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Resurrection extend Metamorphose
extend Refrain(3)

 未空はググッと尻を久魅のほうに持ち上げた。
 久魅は腰をゆっくり前後に振り、男根に愛液を塗りつけている。

「ああ、久魅ちゃん……」

 未空はせつなげな声をあげた。

「フフ……そんなおもちゃより、あたしの生ちんぽがほしい?」

「ああん、ほしいよう」

 久魅はスッと腰を引くと先端を秘裂に押しつけた。しかし、すぐには挿入せず、割れ目を縦になぞっている。
 未空の中からあふれ出す愛液でにちゅにちゅと音がする。

「いやぁ! 入れてぇ! 久魅ちゃんの生ちんぽ! 生ちんぽ! 生ちんぽぉ!」

 未空は腰をくねらせながら久魅のほうへ押しつけた。

「うふふ……淫乱ねぇ」

 久魅は未空の尻を手で両方に開くと、とろとろの入り口に先端をあてがい、花弁をグイと押し広げた。
 ズズズ……と挿入が開始される。

「ひぃうぅ」

 久魅のモノは未空のディルドより大きかった。
 未空は額をベッドにこすり付けるようにして耐えている。
 久魅はあるていど入れると少しもどし、それをくり返して愛液を潤滑させながら奥へ奥へと入れていった。
 ぐりっ、と最深部に到達する。

「あうっ……も、もういっぱい……とどいてるぅ」

「まだまだ。ここからさらに掘っていくわよ」

 久魅はリズミカルに抽送を開始した。

「ひぃう! ひぃう!」

 未空も我慢することなく声をあげる。
 突き入れるたびにどんどん奥へと入っていき、ついには根もとまで未空の体内におさまった。

「まだまだ! ここからここから!」

 久魅は前後の動きを速め、腰を尻の肉にパン、パンと打ちつけた。

「ひい! すごい! はげしいよう」

 入り口から再奥まで、長いストロークを素早く動かしていると、お互い快感が頂点に達してきた。

「あっ、も、もう……!」

「ああっ、どんどん締めつけてくる! ミクちゃんのおまんこが、生ちんぽぎゅうぎゅう締めつけて射精おねだりしてる。いいわ、いっぱい出してあげるからね」

 久魅は未空の腰をつかんだ手にぎゅうっと力を込めて射精運動に入った。テクニックなど関係なしにただひたすら激しく突きまくる。

「ひぃいいいい! イグ! イグ! イギュうぅうううううう!」

「出るっ!」

 久魅はドスンと一番奥まで突いた。

「ひがっ!」

 プシャッと結合部から液体が噴き出した。
 そのあと、びゅるっと白い粘液が出てくる。それは、久魅が脈動するたびにびゅっ、びゅっとあふれ出た。

「あ……あ……これ、好きぃ」

 久魅の脈動を膣内で感じ、たっぷりの精液を受けとめる。多すぎて下腹部がズンと重くなっている気がする。
 お互い「ふーっ、ふーっ」と荒い息を吐いている。
 ある程度息が整うと、久魅は未空の中からゆっくり引き抜いた。
 栓をしていたものがなくなると、秘裂からどぷっ、どぷっと白濁液がとめどなく流れ出た。

「ねぇ、ミクちゃん。こっち向いて」

 久魅はベッドの上に立ち上がって未空に声をかけた。
 未空はまだ絶頂の余韻から醒めていないようで、緩慢な動作でふり向いた。
 ぺたんと座ると、目の前に粘液まみれの久魅のペニスがある。大量に射精したがまだ硬さを維持したままだ。

「口でして」

 久魅が短く言うと、未空は根もとに両手の指をかけ先端を口に含んだ。
 「もっ、もっ」と音をたてながら頭を前後に振り、なるべく喉の奥まで飲み込もうとする。
 しばらく満足げに見下ろしていた久魅の手が、一瞬、素早く動いた。
 握った手を開くと、小さな金属片のようなものがあった。

