* Succubus chronicle * 淫魔女王と女剣士(後) 「ま、鬼でも悪魔でもいいけどね」 淫魔はなんと言われようとまったく意に介さない。 そうこうしているうちにアベルは三度目の射精を迎えようとしていた。 「ウオオォォッ!」 自らの精液で真っ白くなったペニスを姉の体内の奥の奥まで突き入れる。 「だめ! だめだったらぁ……はぐぅ!!」 ソフィアは目を剥いた。 許容量を遥かに越える精液が注入される。 「らめ……ぁが、が、が、が、が……」 「いいわ……いいわよ」 淫魔は身をかがめ、ソフィアの膨らんだ腹を優しく撫でた。 そして少し後ろに下がり、自分の胸や股間を愛撫し始めた。 「アベル、全部出したならおどき。これからはお姉ちゃんの見せ場だから」 すべてを出し切ってようやく萎えて来たアベルは、言われるがままにペニスを引き抜き後ろに下がった。 「あっ、あっ、だめ! でっ、出るぅ!!」 ソフィアの中からアベルの放った全精液が逆流してくる。 それを堪えることは当然彼女には出来なかった。 「いやああああああ!」 白く太い噴水が高々と噴き上がった。 「あはははは……素敵、素敵よぉ、ソフィアお姉ちゃん!」 淫魔がけたたましく笑う。 「お姉ちゃん」と言われて、ソフィアは弟に見られていることに改めて気が付いた。 「い、いやっ……見ないでっ、見ないでぇっ……うぶぅっ!」 白い噴水は頂点まで達すると、ソフィアの顔と躰に降り注いだ。 「うぶ、げはっ……がはっ!」 全身があっという間に白く生臭く染まってゆく。 やがて噴射が終わると、淫魔はソフィアに近寄り白く汚れた尻を撫でた。 「お尻開きっぱなし……まあ、あれだけ突きまくられりゃすぐには閉じないか」 「くっ……」 ソフィアは精液まみれになりながらようやく開く目で淫魔を睨んだ。 しかし、淫魔は涼しい顔である。 「とても素敵なショウだったわよ。おかげでほら、こんなに興奮しちゃった」 淫魔は見せつけるように腰を反らした。 ソフィアはそれを見て「ひっ」と息を飲んだ。 淫魔の股間からは太く逞しいペニスがそそり立っていた。 「これで種付けしてあげる。アベルちゃんに負けないくらい射精して、一発で孕(はら)ませてあげるからね」 「ヤ、ヤメテェ……」 ソフィアはぶるぶると震え出した。 受精させる、淫魔の言うことが決して嘘ではないと確信出来たからだ。 「心配しないで……最初は少し痛いかもしれないけど、すぐに涙を流しながら『もっと、もっと』って言うようになるから」 「お願い、ヤメテよぉ……」 ソフィアは哀願した。 孕まされた上に快楽の虜となる。 今になって淫魔の本当の恐ろしさがわかった。 だが、淫魔はあいかわらず聞く耳をもたない。 「その頃にはアベルちゃんが復活してるだろうから、あたしの代わりに前をやらせてあげる。心行くまでふたりで再会を祝うがいいわ」 淫魔は秘裂に怒張した先端をあてがい、何度か感触味わうように縦筋に沿ってニチュニチュと動かしたあと、角度を決めて挿入を開始した。 「いやああああああ!」 「あははははは……!」 洞窟の中、女剣士の悲鳴に淫魔の笑い声がかぶさっていった。 『淫魔女王と女剣士』 END [*前へ] [戻る] |