■「・・・・・っ!??何でこんな事になってんだよ!???」 「お前が”悪い”んだぞ。”ヒノミヤ”。」 お前が”少佐”に気に入られているから。 だから”気に食わなかったんだ”。 そういって無理やり壁に顔と胸を押さえつけに立たせ両手を炭素で締め上げたアンデイに後ろからそそり立った自分のソレを押し付けて挿入する真木。 どうしても”許せなかった”んだ。 ”少佐”に気に入られている”コイツ”自身が。 「・・・・真木さん・・・!」 「どうした?葉?」 暗がりの中。葉に呼び出された俺はその日自分の”体”に葉の不満を押し付けられた。 ”あの場合”従うしかなかった。 ”誰かに”ソレを見つかるのは面倒だったし、”あの時”の葉の気持ちも”分からなくは”無かった。 ”ヒノミヤ”に対しての”嫉妬” 少なからず”エスパー”として”奴”の事は”認めた”が。 それでもやはり”少佐のお気に入り”でいる”奴”のことはどうしても許せなかった。 尚更。”あの時”俺が”捕まった”葉達を少佐と供に”助けに”向かいたかったあの瞬間無理やりについていった”ヒノミヤ”に対しての”動揺”は正直隠せなかった。 あの時”ユウギリ”が”ヒノミヤ”のことを”大丈夫だよ・・・”と”励ますようにそういわなければ俺も怒りをあらわにしていたであろう” ユウギリの手前ソレは押し黙り。確かにその前にエンプレスに受けたダメージのこともあり、下手に”敏感”なユウギリに”ソレ”を悟らせてしまうのも。 少佐も”使える”ヒノミヤもいない”今”暴走されてしまっては”困る”あの時はむりやり”押し黙って”我慢した。 確かに”船”自体の操縦もあの時”人手”が足りなかった以上”他”に使える人間も限られていた。 だからこそ”少佐”は”俺”を船に残したのだと思うがやはり”ここぞ”という時に”傍”に自分がいられなかったのが悔しくて仕方なかった。 ”確かに”一度はその”功績”を認めて”通行証”をヒノミヤに渡した。 しかしどうしてもその後”再び上り詰めた”この怒りという名の”嫉妬”の感覚はやはりどうしても許せなかった。 本来ならばその気持ちを”少佐”の元にいって”慰めて”もらいたかった。 しかし”今日”の少佐は”リミッター”を解禁し。”クイーン”達とも一人で相手に戦った。 これ以上は”高齢である以上”お体に差支えがあっては敵わない。 ”少佐”の事を考えて本来”寝室”に。”少佐の下へ向かいたかった”その足を止めて一人酒を飲んでいた。 ソコに少し嬉しそうな顔をする”アンディ”が”俺も今日は役に立ったっすよね?”自慢げに話しかけて着たのが苛立ってそのまま年甲斐もなく縛り付けて無理やり行為に惰ったのだ。 「・・・っ・・・!?ホントに・・・・何するんすか・・・・・ヤメロ・・・!!!!!」 そういって暴れようとするヒノミヤの四肢は全て炭素で封じた。煩い口元も塞いでやろうかと思ったが嫌そうに締まった筋肉を締め付けて感覚を与えてくるそれに回った酒が更に高揚感を与えて気持ちが良かったのでそれはそのまま喋らせておくことにした。 「お前がいけないんだぞ。”ヒノミヤ”・・・・”少佐”の”傍”には”本来”俺がついていなきゃならないんだ・・・」 「は・・・・何言って・・・・っ・・・っ///!????」 煩いそいつの耳元をわざと音を立てて舐めて見せると冷たくなって塗れた舌先に反応するように全身をビクリとうならせて反応する。 ソレが中に入れた俺の”ソレ”にも伝わって”悪くない行為”だと少なからず胸が躍る。 「”お前がいけないんだぞ。”・・・ヒノミヤ・・・・」 そういって少し熱くなった吐息をぬれた耳元に更に投げつける・・。 「・・っ!クソ・・・っ!ヤメロ!酒臭ぇ・・・・・ぇ///!」 そういって暴れようとするも体の自由を奪われたソレは行き場を失った力を俺が支配している”ソコ”に向かわせるしかなかったようだ。 