■”そういえば・・・”あの日の”不二子さん”は何って言うか凄かったなー・・・ ”二人だけの秘密ね!!!”って”他”の皆に隠すように言われたけど・・・ 「”・・・////”」”うぁぁ・・///何って言うかその・・・・”思い出すと何か 「”アソコが変な感じに・・・・・・・・////”」そう言って体育座りの状態でもじもじと腰を動かす過去の自分。 ”何言ってんだ”あの”死に損ない”の”姉さん”は最後まで僕の前に立ちはだかってくるんだぞ・・・・・ 正直死んでくれたほうがまだましだ”その気持ち”を残したまま”生きて”あの人を敵にして”ノーマルに向かうのは・・・” いや”あの人だからこそ”今の”女王”のいる”均衡”が守られた上で”バベル”に預ける気になったのかもしれない・・・ ”ただ独占欲が強くて厄介な姉ばかりにかなりの長い時間”を只”鳥かご”に入れられたがな・・・・。 どうやら”僕”も夢という媒体を通して”念波”の干渉を受けたらしい。”目の前”に過去の自分がいる都合上”思念体”という形でしか 僕は”ここには”いられないようだ”ユウギリ”を枕元に。念のため”リミッター”を”付けて”寝た分”強く”干渉を受けたのだろうか。 「”・・・・・”。」僕は”この先の戦いの結果を知っている・・・・。”そして”この後この戦いの後何が行われて行く”のかも・・・・ ”・・・・・・・”試しに”早乙女隊長”に向かって”念動力”を放ってみたが、ちょっとそよ風が傍の”自分”の周りに吹いた程度だ。 ”少なからず”この時代の”僕”はまだ”隊長”を慕っていた。”その気持ちが”どうやら”ソレ”を邪魔するらしい。”手が出せないのに”見させられる。 厄介な夢だな・・・”だが・・・・・”この後”一人目”の”死者”が出る・・・・だから”生前の”彼らにまた会えたのは”嬉しいもの”なのかも しれない・・・・”特に”朝起きたら忘れているだろう”夢”のはずだが”今”多分”同じ時代”あの場所に”真木とカセン”が行っている 以上”これは”夢じゃなく”現実の過去”の世界と繋がっている”出来れば今の僕が守ってあげれれば・・・”只視線を向けるしか無かった 只”この夢は”この場所は”今のこの空間は・・・・”少なからず気持ちがいい・・・・・”普段なら胸に突き上げてくる痛みすら”感じない・・・ 只”この場所にいつまでもい続けてしまったら・・・”僕も・・・・・・・・・・。 ”少佐?”・・・・・・・・”ユウギリか?”どうやら彼女もついてきてしまったらしい・・・・いつの間にか僕の足元でズボンの端を握っていた。 「”・・・・・・有難う。君も来てくれたのか・・・・”」ソレは助かるよ。「”マァ俺様も入るけどな!!!”」何で付いて来た”げっ歯類”・・・・。 さすがにそれにはあきれたが・・・・・・・”これから始まる話はあまり”彼女には聞かせたくないのだが・・・・・・・・。さて困ったな・・・・ 「”ユウギリ・・・・僕は大丈夫だから。君は先にお帰り?”」「”少佐?”」そう言って撫でてあげると不思議そうに見つめられた。 「”朝になったらいつものように君は僕を起こしてくれるかい?”」そう言ってかがんでそれに口付けた。”多分”ユウギリは”テレパス”で”念波”の 干渉を受けて”僕”を探しに来たのだろう。”もともとプレコグ”も使える能力者だ、夢に入り込むのは簡単だ。「”頼んだぞ?ユウギリ”」そう言ってかがんで 額に口を付けると「”・・・・///”」少しだけ恥ずかしそうに何かを考えた後”おやすみ”と”また目を閉じて消えていった”。 「”じゃぁ・・・俺も・・・”」「”お前は残れ、”げっ歯類””」ソレをつかんでとりあえず僕の傍へと置いておいた”帰れなくなるかもしれない” この場所が”今のこの場所が”心地よくて・・・”隊長”には”殺意”がまだ”残っている”だが”幼い僕が”それをかき消すように壁を作って守っている。 だから僕は”触れられない”「”本来ならココは夜でも暑いんだ・・・せめて風でもおくってやれ”」”お前の得意技だろう?” そう言って”まだ幼さの残る僕の頭にソレを乗せた”「”・・・・?”」少しだけ”重み”には気づいたようだが。”やはり”僕には”気づかないようだ・・・” 「”あ・・・・いい風が吹いてきたなぁ・・・・”」志賀さんがそう言った。「”せやせや・・・このまあ朝まで気持ちようすごしたいわ」 夏見さんがそれに続く。「そうだな・・・・・・」芥さんも懐かしい「”・・・・・。”」隊長だけ何故か不安そうに足元を見つめている。 この人は”いつから”あの”予知”を知ってたんですか・・・そしてどうしてあなたは”あの時”そう”聞きたい”が”予知”を知るのはこの”戦い” の”後”だこの”時”のこの人はまだ”あの予知依存”にはなってないはずだ”僕はそれを知っている”だから”彼は”あの日の”あの人”は違う”彼”だ ”それに”僕の”死”すら”女王へ”繋がる未来だとしたら・・・・・・・・・”只”ここでそうならなければ”未来にいたのば”別の彼女かもしれない ”明石 薫”彼女だった”から”こそ僕は”あの日”テレパスでイルカに見せられた”予知”の彼女に”心惹かれたのだろう”綺麗な女性だったと思う。 ”物凄く・・・・”引かれた”実際今目の前のお前が悶々しているあの日の不二子さんより”よっぽど”綺麗な女性”だったと思う”早く会いたいな・・・・” しかし・・・・”この先は・・・確か・・・・・” 「”志賀さんって・・・・あの・・・・”そんな本”結構割りと頻繁に興味があるんですか?”」 ホラ来た。 「”ん・・・・?”お前も興味あるのか京介?”」 ”志賀さんが読んでるのは恋愛小説”しかも”春本”に近いソレ。”ポルノ”なんかまだ”軍人”には”禁止されているその時代” しかも”この人は・・・・” 「”あ・・いや!僕は・・・そういうわけじゃ・・・・////!」馬鹿が何赤くなって反応している。お前もそれなりの”年頃だろう”。 「”あー・・・まぁ。”京介”ももう”そういう”年頃だもんな・・・”」 そう言って”ふう”とため息をついて本を閉じる”志賀さん”「”お前は・・・”不二子”君のことをどう思ってる?”」 「”へっ///!??????”」ほら来た。 「”ど・・・・どうって僕は別に”あの人”のことは只”姉”として・・・・///”」何を思い出したのか赤くなる過去の”僕”。 そこに”興味深深”にどきどきと見つめる”夏見さん、芥さん”そして”全てを見通したような目でちらりをこちらをみた隊長”そんな中で 「”俺がこの世で一番好きなのは・・・・”血の繋がった”妹”」だからな。 と”苦笑しながらはははと笑う志賀さん”一瞬”夏見さん”が茶化そうかと何か発しようとしたが”・・・・”真面目に空を見つめる”彼”に 本気なんだと”見せられた”「”俺が軍に入ったのは妹が年頃になり始めたころでそれがどんどん気になりはじめて”その気持ちを外に流し捨てるように いつの間にか能力に芽生えて外に流してた・・・・”」軍に入ったのも”それが”理由”お国のために”そんな”気持ちは”全く無いが ここにいれば少なからず”自分”は”むりやり嫁”なんかもらう必要ないし”妹”のそれも見なくて済む。”むしろ”兄がこんな”怪物”だと知られたら ”見合いもまともに進まんだろう・・・・・”「”今後・・・たとえ戦争が終わったとしても俺は軍に残ると思う・・・・”」 「”京介・・・そういえば。お前は”研究所”で”夕霧”彼女に会っただろう?”」「”え?あ・・・ハイ・・”」確か”イルカの・・・” 「”彼女は妹にそっくりなんだ・・・”」「”へ?”」「”といってもまぁ・・・・・・・あの子は宇津美にゾッコンで俺に似た妹ほど癖毛気味にはねた髪”じゃ 無いんだけどなー・・・”」そう言ってぽりぽりとはにかみながらほほをかく。