「?」

 精密な機械にも見えるが、なんなのかはわからない。
 どうせ壊れてしまっているようなので、邪魔にならないよう、ぽいと部屋の隅に捨てた。
 あらためて、未空のフェラチオに集中していると、呼吸がまた荒くなってきた。
 久魅は熱い吐息を漏らしながら、未空の頭に手を乗せやさしく押した。未空の口から今度は唾液まみれになったペニスがぬぽっとあらわれる。
 久魅はぬるぬるになったそれを息を乱しながら手でしごいた。
 未空はつぎになにが起こるのか察して、目を閉じて顔を上に向けた。

「顔射は嫌じゃなかったの?」

 久魅がやや前かがみになって自分のモノを激しくしごきながらたずねる。

「嫌じゃない。久魅ちゃんのなら嫌じゃないの。もっとかけて、どろどろにして、いっぱいエッチなことして」

「ほんと……淫乱ねぇ。可愛いわ。じゃあ、お口も開けて」

 未空は言われるがまま口を開けて、下唇の上に舌を乗せた。さらに胸の下で手のひらを上に向けてすべて受けとめる格好である。

「……いっぱい、出してあげるからね……んっ、出る!」

 ガチガチに張り詰めた肉茎の先端から、びゅうっと白く太いマグマが噴き出した。
 それは久魅が「んっ、んっ」と声を漏らすたびに、二本、三本と未空の顔に筋を引いた。口の中、舌の上にもたっぷりと降り注ぎ、すぐに未空の躰は白濁液でどろどろになった。
 噴火が落ち着くと、久魅は「ふう」と息を吐いて膝をついた。

「とってもエッチよ、ミクちゃん」

 そう言って、未空の唇に自分の唇を重ねた。口内に溜まった精液をお互いの舌で絡め合う。
 そうしながら、久魅は未空の乳房に手をあて、粘液を塗り込むように揉みしだく。
 未空は久魅の股間に手を伸ばし、いまだ萎えることのないイチモツを両手で愛撫した。



「どうなってる?」

 綾瀬綺良が考えていたとおり、それを監視するものたちがいた。
 未空の部屋の各所には監視カメラが設置されており、各機器から送られた映像は陰陽庁でモニターされていた。
 そこには未空の痴態が映し出されていた。自慰行為をしている。
 それはわかるのだが、まるで性交しているような動きだ。
 画面には未空ひとりしか映っていないというのに。

「フライカメラ起動」

 固定カメラのほかに移動式カメラも隠してあった。
 二センチ四方ほどの立方体が小物の隙間から飛び上がる。
 ゆっくり空中を移動し、未空に近づいていく。
 しかし、突然映像が途切れてしまった。

「なんだ、故障か?」

「わかりません……」

「綿瀬久魅の件もある。踏み込んでくれ」

 監視員は、現場の職員に指示を出した。
 すぐに男女二名ずつの四人の職員が未空のマンションに到着した。
 マンションは省庁が職員のために階ごと買い取っているので、鍵などあって無きが如しであった。
 女性職員が未空のいる寝室に踏み込んだ。いるのはやはり未空ひとりであった。裸だったため、男性職員にはほかの部屋の調査を頼んだ。

「綿瀬未空さんね。本庁の指示できました」

 女はIDを見せながら言った。

 未空はベッドの上にぺたんと座ってきょとんとしていた。

「なにか……その、変わったことは」

 未空は黙って首を横に振った。

「そうですか……あー、えーと」

 女同士とはいえ相手が全裸なので女は視線のやり場に困っていた。

「オナニーしていたの」

 未空はぽつりと言った。

「ああ、はい……」

 たしかに汗と体液のにおいがする。
 そのときほかの部屋を調べていたものたちがもどってきた。
 それぞれトランシーバーのような機械を手にしている。それを見せながら「なにもない」というふうに首を振った。
 それを受けて女は未空に「なにかまちがった通報があったみたい。すぐに撤収します」と言った。

「その……なんか、ごめんね。じゃまして」

 オナニーの最中の部屋に踏み込むなど最低の行為だと女は自覚していた。


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