「こうやって。”手足を奪えば”可愛いもんだな。」 リミッターの効いた”ソイツ”を押さえつけるのは”容易”だった。 尚更”油断”していたのか”俺”がこういった”行動”に出るとは思っていなかったのだろう。 先日”葉”が言っていた”コイツは”男”もいけるらしい”なら”多少”のそのくらいは気にはしないだろう 「・・・・って・・・・ちょっと、待てよ!!!!!アンタ専門は”女役”じゃねぇのかよ!???」 抵抗するようにコチラに視線を向けながらヒノミヤが俺を睨みつける。 「誰がそんなこと言ったんだ?」 そういって顔を近づけて視線を合わせると 「誰って・・・・///」 恥ずかしそうに目を逸らされた。 ”あの後”やっぱり”何かがおかしい”と”葉”を締め上げて事情を聞いたら”やはり”葉と”行為”に及んでたらしい。 実際”アレ”が嘘で良かったと今では逆にそう思う。いくらなんでも”幼少紅葉”に反応されるなど”兄”としての”存在”を確立してしまった今としては簡単に”ソレ”を許すわけには行かない上で。”No.2”の俺までコイツに”組みしかれる”つもりなんか全く無かった。 ”葉”の時は”少なからず”アイツに”同情”してしまった”自分がそこにいた”だからこそ”自分は少佐だけのものだ”と心でそう思いながらも”ソレ”を断るつもりは全く無かった。しかし”少佐”の”お気に入り”になりつつあるコイツが”俺と同じ立場”になる”日”が来るんじゃないかと思うとソレが”とても”許せなくて無理やりにでも”力関係の誇示”の”把握”をこいつの”体”に覚えさせたくなったのだ。 ”正直”俺が”反応”するのは”少佐”だけでいいと思っていた。 しかし”今”No.2として”組織”の一部を担う以上”その”わがままだけで”通らない”事は自分でも分かっていた。 だからこそ”自分自身の地位と力の誇示”のため”多少”の”出る杭”には”少々痛めつける”必要があることも分かっていた。 ”直接的”に痛めつけた。その日には”少佐”に俺が嫌われてしまうだろう。 しかしコイツは”能力上”表面上に直接的な傷でも残さなければソレは”他”には”バレ”やしないだろう。 尚更”屈辱感”を与えられて自分から”ソレ”を語ろうとは思わないはずだ。 「”葉”と・・・・”お前”しばらく前にそういう行為に及んだらしいな・・・・・」 耳元でそう息をかけるとビクリと繋がるソコが動く。 そのままゆっくり腰を動かして刺激を与えながら声を上げるそれに内心心が冷めつつも ”屈辱心”を与えるためだけにソレを続けて繰り返す。 押さえつけた前のソレもかなりそそり立っている。 「どうだ?実際”自分”がするのと”される”のと”どちらが楽しい?”」 ・・・ソレは俺も葉も同じ事だろう。 事実上”今”の俺も”葉自身”もその時の”本来”の自分とは”違う”立場ってあったように思えて仕方ない。 「どうやってお前が”葉”の”上”になったかは”知らない”が”俺”にまでソレは通用しないぞ?」 ”葉”からソレを聞いた以上。”ソレ”を”許すわけにはいかなかった”尚更”俺に触れていいのは”少佐だけだと内心少なからず思っていた。 ソレを”アイツ”は自分から”俺が触れたくても触れられないソレ”に軽々しく”手を伸ばした” ”思い出すととても許せない行為だ”。”本来なら・・・・俺が少佐の冷たいその手に触れられる事に喜びを感じていたものを” 傍にいて”ソレ”を守るのも”自分の使命”だと思っていた。 ”尚更”焦がれているその存在に”軽々しく”他に触れる真似はして欲しくは無かった。 ”ユウギリ”に関しては”少佐の性質上仕方無い”と思う。”モモタロウ”に関しても今は”ユウギリ側”に懐いているので特に気にはしていない。 葉もマッスルも紅葉も他の奴らもなんだかんだで”俺”の”ソレ”には気づいていはいるだろう。 