「”京介・・・もし今後戦時中俺に何かあったら・・・・・・”」 ”妹の事を頼む・・・・!”死ぬその瞬間、あなたから受け取ったこの能力には”その言葉”が強く強く刻まれていた。”すみません・・・・・” 志賀さん・・・・・”あなたの妹さんの末裔に当たる子”は・・・・・・。”只”後で知った。”志賀さんは”このときにはもう”自分たちの死の予知”を見せられて いたようだ。”その中には僕もいた”それでも・・・・・・「”君はいいよな・・・・・・”なんせ姉”は血が繋がってるわけじゃないし・・・”」ボソっとそう言って 寂し気に閉じた本を手にとってごろりと横になって読む志賀さん。そしてこのあと。 「・・・・どうした?」ソワソワとしはじめる夏見さん「”あ・・・いや帝国様のお時刻なら今頃日本時間じゃ今日この頃かなと・・・///”」 「あ・・・あぁ・・・・そうかそのあたりか」 「・・・・・?」羨ましいとばかりに壁に背をもたれかける”芥さん”「”・・・・?”」 不思議そうに見つめる僕に「”こいつ彼女持ちなんだよ。”」と”はぁと羨ましげに指差す志賀さん” 「”え・・・えぇ・・!??????”」”初めて知りましたよ!?????”驚く僕。「”時々夏見が週何日かふらっと一人でいなくなる時があるだろう”」 「”へ?え・・・あ・・あぁ。何かの任務で確か・・・・・”」「”ソレが奴の”愛人”だ。」そう言って答える芥さん 「”あ・・・・愛人ちゃうわぁああああああ///!!!!!こ・・・”これはその”た・・隊長が相手がフリーのジャーナリストで元敵対していた”流派”の”くノ一” の女やから”密会”できるようなら”情報は手に入れて来いって隊長があぁ・・・・/////!!!”」 「み・・・”密会”ですか・・・・////」だから赤くなるな”僕”。「”み・・・、”密会”ってそういう意味ちゃうわ!!!!!只単純に”昔の癖”で情報聞きに うろついてきてはわいみた瞬間勝負仕掛けてくるから・・・・・・!!!!!///”」 「”しょ・・・勝負ですか・・・///”」だから”赤くなるな僕”今何を”想像した”。 「”そ・・・その勝負ちゃうわ!単純な忍術合戦やそれに言葉の駆け引きがちょっとあって最後に”」 「”逢引するのか”」「”し・・・・しとらんわぼけぇえええええええええええええ/////!!!!!!!”」明らかに”何かあったな・・・・・” 直後確か彼女もどこかに姿を隠しているが・・・・・”多分”今回の戦争前”夏見”さんなら”手”をだして出てっただろう。”よほど好きなのが丸見えだ” 今の僕には”すんなり分かる”が「”へ・・・へぇ・・・皆”大人なんだなぁ・・・///」だから赤くなるな僕。何度目の突込みだ。 「”京介もかわいいところあったんだなー・・・・それに気持ちよさそうに反応しながら風を送るげっ歯類”」「”殺すぞ・・・”」 「「「”で・・・・・?”」」」”隊長は?”皆の”視線が隊長のそれに”向けられる男同士で夜に恋バナ”修学旅行か”何かのようだ。 ”現代”なら”当たり前のソレが”あのころの僕らには”刺激”の一つで”秘密”だった、それぞれ”各隊”他の”士気”が下がると皆それぞれ隠していたが ”僕たちだけは別だった”「”で?アイツは何もねーのかよ?”」「”ん?芥さんかい”」フンフンと桃太郎が楽しそうに混ざっている。 「”彼に来るのは大体”ハニートラップ”とか他のソレの片付けとかだね・・・・”」残念なことに彼だけは”独り身”なんだ。 只”一度だけ”昔あったどこかの国のお姫様に気に入られて”スカウト”を受けたことがあったが・・・・その晩”芥”さんは一人で悩んで 翌日”それ”を断った”外交上”は”交流を結んでいたほうが”良かったとのだがと”隊長”は苦笑していたが”夜”の事は分からない。 ”幼い僕は寝ていたからなぁ・・・・”それが実は”モナーク”の王室の血筋に繋がる”皇女”だとは”笑えてしまって”逆に聞けない。 どうやら”僕たち”はいろんな場所でいろんなところに繋がっているようだ・・・・。”フフフ”それが”思えば思うほど”心地よくて気持ちい。 できれば”ちゃんと起こしてくれ”ユウギリ・・・・”薫”僕までここに居残ってしまったら真木達が”帰れなくなってしまう”それにしても ”今頃”彼らは何をやっているんだろう・・・”あのころの記憶だけは”どうしても”思い出せない”他のショックによって”忘れてしまったのかもしれない” それは”彼らがタイムスリップした歪なのか”予知なのか”分からないが”この駐屯地で・・・・・ 「”出てこないわね・・・・・”」 何なよもう・・・!!!!”ていうかさっきから”見れば見るほど”各所で何かしら”スキャンダル起こしてるあの女はなんなのよもう!!!” 本来なら今頃”アイツ”が何気ない顔して出てきて”そこにあたしが”一撃しかけてそれから”お互い何も無かったように”「”何や今日も”仕事”かいな ”休日やってのに”勤勉やなー・・・!”」そう言って”攻撃仕掛けてくる私に”付き合ってくれるはずの”アイツ”がいないじゃない・・・・ どこいったのよ・・・・本当に”情報”は見つからないし”それ以前に”只でさえ”ここの情報は見つからない中”なんであの女いきなり ”フラ”っと現れて普通に”屋敷”に入り込んで普通にいちゃいちゃしてんのよ!!!!!!!!何だあの”毒娘!!!”目の毒じゃない!!!!何なのよ!!! しかも”鳥”に一服持って”あの狼男”を軽く”中毒状態にして”そのトラブルの混乱で入り込もうとしたのすら何故かてきぱきと解体して普通に処理されたじゃない・・・・ ”何なのよ・・・!!!!”本当に入らせないよ・・・中に・・・あ違うわもう一度”入って欲しい・・・・”じゃ無かった”アイツ”何なのよ。”夏見”のくせに・・・!!!!! 何よいきなり普段なら「”お前絶対俺の事好きやろ!”」とか抜かしてこっちが隙見せた瞬間に「”お前やったらいつでも嫁に貰ったるでー!!”じゃーなー!”」とか言って 恥ずかしいくらいの投げキスとかかまして”逃走するくせに”あの日に”限って”いきなり真顔で”もしかしたら俺も次の対戦あたりで・・・・・・!”とか入っていきなり ”辱め”に合わせて何よ!!!!!何なのよ”何なのよ”話の続きを言いなさいよ!むしろ結婚しなさいよ!!!!”敵対忍者の私”にあんな”辱め”受けさせたんだから 責任とって娶りなさいよ!!!!!!!今日はそれを言いに来たのに”居ないじゃない!!??”どこいったのよ!?しっかり婚姻契約の文章も作って用意して来たのに何よ!!!! 居ないじゃないどういうことよていうかあの女何なのよ・・・・!!!ていうか”ホントに何なのよ”このままじゃ”アイツ”まであの女の”毒牙”にかかり兼ねないじゃない しかも”今日”にいたっては”他の女まで連れ込まれてるし・・・!!!”どういうことよ”顔で”研究員の女だとは分かったけど何よ何よ何なのよ”やるなら私も混ぜなさいよ!!!” じゃない・・・・・”夏見の貞操は私が守らなきゃ・・・じゃない・・・・あぁ、もうじれったい何だか今日は”あの屋敷の中まで入れそうな気がする!!!もういっそ”入り込むか・・・・!” 適当に”あの毒娘”を”敵国のスパイ”か何かだと”言い訳つけて”証拠探しに来たとか言って入ってやろうじゃない!!!!今日はあたしの苦手な”あの”隊長もいないようだし 入り込んでやろうじゃない。よし決めた・・・・・入る・・・・・!!!!!!! 「”ん・・・・・?”」そう言って”壁を登って入り込んだ瞬間”割った薪を”夕食用にくべる真木”と目が合った”瞬間” 「”貴方でもいいわーーーーー!!!!!!結婚してーーーーーーー!!!!!!!”」赤い髪の妙な女がいきなり抱き着いて競うになったのでつい「”何だお前は・・・・!??????”」 