時間遡行者の反逆
4.
「ああっ、スゴイよほむらちゃん!」
それから約一ヶ月後、まどかはほむらの与える悦楽に溺れていた。
倒壊したビルの谷間、ふたりは対面座位で繋がっていた。
胡座をかいたほむらの肩に手を回し、抱き合うように密着したまどかが激しく腰を振っている。
ほむらはまどかの体内に挿入した肉茎をさらに奥へ奥へと絶え間なく突き上げていた。
「あっ、あっ、しゅごいっ! ほむらちゃ……しゅごいぃぃぃぃっ!」
人影は他になくまどかの絶叫に近い喘ぎ声だけが響いている。
最強の魔女「ワルプルギスの夜」の到来によって、街はすでに廃墟と化していた。
「ああああイグイグ! おまんこまらイグゥゥゥ!!」
まどかはだらしなく涎を垂れ流しながら天を仰ぎ絶頂に達した。
「くっ」
それに追い打ちをかけるようにほむらがまどかの膣内に大量の白濁液を注ぎ込む。
「アヒッ、アヒイィィィィ!!」
まどかはほむらの爆発を体内で受けて、全身をガクガクと震えさせながらさら高みへと昇りつめていった。
「まどか……」
ほむらは、舌をだらりと出して白目をむいて気絶しているまどかを愛おしげにぎゅっと抱きしめた。
「調教というなら完全に成功したようだね」
そのほむらに白いリスともウサギともつかぬ生物が近づいてきて声をかけた。
「でも、ワルプルギスの夜をこのままにしてていいのかい?」
少女から魔法少女へと「孵化」させる役割を持つインキュベーターのキュゥべえだった。
「ワルプルギスの夜? もう、そんなものどうでもいいわ」
「え……?」
「私は何度でも繰り返す、この一ヶ月間を。本当なら一度しか奪えないまどかの処女を何度でも味わえるのよ。そして次はもっと上手くなる。その次はもっと……そうやって、まどかを永遠に私だけのものにする。それ以外のことに興味は無いわ」
「一ヶ月間? 君の能力は時間を止めるだけじゃないのか? まさか」
ほむらは左手の盾に手をかけキュゥべえを見下ろした。
「じゃあ、一ヶ月前に会いましょう」
「時間遡行者……暁美ほむら」
キュゥべえの声を背に受けながら、ほむらは時間を遡った。
鹿目まどかと永遠に出会い続けるために。
時間遡行者の反逆
END
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