☆ササメモリアル☆
■ア〇ツマ〇ミの怪談ナイト☆(学パロ)■

■僕と”お姉ちゃん”は血が繋がって無いんだ。

内緒の内緒の内緒のヒミツ。


【ア〇ツマ〇ミの怪談ナイト☆】


「え!?肝試しですか!?」
皆プールからあがり。昼食を取り、各々自分の部屋でくつろいで、それから夕方がやってきた。
今日は皆一泊での予定だったので夕食前に食堂へと集まってくる。

と。そこで”肝試し”の話が出たのだ。
「えぇ、食後によろしければ行いませんか?」
と、蘭姫の声麗姫が返してきた。

食事はバイキング形式。数々並んだ豪華な食事を自分の好みに合わせてチョイスできる仕様である。

各々各自欲しい料理を手にして着席したところで本題に入る。

「実はこの屋敷の裏山には小さな祠がありまして・・・そこに私、昼間のうちに”お守り”を置いてきましたの♪」

とにこにこと話す麗姫。

「それを男女組。・・・お守りが4つまでしか貰えなかったので残り二人は脅かし役になりますが・・・・・・・・・・。”縁結び”のお守りを用意したのでソレを取りに行ってもらいます。」

「縁結びですか・・・・」
笹目が興味深々に言う。
実は笹目はお化け屋敷やホラー系が大好きなのである。


「あたしは・・・・」
ちらりとカセンは戒のほうを見る。
と。戒と目が合った・・・・・。


「っ・・っ///!!!」
恥ずかしさのあまり顔をそらすカセン。
それはそうである。
ちなみに戒はというとダイナの手刀のショックで記憶が一部飛んでいるのだが。

「まず一組は決定ですわね♪
それを見た麗姫がにこにことそう言った。



***
「では組み分けを発表します・・・・!!!」
夜の中庭に集まった10名。
麗姫。カセン。戒。蘭姫。笹目。雉鷹。ましろ。メイ。鳳太。乱鬼。

「乱鬼ちゃんはまだ小さいので”お姉さん”の蘭姫と一緒にしましたわ♪」
と。肝試し順のカードを渡す。

蘭姫達は”4”のカード。4番目に出発の予定だ。

「はい。コレは戒とカセンの分・・・・・」
そう言って渡したのに”2”のカード。
「え・・・!???アイツと!!??」
カセンは心底驚いたが恋人なので当然である。

「い・・・・・・いやなら俺。他の奴のと変えてもらうけど・・・・・」
戒がそう言ってカセンを見る。

しかし・・・・・

よくよく考えれば男女の組み合わせ。そうなると戒はまた他の女子と組む事になる。

それにくらべれば・・・・
「や・・・・やっぱり・・・・私今のままがいい//!!」
嫉妬するよりはましかもしれない。
戒からカードを取り返すカセン。

「・・・・」
その様子をぽかんと見ていた戒であったが、意図が伝わったのか伝わらなかったのか「あぁ」とにっと笑うのであった。

「では一番目は私とましろさんで・・・」

「え!???」
少しの間のあとましろが嬉しそうに自分を指差した。

「え・・いいのかい。麗姫さん。」
「えぇ・・・・同じ元生徒会役員同士。・・・・便りにさせていただきますわ。ましろさん」
といってもましろは引退したものの麗姫は今も現役生徒会長である。

「分かりました!八代真司郎!喜んでエスコートさせていただきます!!!」

とましろはうれしそうにびしっと敬礼をした。

そして最後の組み合わせは・・・・
「あ・・・・・」

「笹目・・・お前とか。」
渡されたカードの裏にはしっかり組み分けの男女の名前が書いてあった。
麗姫が雉鷹に渡したカードには雉鷹と笹目の名前が入っていた。

「では”3番目”言ってきてくださいね♪」
楽しそうに麗姫が言う。

「ということは・・・・・・」

「・・・・・私達は脅かし役のようですね。鳳太様。」
鳳太とメイが組み分けから残った。

普段ならここで「意義あり!」と笹目と一緒の組を望みたい鳳太であるが実は彼はホラーが苦手。
下手にかっこ悪い真似をするくらいなら思いっきり笹目の前で二人の邪魔をした方がましだとそう思ったのである。
「よかったな・・メイ・・・!!!!思い切り邪魔するぞ・・・!!!!」


完全に”邪魔する気”が言葉にもれている。
脅かし役としてそれはどうかと思いながら

「ハイ。鳳太様。来たらパイでも投げつけてやりましょう。」
したたかにメイがそう言った。

それはそれで脅かし役から何かずれている。


というわけで組み分けが決まった。


”フフ・・・中々いい感じじゃない・・・・”


上空から白い影が彼女達を見つめていた。

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あきゅろす。
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