■華桜戦記/小説倉庫@■
■†THE UNLIMITED 萩原 カセン【オマケB/中編】† ■
■モナーク編/中■


「っし!・・・やっとここまで来たぜ・・・!」

「気をつけろよ賢木ここから・・・・!」

「だぁー・・・!畜生!!!!簡単に死ぬなよ皆本!!!!!!」
「その言い方はヤメロそれじゃまるで僕が・・!」
遠くでそんな声が聞こえる。間で”司郎から無線連絡が入ってきた”
「そっちの”様子”はどうだ?」
「予定通り”事は運んでるみたいだけど・・・そっちはどうなの?”」

「いや・・・こっちはまだ”ホシ”が送り込んできた”反エスパー団体の奴らが見つからない」
「・・・そう・・・。」

「・・・・ところでカセン・・。」
「何・・・?」
「お前その・・・・・”浮気”とか・・・してないよな?」
”コホン”と少し上ずった声で司郎がそう聞いて来た。
「・・・・したわよ?」
平然とそう答えてやると
「どっちだ!???????皆本か!???????それともヤブ医者の方か!??????」
”何かされたのか!?????”
いきなり”怒鳴り声”が聞こえてきて驚いた。
「そこ。”大通り”じゃないの?」
本来なら”通り”で”ソレ”を探しているはずの時間。
「あ・・・・すまん・・・・・・」
きっと”街中で全ての音を捉えている葉ちゃんにも今の大声はかなり大きく響いたはずだ
「”可哀想・・・・・”」

「誰がだ・・・・」
不機嫌そうに”司郎”が答えた
「”葉ちゃん”」

「は・・・・・・?」
呆れた声が聞こえてくる。
「というか”司郎が街中を歩いたところで”むしろ”怪しい人間として捉えられてもおかしくないと”思うんだけど。」
この国家本当に”平和ボケしてるわよね”
「意外といい香水使ってたわよ。今回の”ターゲット”」
そういってやったら無言で無線を切られた。

「・・・・・はぁ・・・・・・」
真木が路地でため息を付いた。
その後
「真木さんも大変っすね。つーか”相変わらず”えげつねぇ”なカセン」
とすかさず葉から電話がかかってきたから真木は”電話”を投げつけた。

”何も投げつける事無いじゃないっすか真木さん・・・・”
今度は”無線機の方からかかってきた”
”畜生”苛立ちを抑えられない中で、”少佐から”の連絡が入った。
”ちょっと面白い事を考えたんだ。”作戦”を変更させてもらうよ”

「お茶が入りましたけど・・・・・」
二本目のお茶を入れて室内に入ると警備長が室内に来ていた。
どうやら外では”少佐”の洗脳”で”皇女”が”沢山現れたようだ”・・・・”フゥン・・”
この”状態”ですら”楽しむ”国民は”本当にバカね”町の人間が危険に去らされる”事”を考えない時点で”内部に密告者”がいることを伝えているのは明らかだった。じゃなきゃ”最初から”皇女狙いの”バカども”が”町に毒ガスなり爆薬なり”持ち込んでもおかしくない。それでも”国内に危害を加えることなく”皇女暗殺を企むのは”そうすれば”自分の身も危うくなる”国内の人間だけ”尚更”皇女の保護”を目的としての”誘拐”をパンドラ側がしていると”知っているのは・・・・”そろそろ”気付いても”おかしくは無いと思うけど・・・・”

「・・・?そういえば・・・君は?」
と。警備長にそう言われて危ういとばかりにカセンは目を逸らすと”町の様子を見てきます”と一旦その場を後にした。
途中。廊下で壁に顔を向けコソコソと誰かと電話をする”ホシ”を見つけて”どうしました?”と”話し掛けると”「・・・っ!???」びくつくように怯えた目を見せた後持ってた電話を切って相手はコチラを見つめてきた「なんだ・・・・お前か・・・・そんな言い方をするからてっきり・・・・・・」
「あら。ゴメンなさい”一応”組織から”貴方の監視”を任されている都合上”ちゃんと事を運んでくれないと”最後は私”が貴方を始末しなきゃいけないんで」
そういってにこりと微笑を返した。”洗脳”で相手には”相手側の飼い主である組織の監視者”で”暗殺者”だと言って近づいて情報を得ようとした。
しかし”末端の飼い犬からはろくな情報は得られなかった”只”自分が殺されるかもしれない臨場感とこちらを逆に取り込んで”偽りの組織”への”自分の地位の確保として”簡単に相手側から関係を持ってこようとしたのでそれについては簡単に仕事が済んだ。
後は”盗聴器と発信機の付いた小型GPS”をさり気なく相手の服に忍ばせれば大体の仕事は終了。後は”バベル”の”男供”がそれを暴いて”現行犯”で逮捕に追いつくよう”GPS”での発信源を捉えた小型携帯を渡せば仕事は終了。後は”少佐達の同行”と時の流れにあわせて”ソレ”に間に合うように”繋ぐのが私の仕事”潜入操作は”過去”に学んだ”上官”に”自分で殺した”上官に”手取り足取り”教わった、”このくらいお手の物”「ちゃんとやらないと死ぬのは貴方ね?・・・つつりとあごを上げるようにそれをゆっくりなで上げると唇を絡めとリゆっくりと後ろに手を絡めた。「ん・・・・」
それに気分を良くしたのか”相手”もそれに応じて手を絡める。そしてスカートに手を差し伸べようとしたところで”続きは事が運んでからね?”と”微笑んでさり気なく名残惜しげに首から背中へ相手の後ろを撫でるように発信機を取り付けた”。”事実”感応系としての洗脳操作は今回が始めてであった、けれども”いつも”事がそうなる前に”上官”が”相手”を始末して消してくれた。事実上ここまで”自分を”自虐的に追い込んでまで”演技”をしたのは”初めて”だ。”反吐が”出る。
只”パンドラに入ってから”時折似たようなことはしていた。その度”司郎”がきつく相手を締め上げて”注意する”それを見て”自分はまだ居場所がある”確認のためにわざとやった。”洗脳”である以上”本心”での”それ”ではない以上”汚れた体とこの手で”司郎”に”それを求めるわけにはいかない・・・”自虐なのは分かっている・・・・けど”そうするしか”居場所を”確かめる”方法が無かった。それだけ”自分には”居場所が無い”それは”分かっていた事だった”。

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■モナーク編うろ覚え中間。”セリフや一部の時間間隔にズレが生じていたらスミマセンうろ覚えですごめんなさい^^苦笑汗汗苦笑汗汗■
■2013/02/28※管理人※■

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