思い切り蹴り飛ばしてしまった・・・・・・が。”当たった”と思ったそれは”俺が割った薪”で「”・・・!???・”」”テレポーターベースの能力者か!????” 「”只の身代わりよ・・・・!”あたしは只のテレパスですから”」気づいたらがさりと近くの”木”の上に立っていた 「”やるわねあんんた・・・・・”」「”お前もな・・・・・”」とりあえずよく分からんがまた”意味不明な”女が増えた。しかも今度は”完全に”誰だか分からん ”誰だ?”そう思ったらその思考を読まれたのか「”アラ?教えてあげようかしらあたしの名前は紅カナギ”」昔の名前は”金城女(カナギメ)”小さな里の”城”を守る忍者の末裔なんだけど 「”・・・・あ・・・あぁ・・・・。”」なるほど。”ということはあのヒュプノ使いの”「”・・・?”」 「何貴方・・・”只”のノーマルにしか見えないけどずいぶん思考が読み取りにくいわね”コレのせいかしら?”」そう言って取り出したのは 胸元に”仕舞っていた”はずのソレ。「”っ・・・それは・・・・!????????”」レアメタルクオーツ・・・・・”何かしらの思念波”を受けて成長したと思われるソレ。 さすがに”炭素”と”相性のいい”俺ほど念波の干渉はないと思うが「”なんで貴方がこんな物持ってるの・・・・?”」 「”は・・・・?”」「”これは確かドクイツあたりの同盟国の国の宝で姫の”花嫁道具”大体伝わる”不思議な能力”をそれに秘めて”隠してきた大事な”鉱石”だったはずだけど・・・・”」 最近”それを無くした馬鹿が笑いものにされて”海外あたりじゃ有名なジョークの一つになってるのに”「”まさか・・・・貴方が盗んだんじゃ・・・・・!?????”」 「”いや違う・・・俺じゃない形をよく見てみろ・・・・全然その”違うだろう?”」最初はもっと”平たく伸びて大きかった。”はずだ”確か・・・・ だが・・・「”じゃぁ何でそんなことまで知ってるの・・・・?”」「”・・・・・。”」しまった”墓穴”を掘ったかもしれない。 だが・・・・「”その話気になるんだが・・・・”」近寄ってにらむ彼女の手をつかんで顔を合わせて聞いて見たら思いのほか反応したようで顔を赤らめて目をそらされた。 どうにも”宇津美”さんの手記にあったらしい”次元空間の違いの歪がその時代の人間を惹きつける”という”メモ”はどうやら”本当らしい”普段ならあんまり”そういう”やり方は あまり”通用しないんだがな・・・・”あぁ・・・・・”そういや髭も炭素もないんだった・・・”そのせいか・・・・・・?とりあえずなんとか氷雨さんの的確な”処置”によって打った頭は 小さな綿切れを添えてテープを貼った程度で収まったが・・・さすがにこんな”戦時中”物資も足りてない中で無駄に”それ”を減らすわけにもいかないが・・・ここにはソレ以上の ”ESP”の回復術のスペシャリストがいたせいか”あまりそっちの物資は使われていないらしい”かといって包帯も他の救命道具もそのうち必要になるだろう。 その前に”ここを出ないとカセンが血まみれになってしまう”戦い好きだからな”負けると分かってる戦争に目を向けては欲しくないが・・・・”下手するとこの時代にとどまりそうだ・・・ 只・・・・”思いのほか”効果はあったようだが・・・・”試しに”不安そうに見つめてくる姿をかわいいと思ったが。ふぃと無視して顔を背けたらかなりショックだったようだ。 ”甘やかされるのに慣れてきたせいか・・・・・・・・他に甘えるのと同様に思われてる部分があるようだ”ちゃんと”その辺の違いについて本人に気づいて欲しいんだが・・・・・” 「”はぁ・・・・”」そう言って”カセン”のことを思い出しながらため息を漏らすと”近く”で「”その艶っぽいため息やめてくれる?”」そう真顔で言われた。 あぁ”一瞬忘れてた”だが”ドクイツと聞いて気になった”もしかするとこの石は「”もしかしてその姫君が石に隠してきた力っていうのは俗に言う”催淫能力”という奴か?”」 「”なんで知ってるの?”」不思議そうに見つめられた。”という事はたぶんそのお姫様に当たるのが・・・” 実はその”ジョーク”になった”元の主”がインパラヘンで出会ったドクイツ国の軍人だった。”姫君”の”入れ替え”が完了し”新たに別の鉱石”ECMにあたる効力を持つその鉱石を 手にした彼女は”影武者”として自分の代わりに死ぬかもしれない”ソレ”を”その少女”に渡した。”が”持っていても意味が無い”普通人”の彼女は”生涯影武者としてその秘密を隠したまま 死ぬ事になるかもしれないその”ひっそりとした気持ちの片隅に”想いを寄せてしまった”彼への密かな”自分の気持ちとして”ささやかに”ソレを渡して”気持ちを託した”が。 ”よく分からない彼はとりあえず預かったソレをインパラヘン”で”イルカの情報でも手に入らないかと共鳴しないか近くに寄せて見た所それをそのままパクリと咥えて逃走さえて最後そのまま 泣きながら”母国”へ帰る事になった。”間”ソレを目撃した”不二子と京介の二人”が何とか代わりの”レアメタル”を彼に預けて返したが”最終的に”ジョークとして全世界に響き渡った。 ”かなり恥ずかしいその真相”の先にひっそりと”今日この日”を予知の片隅として頭に入れていたイルカがさりげなく”犬神”さんの目に着く場所に残して”今日まで隠され続けていたのは”それはまた ”別の話”彼女の代に向かうころにはその石も”効力”を失い”そして”もともとあった”因子”の”能力”が強く目覚めてしまったのだろう。”人体を通して感じる体感レベルは7”を超えている が、”こんな不安定な能力はいつまでも続くはずは無いが・・・・・”本来なら”別のESP能力の兆候が先に発見されていたらしい”という”情報”もすでに組織で手に入れている ”あの強大な能力自体がいつまで続くか分からないが・・・”やはりここに来て”彼女の出生の秘密がどんどんと”明かされていく。 その上で”この女”もしかすると”夕霧”を使うより”都合がいいんじゃないのか?”彼女はもともと”宇津美さんと”出来上がる未来へ向かう女性なんだ。”あくまで”俺の目的は ”カセン”自身の心境変化なんだが”下手に”そっちの”研究員”を使うより”物分りのよさそうなこっちの女を使ったほうがいいような気がする”尚更”あの”研究員”は年下だ。”興味ない”。 ”後の早乙女婦人にいたっては”少佐の”世話になった人間”として”とりあえず”放って置くが”あの”早乙女大尉の女となんか体を通して”兄弟”みたいになる真似は更々無い、というか”単純に”考えただけで 気色悪いし”興味無い”むしろ”彼女も後の未来”を知っている都合上”手”を出す気持ちは全く無いが”こっちの”女はそれなりの”熟女”・・・・”カセン”は正直”俺の趣味は”知ってるだろう。 ”本来なら”そういう”女”の方が好みだ”年上”の方がいい。”実年齢”は分からんが”見た目は”そう見えなくは無い。”・・・・・”理由は俺が”母子家庭”に育った部分もあるかもしれないが、 ”知らない女なら都合がいい・・・・”しかも”それなりに”妙な力で”都合よく動いてくれるようだ”ならこちらもそれを利用して・・・・・・・ 軽く光る”レアメタル”多分近づいてきたな・・・・・・・ならばもうすぐ”出会う”だろう「”そういえば・・・・さっき結婚とか言ってたな・・・・なら・・・・”」そう言って腰を引いて目の前の女を抱き寄せて 無理やり唇を寄せようとした・・・・もちろん”フリだけ”が・・・・・・「”・・・!?????”」思いのほか女のほうが乗り気だったようでそのままいきなり頭を寄せられ本気で食われそうになった”待てソレは困る・・・ それでは・・・・!!????”「”させるかぁああああああああああ・・・・・・・・!!!!”」