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八百屋くんと魚屋さん
3



「んんんんんっ、っとー!今日も働いたー」



大きい伸びをして自分の部屋でくつろぐ体勢をつくる。



「今日は珍しく学校から課題出てねえし、スマ○ラでもやるか...よっこいせ」



やっぱカー○ィだな。強えしかわいいし。



「ほっ、よっと...よっしゃ!」



一人で夢中になってたから気づかなかった。



俺の部屋にあいつが入ってきてたことに...




「ふっ...」



「うひょお!!??」



いきなり誰かに耳に息を吹きかけられて面白過ぎる叫び声をあげてしまった。



くそ、振り向かなくてもわかるぜ...



こんなつまんねえイタズラすんのは



「涼てめえ!!ふざけんなよ!!」



「相変わらず反応おもしろすぎるだろ、なつめ」




やっぱりな!



「やめろって毎回言ってるだろうが馬鹿!」



「やだって毎回言ってるじゃんお馬鹿さん」



「てめえ...!」



こいつ俺をからかいやがって...!



こいつは相手するだけ無駄に体力削るだけだからもうガン無視しようそうしよう。



「.........」



「おーい、なつめー」



「.........」



「また無視か...」



「.........」



まあそろそろ諦めて涼も帰るだろ。



ギシッ ドサッ



「ふぇ?」



「やっとこっち向いた」



あー、涼のムカつくぐらい整った顔越しに見慣れた俺の部屋の天井が見える。



つまり、またこいつに押し倒されてる状態なわけか。



こいつ、よくこういう行動するけど、なんでされるのか意味わかんねえんだよな毎回毎回。



「どけ、スマ○ラ出来ねえだろ。今こうしている間にも俺のカー○ィが吹っ飛ばされてんだ」



「スマ○ラ本当に好きだねなつめは。ねぇ、それよりもっと楽しいことしようよ」



そう言って涼が更に顔を近づけてくる。



こいつ、幼なじみだからって最近スキンシップ激しいなおい。










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