☆ササメモリアル☆
■笹目とカセンD(学パロ)■

■パタン・・・・・・
ドアを締めて外に出ると外は肌寒い・・・・・・・と言った以上に寒かった。

「あ・・・あの・・・・//!!!!!」
カセンが振り返って戒に何かを言おうとする・・・・・・・
が。その前に戒に背中から抱きしめられた。

「なんでそんなカッコでくるんだよお前・・・・・・・・・・///]

はぁあ・・・とため息が聞こえたのでカセンのコメカミに筋が入る

「ちょ・・・・それどういう意・・・・・//!!!!!!!!」

”味・・・・・!!!”振り返って振りほどくともう一度正面から抱きしめられた。

「・・・・・・・・・・んな格好でその辺歩かれたら心配にもなるだろう・・・・・・・・・」

”もう人目につくところでそんな格好してんじゃねーよ・・・・”
戒なりに自分の気持ちを伝えているようだが彼女には伝わっていないようだ。

”え・・・・何・・・!!!??????”
もう一度振りほどこうとすると月明かりにさらされたそこに戒の泣き顔が見えた。

「な・・・・何で泣いてんの・・・あんた・・///!!!!!!!!」
流石にそれに驚いたのつい大声を上げてしまう。「し・・・・・・バカ・・・・中の奴らに聞こえるだろう・・・・・///!!!!!!!!!」

慌てて戒はカセンを抱きしめる。

何故なら・・・・

「アレ・・・今カセンさんの声が・・・・・・」
蘭姫がドアを開けて外の様子を見に来たのである。

「・・・・・・・二人ならもうきっと家に帰りましたわよ。」
そっと麗姫がそれを抱きしめて中へと連れて行く。

その後ろに・・・・・・ドアの後ろに二人は隠れていたのであった。

「はぁあ・・・・危ねぇええ・・・・・・・///」
そう言ってため息をつきながらするりとカセンから手を離す戒。

「わ・・悪い・・・//」
流石に我に返ったようである。そのまま手を引いて彼女の部屋へを連れて行こうとしたのだが、差し伸べた手を叩き落とされる。

「・・・っ・・・カセン・・・・!???」
流石に抱きしめたのはまずかったか・・・・と思って戒が謝ろうとするとぐいとその手をつかまれて額に口付けられた。

「私からのクリスマスプレゼント・・・・・!!!!!!!!!!!!」
”あんたも色々あるんでしょうけど少しは私の気持ちに気づきなさい・・・・!!!!!!!!!”

そう言って気持ちを伝えて部屋に逃げ込むつもりのカセンだったがそのまますり抜けようとした手をつかまれてまた抱きしめられる。

「悪い・・・カセン・・・ソレは受け取れない・・・・・」

”!?????”
そう思って顔を上げると今度はカセンの方が戒に口付けられた。

「悪い・・・・・・・・”告白”は・・・俺のほうからって決めてるから・・・・・」


そう言って・・・・・・今度は頬に口付ける戒。

「なぁ・・・俺コレ・・・・止まんねぇんだけど・・・・・・///」

そして・・・

「カセン・・・・その・・悪いんだけど・・・・・・・・俺のファーストの時の出来事は知ってるだろう・・・・・・・・///?」

だから・・・・その・・・キスくらい・・・・・
”ちゃんとして欲しいんだけど・・・・・・・・”

そう言って・・・・戒が動くのをやめカセンを見つめる・・・・・・・

「・・・・・・・・・。・・・・・・・///」その熱い視線に言葉が詰まったカセンだったが一度顔を背けた後にそのまま口付けを返そうとした・・・・・・・


その瞬間・・・・・・・・・・・

”パシャリ・・・・・・・!”

とカメラの音が鳴った・・・・・・・


「・・・・・・・この年賀状のお題は”俺達結婚しました”だな・・・・・・”」

下に車を動かしに行ったダイナが帰って来ていたのである。
というか一部始終をしっかり見ていた。

「よう、コレ来年の年賀状に使うか?お二人さ・・・・・・!!!」

”ん・・”そのまで言い切る前に二人のグーが勢い良く飛んだ。

「「んなわけあるかあああああああああ!!!!」」
夫婦・・・もとい彼カノになった二人の初の共同作業はダイナへの突っ込みであった・・・・・・・・・・


「私・・・・・もう帰る・・・・・///!!!!」そう言ってカセンは部屋に飛び込むとガチャリとそのまま鍵をかけた。

「お・・・・・・・フラれたか?戒・・・・・?それともこのまま夜這いに行っちまうか〜・・・?」
ニヤニヤするダイナに戒は「フラれてもねーし行かねーよ・・・・!!!!」
と拳をダイナに向けた。

そのまま「良かったじゃねーか。戒!」
グータッチして。ダイナに抱きつかれた・・・・・・

「おいおい兄貴ー・・・・・・・」

俺もう中の奴らの計算上じゃ家についてるはずなんだけど・・・・・・・・・・

苦笑しながらも戒はポケットに入れていた自分のプレゼントを渡し忘れていたことに気づいた・・・・・・・


彼はそのままそれを家まで持って帰ったのだが翌朝カセンの枕元に置いてあったのはまた別の話である。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・”任務完了です”」・・・・・・・・どうやって忍び込んだか分からないメイがにっこり微笑んだのはまた内緒の話である。


■END■

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あきゅろす。
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