まさかそのままかけてくると思ったがいきなりがさりと現れた彼女は自分の足よりも早くつけるであろう”犬神初”の”飛行力”を 利用してきやがった・・・確かに走るより早い・・・・が・・・・・待てとりあえず・・・・・”殺気がヤバイ”さすがにコレは殺される・・・・・・・思った瞬間・・・・「”来たわね・・・毒物!!!”」「”は・・・?”」 待ってましたとばかりに”暗器”を手にした女が俺を突き放して”カセン”に向かって行く。”アレ?”なんだコレは・・・”はめられたのは俺の方か?”しかも”毒物”って何だおい。そいつは・・・ 「と・・・危ねぇ・・・!!」そのまま勢いで近くの壁にぶつかりそうになった俺を狼型に変身した犬神さんが咥え上げた。 「”大丈夫か・・・・?”」そのまま”近くの木陰に下ろされる”「”あ・・・あぁ・・・”」どうやら”さっきの出来事”は忘れているようだ。よく考えれば”練成前と練成後”の俺はよく”別人”扱いされる。 臭いも”強力に発動した炭素の追加効果で一時的に脱臭されたようだから”あまり記憶に残っていないと思うが。 「”気にすんな。あの女(ひと)結構好戦的な性格だから”」と”犬神さん”が赤毛のほうを指さした。「”あとアイツ夏見の”女”だから・・・手を出すと後が怖いぞ”。」 ”特に”夏見さんの方が。”一言付け加えられた”どうやら前に”彼女の”暴露した”記事”に暗殺計画を立てた輩を手ひどい目に合わせた過去がその男にはあるようだ 「”あと夏見さんと結構志賀さんは裏の顔が怖いから気を付けたほうがいいぞ?”」真顔でそういわれたが、”裏の顔”以前に”電撃”能力は俺と”相性”が悪すぎる。”出来れば”敵に回したくは無いが・・・・ とりあえず目の前で女二人が思い切り楽しそうに戦い始めた”というか”カセンお前銃は持っては無いだろう。”部屋に置いてあったぞ”確か未来の”自室”の。 とりあえず近くにあった”鉄くず”で暗器使いと戦っているが「”そんないつ壊れてもおかしくない鉄くずの棒なんかであたしに勝てると思って!????”」 「”こういうモンにも使い道ってのがあんのよ”」とりあえずいったん接近戦から距離を取って投げつけられたクナイを全て鉄の棒で叩き落す。くるくると回るたびに飛んでいる鉄の粉。 目に入ったら危険だろうオイただでさえでかい目をしてるのに。・・・・・とりあえずどうしたものかと思いながら”助けに向かうべきかどうかと迷っていると”「”近づかないほうがいい・・・・・”危険だ。”」 犬神さんに真顔で止められた。”ものすごく”舞う粉塵待てこら危ないだろう危険物とか混じった鉄くずだったらどうするんだ。とりあえず暗器と音を立てて重なるたび物い量でまく鉄くず。 肺にでも入ったらどうする・・・そう思ったところでカセンがソレを手から離れてかなり遠くに距離を取った。 「・・・!????何・・・・・・”煙幕か何かのつもり・・・”!?”この程度の霧・・・・・・私の手にかかれば・・・・!」 「”カンジさーーーーーんvvvvvv”」 「”了解でごわすーーーーーーーー///vvv”」”は?”・・・・・まさか・・・・”オイ”まてそんな”狭い場所で”その”戦法”は無いだろう・・・・!!!! 「”あ。・・・・待っ・・・・!”」手を伸ばした瞬間に、”危ない”とばかりに”犬神さんに抱え込まれた”カセンの目的は「”・・・・っ・・・・・粉塵・・・・爆発!???????”」 チッ・・・・”菊池”さんの手から”火花”が少し放たれた瞬間に近くの粉が反応する”ヤバイ”完全に先に”相手には範囲外”に逃げられた。横は壁もう片側には”火付け役”と・・・・言う事は・・・・行き先は・・・・”上・・・・・!!!!” 一瞬の隙を突いてその包囲網から逃げ出した「”やっぱり着てたわね”」”鎖帷子”何か音なってたし。”カセンは冷静に考えながら”上着がはだけて”露出部分の高まった彼女に向かってどこから手に入れてきたのか分からない”この時代”の 銃を向けた・・・・「”え・・・ちょ・・・・!????”さすがにソレは・・・・!???????”」思った瞬間に”がしり”と鎖の上部分を捕まえた 「ハイ、捕獲完了ーーー・・・・・・・。」ニコニコとさわやかな笑みを向ける宇津美清司郎「”しまった・・・・!!!”」ここにはまだ”この男”がいたんですわ!????? ”レベルの関係上私のテレパスで読めない”この男・・・・・・”しかも”さっきの”彼は窓辺に待機していたはずのものを”読めたはずなのに”あの毒女”私のテレパスが全然”効かないし・・・” 「”え・・・・・演習終了です・・・・!”」よくわかんないけど”近くで”例の”研究員”が旗揚げして笛吹いてるし・・・・・ ”演習扱いか・・・・”嵌められた・・・・”どこから・・・・”「”よくやった、新人くん”」「”は?”」 とりあえず近くで様子を見ていたらしい”宿木さんが”現れて俺を小突いた。「”不二子くんがとりあえず”彼女”が出たら捕まえろ”」って前々から”遊びたがってた”んだけど 中々”ここまで”来てくれなくてね「”ついでに僕らも暇だったし・・・・”実践練習させてもらったよ”」 「”危ないから”下の様子が収まるまで”風にあたてったらいいよ?”」にこにことそう言って巨大な紙飛行機を操るその男。 ”苦手にしていたもう一人”にこうも”簡単”につかまるとは・・・・・”しかし・・・・”今日はなんだか笑顔の影になにか引きつった無理やり作った仮面が見える。 「”何かあったの・・・・・?”」そう聞くと「”どうしてだい?”」と答えられた。”なんだかいつもの近寄りがたい”感じがしない。 ”嘘で固められた距離感の壁のような”女性に対して見せるソレが今日はあまり”感じない”「”女性関係”で何かあったようにしか見えないけど・・・・”」 なんとなくそう言ってみたら「”そうだね”」と”苦笑された”。「”やっぱり清司郎様はかっこいいですぅ・・・///”」 旗をつかんできゅんきゅんと上空に胸を馳せる少女に「”ふーん・・・・”清司郎様”って呼んでるんだ・・・・”」 カセンが近づいて話しかけてきた「”え?”」「”実はあたしは”敵国”のスパイで”貴方の”飼ってる”イルカを”目当て”にここに来たの・・・」 「”え・・・・?”」急にいきなり話かけられて驚く少女。そしてそのまままっすぐに”銃”をこちらに向けられた。 「”今日一日”でもう犬神さん、宿木さんついでに見たでしょ?”カンジ”さんも”陥落”させたわ”後は”国際警察・・・・・的”な邪魔なあの”新人くん”と”貴方の”清司郎様だけなんだけど?」 ”どっちを選ぶ?”貴方が選んだほう・・・・・”以外の男を今夜殺す・・・・・”「”え・・・・・?”」 「”知ってるでしょ?私とあの”新人が知り合い”な事”お互い”自分の組織の素性”は隠した上での”騙し合い”の”途中”任務がココに下ったのよ。”」 ”貴方程度の人間なら銃で簡単に脅せると思うんだけど・・・・あの二人だけはなかなかうまくいかなくて・・・・” 「”今夜どちらかを殺そうかと思ってるの・・・・・・”貴方が”選ばなかったほうを殺す・・・”もしそれに”従わなきゃ・・・”!」 「”殺すとか・・・殺さないとか・・・・!!!!そういう”やり方は女性の貴方がするものじゃありません・・・・!!!”」 「”・・・・!??????”」そう言って何故か両手を広げるように何も無い後ろの世界を守るよう強張られた。 「”それに・・・・・・私は・・・・・・・確かに・・・・あの二人”いきなり現れたあの人と”清司郎様も気になりますけど!”研究員として”8号、9号”の秘密だけは守ります・・・!”」 「”へぇ・・・・”」後ろにかばってるつもりなのは”ここには居ないあのイルカか”「”なら帰ってきた瞬間に”貴方の親戚”を脅しで殺す”」 「”させません・・・・!!!!”」