時間遡行者の反逆
2.
ほむらもまた魔法少女の格好をしていた。
「まどかを魔法少女にはさせない。巴マミ、まどかをあなたの慰み物にはさせないわ」
ふたりに歩み寄って、いつも通り冷淡な口調で言った。
「そ、そんな……私は鹿目さんを慰み物になんか」
「巴マミ、あなたはまどかを連れ回しながら夜な夜なまどかを犯す妄想に耽っていたわね。その凶悪なモノをまどかに咥えさせ、処女を奪う瞬間を想像しながら自慰行為を繰り返していた。違うかしら?」
「そ、そんなこと……」
マミは口ごもった。
「弁解できないようね」
「えー」
「ち、違うのよ鹿目さん! 私独りの夜が寂しかったからつい……想像するだけなら自由でしょう?」
「そんなにやりたいのなら私が相手をしてあげるわ。まどかには指一本触れさせない」
「え? 暁美さん、あなたが相手って……あひいいいいいいい!」
突然、マミが悲鳴を上げて仰け反った。
ゴツンと後頭部を地面に打ち付け、ガクガクと上下する腰の先端からは噴水のように勢いよく白濁の粘液が何度も噴き上がった。
「エッ、な、何? マミさん大丈夫ですか!」
まどかは何が起きたのかわからなかった。
「開放型の電動オナホールでそのだらしないモノを高速で百回しごいたわ」
気づかぬうちにまどかのすぐそばにほむらが来ていて、ハンカチで手を拭っていた。
「えっ、いつの間に?」
瞬間移動というだけではマミの状態が説明できない。
「まさか……時間を止めて?」
どうやら、それがほむらの魔法少女としての能力のようである。
「ええ、これまでは止まった時間の中で相手に触れると、その相手の時間停止も解除されていたけれど『いろいろ努力して』その弱点を克服したわ」
「こ、細かい説明はないのね」
「その必要はないわ」
一瞬、点滅するようにまどかの視界からほむらが消えた。
そして、現れたときは頬が紅潮しやや息遣いが荒くなっていた。
まどかの肩にほむらの手がかかっている。
「え!?」
まどかはあたりを見回した。
「止まってる……」
「そう、いま世界中で動いているものはわたしとわたしが触れているあなただけ」
マミがうつ伏せの状態で膝を曲げ腰を高く上げていた。
ほむらの言う通りピクリとも動かない。
「マ、マミさん……?」
「今度は前後の穴にたっぷりと射精したわ。そして、時は動き出す……」
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