- Maid in the Dark -
3.<冥奴の章・前>(4)
「玲華……さま」
「そうよ。こう見えてもあなたよりだいぶ年上よ」
お嬢様のことは先輩メイドたちから少し聞いていた。
結い上げた金髪は外国人の母親ゆずりらしい。
子供のような体型だった。
とても年上には見えないが、事故の後遺症でそうなっているということだった。
胸が膨らみはじめたばかりというところで成長が止まっているようだ。
股間からそびえ立つ二本の男性器だけが異様だった。
未発育の少女の躰とのアンバランスさがそれをより凶悪なものに見せていた。
「原液を投入してこんなに落ち着いていられるなんて素晴らしいわ」
玲華が真奈を見下ろして、ニィと唇の端を上げる。
その隙間から発達した犬歯がちらりと見えた。
「あなたの中に注入した淫魔のエキスをコレで奮い立たせてあげる」
玲華は二本の肉茎をビクンと震わせた。
真奈はソレから目が離せなかった。
人と違う身体的特徴をあまりジロジロ見るものではない、とは思っていたが目をそらすことができなかった。
「ひ……」
躰がブルブルと震え出した。
淫魔がどうという話がなんのことを言っているのかわからなかったが、ソレを使ってセックスをするのだということは理解できた。
……初めてなのに……そんなに大きいモノを……一本だけでも無理……。
「最初の体位は決めてあるの。後背位よ」
「コウ……ハイ……」
「四つん這いになるのよ」
未経験だがどういう体勢なのかはわかった。
「後ろから入れるわ、見えないほうがいいでしょうから。詩織は血が出るところを見ていて失神しちゃったのよ」
メイドたちの間から「フフ……」と笑い声が聞こえる。
彼女たちの中では笑い話になっているようだ。
真奈は言われるまま前の床に両手をついて四つん這いになった。
……こんなもの……入るわけない……。
そう思いつつも逃げ出すことができない。
拒絶している自分の中から性の快楽に対する激しい欲求が湧いてきて、正常な自分を飲み込もうとしていた。
否、意思はすでに逆転しているといっていい。
恐ろしくて躰は震えているのに、秘裂からは粘液がとめどなくあふれて、挿入によってもたらされるであろう快感に期待を高めていた。
玲華が真奈の後ろに膝をついた。
「……いい子ね」
臀部を手のひらでなでる。
もともと肉付きのいいほうではなかったが、投薬後には大幅に丸みが増していた。
「まずは、上のペニスを前に……ヴァギナに入れるわよ」
閉ざされた割れ目を玲華の先端が上下になぞる。
「ひいぃ……」
この巨根による処女喪失にはどれほどの痛みを伴うのかと、躰は恐怖にすくんでいる。
しかし、秘裂は「早くちょうだい」と言わんばかりに、にちゅ、にちゅと音をたてている。
真奈は自分の躰がどうなっているのかまったく理解できなかった。
「あなたたちが楽しんでいる間、わたしはずっと我慢してたのよ。これからは存分に楽しませてもらうわ」
玲華は片手で真奈の腰を掴み、もう片方の手で極太の肉塊を握り、グイと腰を突き入れた。
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