「”・・・・!????????”」思ったより”中身”は芯が強いのか彼女にいきなり押さえ込まれた。押し倒される形でむりたり抱き着くように取り押さえられる。 「”危ない・・・ちょ・・・・!!!こんな体制で銃を腹なんかに突き立てたら・・・・・・・”」 「”大丈夫・・・ソレは空砲です・・・”」 「”へ・・・・?”」 「”今昼寝から覚めた”お嬢様”が”中”の玉を取り除いたので”発射しても”死にはしません・・・・”」 倒れた先の後ろの窓から”氷雨”さんが顔を出した。「”今の話・・・・聞いてた・・・・・?”」 「”えぇ・・・・かなり見もふたも無い空想論でしたけど・・・・・・・”」どうやら”この人には私のとっさの茶番劇”はばればれのようだった。 「”大丈夫ですよ彼女私がドアを開けた瞬間に安心したのか安堵してそのまま気絶しましたから・・・”」「”・・・・・・。”」 確かに良く見たら気絶していた。 「”もともと彼女はノーマルながらに”8号/9号の世話係として毎日彼らの念波に触れて少し疲れ気味だったんですよ”」 ”その休養もかねてしばらく彼女を休ませるつもりで今日は呼んだんですが・・・”色々あって”精神的に疲れたんでしょうね” 「”色々・・・ねぇ・・・・”」まぁ”テレパス干渉を常日頃からリミッターも無しに受けた体で”ゆがんだ時空の乱れ”の司郎と”いきなりの精神ショック”試しに”揺さぶり”をかけて 見たのがかなり”心的疲労に陥ったようだ”後ろで起きてテレポートで抜き取った弾を念動力で浮遊させながら不二子がにししと笑っていた。 「”捕まえたんですね”例の”くノ一”しかもいい具合に二人そろって汚れてるし”夕霧”ちゃんもお疲れのようですし・・・・”せっかくだから”氷雨”さんも”」 「いえ・・・・私はあの”食事とかの準備があるんで”あと他の皆さんの世話もまだ残ってますし・・・・」 「”そうね・・・男共はまだまだ体力有り余ってるようだから好き勝手遊ばせときましょ。山側の方で好きに演習の続きでもさせときなさい”志賀くんにそう言って・・・あ・・・」 「”今日はいませんよ・・・・・。”」「”そ・・・そうでしたわね・・・・////”」少し恥ずかしそうにしながらも”寝起きの不二子はまた嬉しそうに” 「”入浴イベントよーーーーーーーーーー!!!!!!!!”」そう言って無理やり今度は”露天の方へと連れて行かれた・・・・・・”しかも・・・・・ 「”え・・・・僕も入るのかい・・・・・?”」「”は・・・・・混浴・・・・?”」”全く持って俺は構わんが・・・・”とりあえず”本命”が居れば別に他は興味ないとばかりに完全に 構わないという”真木”と無理やり”連れて来られる”事になった宇津美。”ついでに人数が合わない”とばかりに”犬神””宿木”も無理やり参加させる事になった 「”ってそれ全然演習ちゃうじゃん!!!!!菊池くんはどうすんだよ・・・!!”」「”アラ宿木さんがお風呂場で”猪か何かでも操ればいいんじゃなくて”」「”あ、それ美味そう”」 普通に反応する”犬神”さん。”ちょっと待て・・・・混浴までは構わないとは思ったが”他にも男が増えるのか・・・・””それは困る・・・・・”同じ湯に浸かる訳だぞ・・・・・!????? それはつまり・・・・「”もちろん男性陣は下着の着用は絶対です!!!”女王様がそういい述べる「”じゃぁ女性陣はどうすんだよ”」それに答える宿木さんに”確かにこの時代にまともな水着”も無いから 困ると”本気でやめて欲しい俺”「”晒しと下着着床です”」”晒しまでなら・・・”あ。いや駄目だろ。 ”カセン”は能力上”肌を晒すと更に体感レベルが上がる・・・・・・・・だろしたら・・・・ 「”あ”・・・!??????”」「「”ひっ・・・・!??????”」」既に”陥落仕切っている”男二人が怯えていた。 どうやら”彼女”は”現在”かなり不機嫌なご様子なようだ”それは助かる”この調子なら”とりあえず俺が・・・”と”思った瞬間に”何故か彼女は”宇津美さんに寄って行った” ”オイ待てなぜだそこは違うだろ!!!!”そこは・・・「”じゃぁ”貴方は私がいただいてもいいのかしら?”」フフンと何故か”寄って来るくノ一”お前は来るな”邪魔だ”カセンの”機嫌がさらに悪くなる。 「”アラそれが目的じゃなかったの・・・・?”」こんな時に限ってテレパスが通じやがる”面白いからそのまま怒らせてみたらいいんじゃない・・・・” ”よくねーだろ・・・・!??????”こじれるだろ”コレ!????”アラ、そうかしら・・・・・? 「”ん?どうした?大丈夫か?”」何だか不安気に近くに居た犬神さんに寄る彼女。そして不謹慎な”彼”からの一言「”あ、こいつ今生理中・・・・”」 「”ば・・・・・初ぇえええええええええ!!!!!!”」女王様の蹴りが飛んだ。 「”・・・・・・・・・。”」ムスっとした殺気が完全にびんびんとこちらに向けられているのだが・・隣で宇津美さんが苦笑している。 コレは”作戦”か何かなんだろうか・・・・とりあえず”他の男に”露出した肌を見られたくは無いんだが”カセンの”言いたい所なんだが”全員”既に”陥落済”だ。 ”傍の宇津美さんを覗いては・・・菊池さんにいたってはどうやって手懐けたのかそっちの毛はあまり見れんが・・・・” 「”餌で釣ったのよ・・・・”」テレパス女が何か言って来た”彼食事とか甘やかされるのに弱いから”菓子でも上げて手懐ければ簡単に懐くタイプよ。 本来なら”あの”宇津美さんが”ソレを”阻止するはずなんだけど”今日の彼は妙にヘンなのよね”普段は表に見える仮面の壁が歪んでるっていうか・・・・” でも”あの子”ともなんだか”距離が”あるように見えるんだけど・・・「”あぁ・・・壁役をやってるのは”罪悪感だろ””」 本人にとっては”誤算”だったと思われる”カセン”自体の表と裏。”本来”の彼女は”表向き”のそれとは”別の弱くて脆い”幼い女性だ。 今は”俺が能力を使えない都合上”繋がっては居ないが本来なら”ひしひし”と彼女にかけられた”催眠”が”危険信号を”伝えてくる所だが・・・・ 「”あの人の性格なら・・・”逆に無いと思うがな・・・”」寧ろ”単純に”思いのほか”脆すぎる”彼女の”内面を知った事が”誤算”だったんだろう。 ”多分その罪悪感でどうしたらいいか分からなくて迷ってる”本来なら”計算高くて確率の低い真似はしない人だ”幼いながらに思念体の彼とかかわった自分には ”本来”確率の低い”その恋は”気づいた上で”目を向けるつもりは”ないまま終わったかもしれない”いつ戦死してもおかしくない”軍人。 それに・・・・・”友人の親戚”色々と壁がある中でその”壁”を逆に”カセンの脆さ”に触れた事で”壊されたようだ”自分よりも”本来”内面に ”弱い部分を隠している”人間が居た”・・・・強い女だと思ったんだろうな”戦場では死なないタイプだが”思いのほかそういう部分では脆いんだ” 強いように”見えるのは”戦火で”育った”彼女の”意思”だ”脆い部分は”能力の”代償”その”強力な自分でも時に扱え切れないその能力に怯えている” ・・・・・・・”もし”今俺が手に持っているこの石が・・・・”ソレ”を収めて育った物なら・・・・・”今は”彼女に預けていた方がいいんじゃないだろうか・・・ しかし”武器”を失う”怖さ”も”逆に与えて”しまう事になりかねない”上手く”利用すれば”自分の身を守れる力だ”それだけのレベルと能力”を秘めた力。 只”今は”この世界が”自然と”彼女を”守っている”素性が割れたからかもしれない”だが”本来は”身に余る力の恐怖に常日頃から怯えている” その”怯え”が今は無い・・・・・・”うちに”克服させた方がいいんじゃないか・・・”只・・・”この”組み合わせ・・・・・・・・・ 明らかに”夕霧”以外は”それなりに”相手持ち”で経験があってもおかしくはないし既に男共は全員カセンと関係持ちだ。 