敗者は、勝者の指示に従う。
9.ルールを守って楽しく乱闘しよう。
守らなかったら、反則負け。
10.勝者だからといって、無茶ぶりは止めよう。限度をわきまえて。


デデデ「戦闘のルールが書いてあるのか。」
カービィ「これに勝てば、権力をもらえるのか!?」
アドレーヌ「限度をわきまえてって、書いてあったでしょ。」
しばらくして、カービィが発言した。
カービィ「デデデ、弾幕ごっこしない?」
デデデ「急だな。」
カービィ「いや、練習はした方がいいって。」
アドレーヌ「でも揉めてないけど、いいの?」
カービィ「いいよ。遊びだから。」
アドレーヌ「まぁ、遊びだけどさ……一応迷惑だし………」
デデデ「あそこに人がいるZOY。」
カービィ「許可でも取るか。」
たまたま、黒い尖り帽子を被った少女が通り掛かった。
カービィが、初めてでよく分からないので、弾幕ごっこを練習したいけど、何処でもやっていいのか、と問いかけた。
迷惑でなければ、別に構わないという答えが出た。
だが、その少女は好戦的だとは全く思っていなかった。
練習相手になる、と言われた。

カービィ「ちょ…………」
勝てるのか、カービィ?
別に大事な試合じゃ無いけど。

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あきゅろす。
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