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淫獣たちの森
1.猛獣活用法(8)
 淫獣は<魅了>の呪文によってソフィに支配されている。
 しかし、彼女は現状では細かい指示を出すことは出来ない。
 「もっと快感を」と望めば、淫獣はそれに反応するのである。
 そして、彼女の欲求はいまだ満たされていないようだった。

 ドクッ……!

 激しく出し入れを繰り返していた触手の先端が爆発したように感じた。

 「ひぃっ!」

 淫獣が分泌する粘液の中でも特に濃いものが、ソフィの体内に勢いよく放出された。
 生殖能力はないが、一端局部から吸収してしまうと人格を崩壊させ快楽の虜にしてしまう危険なエキスだ。
 それが今、ドクドクとソフィの中を満たしていた。

 「あ、あ……が……」

 同時にソフィは何度目かの絶頂を迎えた。
 達する毎に快感は高まる。
 彼女は白目を剥き、涙と涎を垂れ流しプルプルと小さく震えていた。
 淫獣を使った性欲処理とはいえ、傍目から見れば淫獣に犯されているようにしか見えない。
 しかも、特濃エキスを注入され、快楽地獄に引きずり落とされた末期段階だ。

 「もっとぉ……もっと、ちょうだい……」

 譫言(うわごと)のように唱える。
 もちろん淫獣は彼女の精気を絞り尽くすことに乗り気だ。
 エキスを放出した触手が一度引き抜かれる。

 「あんっ……」

 ゴボッ、という音とともに、彼女の中から大量の粘液が溢れ出し、びちゃびちゃと地面を濡らした。
 触手は男根と違い、エキスを放出しても固さを失うことはないが、これでは不足とみたのだろう、次に侵入してきたものは二周りほど太いものだった。

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あきゅろす。
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