その中に”一人だけ・・・・・”多分”処女”だと思われる女性を突っ込んでいいのだろうか?”カセン”以上に”怖いんじゃないか”いや”同等”の ”恐怖心”を抱いていてもおかしくは無いと思うんだが「”大丈夫です・・・!彼女についてはなんとかさせます・・・・!”氷雨さんに頼んで・・・・!”」 何が”大丈夫か分からんがとりあえず”不二子はこのままこのメンバーで”混浴”を遂行するようだ。この感じだとカセンはずっと宇津美さんの傍にいると思うが・・・ そうなると俺はこの邪魔な女をどうにかしてとりあえず自分も手元に寄せたいんだが”物凄く怒り狂っている”俺に向かってビンビン殺気を向けてくる。 只でさえ”実戦”で戦って”この暗器使いは””自分と同等・・・以上”の力を持ってると”感じているようだ”。”ソレ”が”表向き”こちらに向かっているようなら 尚更機嫌が悪いだろう・・・・なら”寄って来ればいいものを・・・自分から・・・”何故拒む”傷付きたくないからか?”多分この状況だと一番”怯え”を感じて居るだろう ”夕霧”には”犬神”さんがつく事になると思うが・・・・”宿木”さんと”不二子”はとりあえず何も無いと思うが。 ”本当にこれでいいのか・・・・・?”多分”表面”と”中身”の違いを”考えれば”彼女”夕霧”はカセンが”本来”望んでいたはずの”夢見る普通の女の子” だか”芯の強さは持ち前の妄想力というか想像力というか”そういう部分での”意思”の強さは”上”だと思うが・・・・”逆にカセン”は”真逆”と言っていいほど ”戦火にしか生きれない脆い存在”他の女より”よっぽど”そういう部分では”脆い”だろう”犬神”さんの性格を考えると”多分”夕霧には手は出さないと思うが・・・・ ”とりあえず・・・・・カセンの方はまぁ苛立ってるうちは大丈夫だと思うが”そのうち”不安になったら”こっちに寄ってきてくれるだろうか・・・・・? ”表面の彼女のソレが全部只の強がりで裏切られる事を恐れた上での予防線”の”ようなもの”だという事は知ってるが・・・・・・・ ”不安にはさせたくないんだが・・・・”多分そのとき”最後に”選んでくれるのは”多分俺”だと思うのだが・・・・ そういう意味では”頼ってきては欲しいが”あまり”不安定には”させたくない”大丈夫だろうか・・・・・・”しかも思いのほか向かった風呂場は室内浴場より狭かった。 オイ待て、”事が起こせない”じゃない・・・・・とりあえず・・・・・・・・・・この狭い空間に4組の男女間で入るのか・・・・くそ・・・・ とりあず何があってどうにかしたのかは分からんが最終的にめがねをはずして恥ずかしげにもじもじしながらいつの間にか夕霧の方が隣に居る・・・・・・何故だ何をした”氷雨さん!?????” しかも”またあの忍者にハメられた・・・!!”アイツ”いつの間にか犬神さんを餌で釣って既に配下に起きやがった、不二子は完全に宿木さんで遊んでる。 しかも・・・・カセンなんでお前だけ布一枚で入ってるんだ・・・オイ俺への当て付けか当て付けをしたかったのか・・・・・・ そのつもりが”仇”になってるぞコレ。”氷雨さん”が何を施したのか良く分からないがもじもじしながら赤くなった夕霧が密着して悦った顔で見つめてくるんだが・・・ しかも思いのほか眼鏡をはずすと目がでかい・・・しかも湿気で髪の毛が乱れて本当に”ユウギリ”にそっくりだ。オイ。コレはヤバイ・・・・・確実にヤバイ・・・・・ ”泣き出すぞ・・・オイ!!!!この状態普段のカセンならショックで確実に泣き出すぞ・・・・・!!!!!!!”オイ大丈夫なのかこれ・・・・大丈夫かこの世界 確実に”衝撃受けて泣くぞコレアイツは思いの他弱い・・・・・・!!!”バッ青ざめた真木がそちらに目を向けた瞬間にはもう泣いていた。ショックを受けた表情で瞳から涙がこぼれている。 「あ・・・・待て・・・・!!!!」目が合った瞬間に逃げられた・・・・・!くそ・・・・こんな狭い風呂場でよく普通に逃げれるな・・・しかも柵越えした上でそのまま逃走しやがったオイ・・・ちょっと待て!!! 「”行きなさい・・・・犬神さん・・・!”」「”了解・・・!”」”干し肉”に陥落した犬神さんがとりあえず狼の形になって足場になってくれたおかげで何とか柵は越えられたが待て・・・・とりあえず”そんな”姿で外に 飛び出すな・・・・!・・・・くそ追いつけない・・・・・・・・・・無茶だろ・・・・ていうか寒い!!!普通に走ったらすぐに湯冷めして風邪引くぞ!??????? 「”ちっ・・・”」仕方ない・・・・”二度目の”炭素の力を借りた。 追いついてそのまま押さえ込んで抱きしめた「”何やっってんだ・・・・・!!!!!!”」「”だって・・・司郎が・・・・///!!”」 完全に泣いてやがる”甘えたかったのなら最初から自分でくればいいものを”なんでこう”自分から寄って来ようとはしないんだ” 「”我慢しすぎだ・・・・”馬鹿が”・・・・・”」そう言って冷えた体を暖めるように炭素で更に覆ってやる「”だって・・・だって・・・・///”」 本当に”脆い”中身をそのままに”前面に押し出して”泣きべそをかく彼女”強がっていたのだろう”こんな場所で”本当は”先が分からない”未来に”怯えていたんだろう ”帰れる場所よりもどうなるか分からない”自分たちの”関係に”可愛いじゃないか・・・とりあえず泣きながら不安そうに抱きしめ返してくるソレの顎を上げさせたそのまま口付けた。 何時間ぶりだろう・・・とりあえず覚えてはいないが・・・”この世界に来てからは”初めて・・・・か? 「”ふ・・・・っ・・・・・・”」”ふぅぅ・・・・”と泣きながら”甘えるように抱き着く彼女”にとりあえず”手元に戻ってきてくれただけで嬉しいので”今は落ち着くまでそのまま背中でも 撫でて置いてやるか・・・・・とりあえず・・・・・”カセンもいろいろ疲れてるだろう”それなりに”気が張ってたの”を”ずっと”我慢したままで ”先のわからない・・・不安定なその場所で”決まった”先へ向かうための未来を作らなきゃ行けない不安”しかしその中で”能力”と”自身の強さ”強すぎる”他”によって本意とはまた違う、 ”育てられた精神面”強く強く出来上がってしまったその表面の”奥底”で”本当に真意の底にいる少女”は・・”本当の彼女の気持ちは・・・” ”泣いている”普段は隠しているそれが”表面”に出るほどにまで安心したのだろう。”だから”自分から”こちら”へ来ればいいものを・・・・・” ”愛されている”自信はある。こんなにも”安心して”泣き顔を見せてくれるのだから、だからこそ。”愛しい”彼女だからこそ・・・ 本当に”可愛いな。こいつばかりは”目が離せない・・・”口付けたいが今はそのまま”我慢して”見守ることにした。”これ”が”本来”の彼女なんだから”そのまま”でいればいい。 ”何かあれば守ってやる”だから・・・・・そのままでいていいんだ”お前も・・・”カセン・・・・。愛しいそれの抱き着く頭にもう一度口付けた。傍にいて見せてくれるだけで愛しい このまま手放したくない。そんな”顔”を見せてくれるだけで”愛されていると”実感できる”抱きしめた”体の暖かさが心地いい本当に”何時間”ぶりだろうか・・・。 奥底を”知ってしまったから”・・・その上で彼女が”俺”を”求めてくれるなら・・・・・” 一瞬”宇津美さんに”見られた”脆さ”それを”更に隠すように”我慢して”強がってたんだろうが・・・・”「”無茶しすぎだろう・・・・”」 「”だって・・・・だって・・・・/////”」やはり”普通の女の子状態だ。可愛い。 ”この場所なら”男爵低からかなり”離れている”ようだから”多分”もう少し”石の”効果”は続くと思うが・・・・・・ ”もう少しだけ・・・・”この”甘い時間が続いてくれないか?”