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時間遡行者の煩悶
2.

 「な……なんで、こんなことになっているの……?」

 時間を遡(さかのぼ)る能力を持つ魔法少女暁美ほむらは、鹿目まどかに出会って最凶の魔女「ワルプルギスの夜」に敗れるまでの一ヶ月間を繰り返していた。
 もう何度目かまどかと出会い、どうしてもワルプルギスの夜を倒すことができず時間を遡る。
 そしてまたまどかや他の魔法少女との出会いからやり直す。
 同じ時間をなぞることでもうたいていのことは知っているはずであった。

 「キュゥべえがやってくれたのよ」

 マミがへたり込んだまま、顔だけをほむらに向けた。
 魔女と戦っているとき以外はやや目尻の下がった温和な表情をしている。
 それが、年齢以上の色気を感じさせた。

 「キュゥべえが……?」

 ほむらは眉を寄せた。
 キュゥべえ――インキュベーターとは名前通り少女から魔法少女へ「孵化」させる役割を持つものである。
 小動物のような愛らしい姿をしているが、彼らがただ慰めのためだけにそんな行動をするわけがないことをほむらは知っていた。

 「孤独な戦いを続けるわたしたち魔法少女が、せめて自分たちの間でだけでも慰め合えるようにって」

 ……キュゥべえ、何が目的なの?

 まどかが上体を起こした。
 躰を動かしたせいか、また秘裂からブリュ、と白濁液が漏れる。

 「ほむらちゃんも思ってたでしょう? マミさんってこんなにおっぱいが大きいんだもん、おちんちんが生えてないわけないって」

 股間の肉茎はより一層硬さを増したように見える。

 「まどか、何を言って……」

 「あたしでマミさんを少しでも慰めることができたらいいなって思ったの。だから、あたしもこれを付けてもらったの」

 まどかは自身の肉茎を擦りながらうっとりと目を閉じた。

 「鹿目さん……」

 マミは両手で口元を覆い涙ぐんでいた。

 「マミさんほど大きくはないけど……とっても硬くって……すごく、気持ちいいよ」

 「鹿目さんカウパー腺液が大量に溢れ出していてとても辛そうね。続けましょうか」

 「ティヒヒ……今度はあたしの番だね」

 まどかはマミの後ろへ回り込んだ。
 マミも笑みを浮かべて両手を着き尻を上げる。
 ほむらのことはそっちのけでふたりともこの行為に没頭していた。



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