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淫獣たちの森
2.犬の飼い方(1)
 猫型の亜人種であるニケは眼前のおぞましい行為におののきながらも、目を離すことが出来ずに、硬直した自分のモノをひたすら扱(しご)いていた。
 彼女はこの世界の亜人種によくある<両性具有>だった。
 手の中の灼熱したそれは、女僧侶の痴態に興奮し、すでに何度となく精液を放っていたが、いまだ萎える兆しを見せない。

 ……ああ、ソフィ……あたしもソフィの中に入れたいニャ……。

 ニケは本来、女性人格として生きてきたが、目の前の女僧侶と出会ってからは、ほとんど男性器しか使っていない。
 女性器はごくまれに、ソフィに<おしおき>と称してなぶられるときに使うくらいだった。

 「ひっ……ひぃぃ!」

 ニケの三角形の耳に、ソフィの悲鳴が絶え間なく聞こえてくる。
 無数の触手によって大股開きで宙吊りにされた女僧侶は、アナルから例の節のある触手を挿入され、また下腹部を膨らませていた。
 ブチュ、ブチュ、ブチュ……と節を引き抜かれ、何度も何度もバキュームされる。
 もう彼女の腸内には淫獣の粘液しか残っていなかった。
 そして、完全に空になると、またエキスを満タンに注入されバキュームを繰り返されるのである。
 秘裂は極太の触手で歪(いびつ)に拡張され、下腹部を突き上げられる度にその縁から淫獣のエキスと愛液の混合物が吹き出した。

 「も、もう、これ以上は……狂う、狂っちゃう」

 ソフィはネットリと粘液の絡み付いた髪を額や頬に張り付け、子供がイヤイヤをするように首を振った。
 ニケには、その姿がすでに狂人のようにも見えた。

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