手元の石にそう願った”彼女がとても愛しくてたまらない・・・” 「”カセン・・”」”愛してる・・・・”。 「”・・・・・振られ・・・・ちゃったね・・・・・・?”」 「”へ・・・・?”」ぼんやりと”目の前の出来事”を”どう受け取ったらいいのか”悩んでいたら”宇津美さん”がやってきた 「”実は僕も振られちゃってね・・・・今少し傷心中なんだよ。”気持ちは少し君に近いと思うけど・・・・”」そう言って 半裸の宇津美さんにポンと頭を撫でられた”とりあえず”どこに目を向けたらいいのか分からないが”何故か”入る直前に”氷雨さんに”言われた 「”実はあの二人は貴方方から生まれた子孫で貴方の言う”なんとか論”を通してこの場にやってきた二人で・・・・”」 何故か”そういわれて”しっくり”来た”どちらかが自分の”ソレ”なのかは”分からない”がそういわれると何だか”ソレ”が”愛しくて”大事にしたいと思った、 けど”多分・・・”さっきの”反応”だとすると・・・・”多分”彼の方が・・・・・・・”正解”は両方とも”無関係”ただ”とりあえず”事態を上手くまとめるために ”氷雨さん”がついた”嘘”に”何故か物凄く説得力を覚えた”そういえば”さっきの行動も”もしかしたら”二人は自分のやってきた未来の都合上”不安定なあなた方を ”結び付けないと”どちらかが”消えてしまう”運命にあるようですよ”そういわれてなんとなく”何故か納得してしまい”ソレがとても愛しく思えた”自分の”理論”の”証明”それに・・・ 「”お互い傷心した者同士・・・・少し一緒に体でも温め合わないかい?”あ・・・・別に”やらしい意味じゃないんだけど・・・”」 そう言ってなんとなく”ぼんやり”立っていた自分の体を落ち着かせて胸元まで座るように湯に漬ける。 「”あ・・・・・ハイ・・・・・・・”」 ”ちなみに”真木と不二子のやりとりは”風呂”に入る直前の事。”この後夕食の後”ベッドインする予定だったが・・・ ”夢だと思っていたが・・・・どうやら本当に・・・・”この世界は・・・・・・ ”手元のダイヤが熱く光る”「”なぁ・・・そろそろ帰らないか?”」「”え・・・・でも・・・・・・”」 「”お前が知りたがってるのかもしれない8号/9号の事についてはどういうつもりかは知らんが帰りに俺から話してやる”」 ”この後のこの国の歴史については少佐に直に伝わった”だから・・・・・・・ 「”それをこの世界にいたまま口に出すわけにはいかない特に・・・・”部隊”の関係者には話せない・・・”」が。 ”多分もう”彼女の”目的は十分”果たせたと思うのだが・・・・”ちなみにその後”真木の予測通り”確立の低い”恋”に賭けるつもりの 無かった”宇津美”の”感情”は”動かされ”氷雨さんの説得もあり”昼間の事実に全て”を納得した”彼女”も二人そろって本来予定していた はずの”真木とカセン”に飲ませるつもりだったソレを頂き”事を起こす事になる”思いのほか激しいやり取りになったようだ。 その上で”カセン”と呼ばれた彼女もまた”今回”の”大戦後”氷雨同様”渡米”してジャーナリストとして”最期”は合衆国で暗殺される事になるが その後”二人はまたその子孫”と”関わり”再び”互いの縁結び”の”役割”に”付けられる”つまり”合衆国”の情報屋。彼に当たる存在の”先祖”。 彼の名前が”王華”なのは”日系”のその名残。つまり”サニー”と呼ばれる情報屋の実際の先祖にあたる。 彼のファミリーネームは”ナツミ”なのだが”その名前は過去に捨てた。”そのため”真木すら知らなかった。後は”朝を迎えるまでに・・・・・”帰るだけだ・・・・ 「”間で・・・・・・・8号、9号関係について”お前に話してやる”・・・その前に・・・何故知ってるんだ? 最後に思い切り”力を発揮してそのまま服まで作りこんで飛び立った真木は彼女を抱きかかえながら”ソレ”を聞くことにした・・・・ 「”それは・・・・・・8号”を救ってくれって・・・・・”9号が・・・・”」 「”生きてたのか・・・・・”だが・・・・”俺の記憶では”この時代の8号を救う事は”無理だと思うが・・・・”」 「”どういう”意味”だ・・・・?”」「”分からない・・・・でも・・・・・”起きたころには忘れてると思う”それでも・・・”」 「”8号を救って欲しい・・・・・・”」そう「”言われてこの場所に来たの・・・・”」 「”・・・・・・・・・。”」”出生の秘密”が”そこに隠されているからか”?どちらかといえば”彼女の出生の秘密について詳し聞けた” 朝には”忘れているかもしれない・・・・・・”彼女がそういうように”俺”も朝には”炭素”を纏った自分に戻っているだろう。 ということは・・・”多分・・・” 「”こっちだ・・・・・真木・・・・!!”」 「”少佐・・・・!???????”」何故か”思念体”と”思われる少佐が目の前に現れた”。 「”僕の事は朝に”ユウギリ”が起こしてくれる・・・只・・・”現実時間の朝が近い・・・・急いで早くそこを抜けろ・・・・!”」 そう言って頭に桃太郎を連れた少佐が急ぐよう”指示をする”「”思念体と言えど、”会えて嬉しかったです”・・・・”」 出来ればこのまま”幼い少佐”にも会いたかったが・・・・・・・「”あぁ、分かってる。君なら言うと思ってくれたよ、真木”」 急げ・・・”朝が近い・・・・”僕がこのままその”レアメタルに”更に力を送ってやる・・・・・・・ ”少佐・・・・?”少佐を過ぎて加速する体”そして・・・・”「”アンリミテッド・・・・・・・開放・・・・・・!!!!”」 急激にその能力を受けて減っていたその鉱石が一時的に肥大化した。「”カセン・・・君の能力も開放しろ・・・・!!!!”」 ”大丈夫だ・・・・・君たちなら・・・・いや今の君たちなら次元の壁を越えられる・・・・・・・・” 「”・・・・・じゃぁな・・・・・伊号のじじぃ・・・・いや今はまだ”青年か”・・・・・フン・・・・”」 僕はもう“行かせてもらうよ君が予知した以上のすばらしい先の未来まで・・・・・ね”朝には”ユウギリ”が起こしにくる ”その頃にはもう忘れているだろう。”久々に”君たちに会えて嬉しかったよ・・・・・”間”こっそりと彼らが居る研究室に忍び込んだ” 嬉しい事に彼らは”僕の存在”には”驚いたようだが”喜んで受け入れるように姿を現して会話してくれた。研究員たちも驚いていたがうるさいから眠らせた。 「”フン・・・・それじゃぁ僕は”先に帰らせてもらうよ・・・・・”」”真木達”が向かう”未来の座標にならなきゃいけないからね・・・・” 「”朝にはまた花を沿えにやってくるよ・・・・・”現実世界・・・”僕達が居る未来のその先の海で・・・”」生きてたら取りにおいで・・・・・ 君の姿は”見せなくていい・・・・”只”久々に会えて嬉しかったよ。8号、9号”そう言って彼も先に夢の世界へと消えていった。 「”確かに早いな・・・・・・”流石に”少佐の能力だ・・・・・・・”」”本来ならこの加速間に体のほうがついていけないだろうが ”まとわりつく”少佐からの”能力”が以上に心地いい”この時代で”一部のその”生前の念波に触れさせて貰ったせいか?” 「”イルカ・・・・・・会いたかったな・・・・・・・・・・・・・・”」そう言って”少し寂しそうにダイヤを抱く”カセン”やはり”彼女の能力の”影響”を受けてるようで ”減り方が”異常に少ない・・・・”これなら間に合う”多分”帰るべき”スポットは・・・・”湖の・・・・中心だ・・・・・・”・・・・・・・ ”やはりあった”その中心に”しかも思いのほか巨大で大きく輝いていた”先にいくつかの道しるべのような光の道が続いている。” 「”どこだと思う・・・・?”