八百屋くんと魚屋さん
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「いらっしゃい!!今日はちょーみずみずしい大根が安いよ!」
「あら、じゃあ1本頂こうかしら」
「毎度ありぃ!ありがと、オネーサン」
「やだ、お姉さんだなんて、ふふっ」
俺は八田なつめ。
何してるかって?
いつも通り、店番中!
俺の家は八百屋をしてて、学校から帰ったら、店を手伝ってるんだ。
「ありがとね、はいお釣り!」
「また来るわね」
「おう!待ってるよ」
よっしゃ、やる気出てきたぞー!
まだまだ頑張「イラッシャイマセー」
「「「「「「「きゃあああああ」」」」」」」
「うお!!」
このやる気のないカタコトの『イラッシャイマセ』は・・・・・・
あいつだ・・・!
向かいの魚屋を見るとやっぱりあいつがいた。
しかも女子に囲まれてやがる・・・
「ねーねー黒瀬君、今日はどの魚がオススメ?」
「あたし、黒瀬君のためなら毎日魚食べちゃう!」
「きゃー!黒瀬君こっちむいてー」
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