カセン?”」試しに勘のいい”彼女に聞いてみた「”少佐と・・・・紅牙と・・・司郎に出会えた・・・・・私がいた世界の未来・・・・・!!!!”」 そういった瞬間に”手元の”原石”が強く光った「”熱っ・・・・!!!”」ついそのまま手を離して”湖の下にソレを落としてしまった”彼女”。 「ごめん・・・・司郎・・・・・・」「”あぁ・・・大丈夫だ・・・ここまで来れば現実世界の俺の能力でまだ間に合う・・・・・・”」 ”カセン”が道を”一つ”につなげてくれたおかげで”帰り道は”一つになった。”後は戻る時空の壁”簡単だ・・・”ここまで”来れば外の体の”念波”を通して纏った炭素をそのまま自分に導けばいい・・・・・ 後は・・・・・・・・・・・「”突いた先がちゃんと互いの体だといいんだが・・・・・”」それだけが不安だ”本来なら”戻るべき・・・・体に残していたはずだった”来ていた”衣服を”男爵邸”に置いてきてしまった・・・・。 ”それがあれば”まだ”自分の体に”戻りやすかったものを・・・・・”しかし・・・” ”カセンが言った”「”簡単だよ・・・・お互いまた”自分の体で”未来で一緒に”再び会いたいって思えばいいだけなんだから・・・・・・・”!そう言って”カセンは俺に口付けるとそのまま自分から”先”に離れた あぁ・・・・”そうだな・・・・・”そしてそのまま苦笑してしまった・・・・・離れた瞬間にタオル一枚だった彼女のそれが外れてしまった・・・・・・・・。そしてソレも”未来”の世界からはじかれるように”過去”のその場所へと戻っていく。 ”一糸纏わぬそんな姿”見せられたら俺だって”男の自分の体”に戻りたいと”思うだろう”・・・・・・”多分””外”の体から”共鳴している”自分の炭素の思念波に”向かっていけばいいのだが” 戻った頃には”もう朝か”少し・・・・・残念だな・・・・・。自分も纏っていた”過去の時代のソレを脱ぎ捨て炭素で作ったスーツを身に纏い”共鳴”している方へ向かう。 行きは”能力”を奪われたが”帰りは”どうやらすんなり”帰れる”ようだ”少佐”の力があったといえど”時限の壁”と一時的な能力の拡大は脳にかなりのダメージを受けると思う・・・・ ということは”起きたら記憶は忘れているだろう・・・・・・・”8号・・・・9号の話については・・・・また・・・いつか・・・・・・「”ん・・・・・”」くそ・・・・・・・眠くなってきた・・・・ ぐらりと急に感じる眠気。”異常に・・・・眠い・・・”あと少し・・・・あと少し・・・・・・・”こっちだ・・・・・!!!!!” 誰かに”手”を捕まれた「”紅・・・牙?”」「”俺を生んでくれて”サンキュ・・・・・な・・・”」 「”紅牙・・・・お前・・・・”」「”俺もサイコダイブで意識を通して見てたんだが・・・・”起きた頃には多分忘れてると思う・・・・”」 ”只・・・あんたのおかげで”俺は姐さんに会えた”これは”予知じゃねぇよ・・・・”運命だと”思う・・・・” 「”だから・・・・”あんたには・・・・感謝してる・・・・・”それと・・・”敵わねぇって改めて・・・思った・・・”」 「”ん・・・・・?”」”姐さんならとっくに戻って自分の体で眠ってるぜ・・・・・手を貸さなくとも戻っていった・・・・凄ぇな本当に・・・あの人は” ”あんたの傍だけが安らぎなんだな・・・・・・・” 「・・・・・・・ん・・・・・・・」 「”あ・・・・・おはよう・・・・・司郎・・・・・”」ザザーン起きたら何故か波を被ってびしょぬれだった。”寒い”なんで俺はこんな所で寝てるんだ? 「”司郎・・・・あの・・・・・お願いがあるんだけど・・・・?”」「”ん・・・・どうした・・・カセン・・・・?”」 とりあえず傍には姿を隠した船。目の前には”自分のYシャツ”を身にまとう彼女。”愛らしいそれに手を伸ばして”ソレに”どうした?”と聞いて見ると 「”お腹が空いたから雷魚食べよう?”」 「”は・・・・・?”」流石にそれには驚いたがとりあえず”元に戻って・・・・”「”・・・・・?”」元に戻って? まぁいい。よくわからんがとりあえず着替えて”可愛いそれについてくか”「”少佐・・・!!”」ゆさゆさとソレを嬉しそうに起こすユウギリ。 「”ん・・・・・あともう少し・・・・・・・・・30分くらい・・・・”」そう言って嫌そうに寝なおそうとする兵部。 「”オイ、キョースケ!!!!!ソレ30分前さっきも聞いたぞ!???”」「”うるさい、”げっ歯類”お前も寝ろ・・・・!僕は少し疲れてるんだ”何故か”」 ”何故だか懐かしいものを見たような気がするが心地よくて思い出せない。今日は異常に気持ちいい”布団が”。 起きたら破壊された湖に紅牙がぼんやり突っ立っていた。 そして”過去の彼らも”翌日には”彼女”たちの事はすでに忘れていた。が 「”アラ・・・・・?”氷雨さんだけは何故か”洗濯物に混ざっていた誰のものか分からない男物のソレを二着”その目にしっかり確認していた。」 「・・・・・”っていう・・・不思議な夢を見たんですよ・・・!!!”」「”へぇ・・・君らしくて可愛いね”」布団の上で愛らしく ”空想論”を繰り広げる彼女の頭を撫でながら、君もゆっくり少しお休み。と。もう一度休ませる事にした。流石に”初めて”なんだから疲れただろう。 僕も”初めて”な”気がするのに何故か・・・・” 「”アレ・・・・石が無ぇ・・・。”」「”どうした初?”」「”何でもねぇ・・・”」 アラ・・・・?起きたカナギはどん引きした。何であたし蕾見男爵の布団の隣で寝てるのかしら? 「”ホホホホホホホ大丈夫よ!!!!!お父様には既に一服持って寝かせましたから・・・・!単純に貴方が自分の寝るベッドを間違えただけ・・・・!!!!!」 そういいながら何故か面白がって自分が持っていたはずのカメラを使って写真を取られた「”は!?????ちょ・・・待って・・!!!!!ソレは駄目////!???」 ”まさかのゴシップスクープに自分が使われるなんて!????”「”おほほほほほほ!これは”京介達が帰り次第”部隊誌のトップ記事に使わせてもらいますわ・・・!!!!」 「”って待ちなさいコラァ・・・・!!!!!!!!!”」”貴方自分の都合のためだけに自分の父を・・・・!!!” 「”アラでも上手くすれば”玉の輿ですことよ?”父は”女王様がお好きですから”貴方のようなタイプなら・・・・!」 「”ば・・・・馬鹿言わないで・・・・私は・・・・・・”ナツミ”が・・・・///!!!って・・・・・”録音までするなー・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!”」 「”朝からにぎやかでごわすなー・・・・・・・・”」っと・・・・。とりあえず”昨日サボったような気がする薪割りの”仕事”につこうと思ったが”薪”はかなり割られていた。 しかも何故か”木炭もいくつか作った後がある・・・”「”誰か変わりにやってくれたんでごわすか・・・・?”」 そして”脳を守るため忘れてしまった高レベルエスパー”とは別に”思いのほか夢として不思議な出来事と記憶していたノーマル陣”から集めた情報で 不二子はまた”伝説”を振りまいた。”それは”沖縄某所に残る”不思議な石と天女伝説”最終それはうわさに尾ひれ背びれがついた後 最後は一部の地元の人間の間にのみ”恋愛”伝説として残るのだが”その後”本当に”伝説”の”石”は記憶を忘れた真木達の手に残り ”伝説”を再び”象る”新しい物語を作るのである・・・・・ そして・・・・”誰だコイツ・・・・・・?”アンディがまた”雷魚”の”悲劇にあう”末路を遂げる”未来”の朝に繋がるのだった。 ”それはまた別の話” ■†THE UNLIMITED 萩原 カセン”伊号からの贈り物ギフト”/紅牙C†■ ■END■ |