只”コイツだけは”簡単に許すわけにはいかなかった 「おまえなんかが簡単に”あの方”に触れるんじゃない・・・・・」 再びソレを”思い出して”尚更現れた憎しみが声に出て体にも漏れた。 「・・・っ・・!てぇ・・・・くそっ//あの方って兵部かよ・・・・!!!!!!!」 「気安くその名を呼ぶな・・・・・!」 そういって強く耳にかじりついた。 「・・っって・・・!ホント何ムキになって・・・・!???ん・・・・・っ!???」 あまりにも煩かったので無理やり頭を引き寄せて驚くソレに口付けた。 本来なら俺が”少佐”から”受け取りたい”はずの”長いキス” ”司郎・・・” 子供の頃”簡単に”そう呼んでくれたその”名前”はもう”人前”では呼んでくれれなくなった。 俺が”組織”の”幹部”としてやっていく上で自分から”もうその呼び方はやめてください!!!”そう言って志願したのだ。 下手にいつまでも”そう”呼ばれ部下に示しが付かないのが悔しかった。 だからこそ”少佐”にその名で呼ばれるのは”二人きりのベッドの中だけ”のはずだった・・・ 「・・・・・っ・・・・貴様・・・・!???」 抵抗するようにヒノミヤに舌を噛み付かれた。 「・・・へっ・・・・無抵抗に体を奪ったと思ってもこのくらいの”反撃”くらいはできますよ?」 嫌そうにそういう”ヒノミヤ”その気持ちをあらわにしてコチラを睨みつけている。 「貴様・・・・・!!!!!」 見下すような”ソレ”がとても悔しくてつい手が出そうになった。 その瞬間 「何をやってるんだい。真木?」 誰もいないはずのその部屋から”欲しかったその人の言葉が後ろから聞こえてきた” 「・・・・・少・・・・・佐・・・・・・?」 驚いて振り返る俺はついそのままヒノミヤの動きを塞いでいた炭素の帯まで戻してしまった。 「・・・・・ってぇ・・・・・・・」 そういって無理やり回されて傷めた首を押さえながらヒノミヤが俺の傍から離れてく。 「中々”面白い”光景だねぇ?・・・・君が”ソレ”を欲して中にいれてる”姿”僕は”初めて目にしたよ?」 普段から”そんな真似しているのかい?” くすくすと笑う少佐に俺は急に自分が恥ずかしくなってむき出しになっていた下半身のソレをしまう。 既にヒノミヤも無理やり開けたそのズボンを絞め直して”少佐”の傍に近寄っていった 「聞いてくださいよ・・・!コイツが・・・・!」 そういって”迷惑”そうに少佐に”ソレ”を話そうとするヒノミヤに少佐は黙れと手をかざすと 「面白いからそのまま”ヤれよ”僕は”真木”が他の”男”を相手にしている姿もたまには見て見たいな。」 と。くすくす笑った。 「・・・・・・少佐・・・・・!!!!!!!!!!」 そう言って駆けつける俺に少佐はいきなり手を回し優しく引き寄せ口付けるとヒノミヤをそのままにして自分の寝室へとテレポートした。 「・・・・ここは・・・・!???」 本来なら”俺が向かいたかったその場所”に今少佐を目線の上にして柔らかいそのベッドを背に組み敷かれている。 「本当は。”こうされたかった”んだろう?真木?」 そういって”何もかもお見通し”という目でくすりと笑われて。俺は言葉に詰まってしまった。 「で、”ヒノミヤ”を”相手”にして”君”は満足したのかい?」 くすくすと笑いながらコチラを見つめるその人に”本当は最初から何でもお見通しの癖に”と頬を赤らめて目を逸らした。 「・・・・・ったく・・・・”何なんだよ”アイツ・・・・っくっそ・・・ってぇ・・・・」 ”やな思いした” そういってふてくされるアンディの所に 「あらどうしたの?」 何も知らずにたまたま近くを通りかかった紅葉が話し掛けてきた。 「あ・・・いや。別に・・・・」 いつものように”何事も無かったように”笑顔を向ける。 下手に面倒ごとを”公”に大きくされるのも面倒だ。 そう思って適当にやりすごしてその場を離れようとした矢先。 「・・・っれ?何だお前まだ起きてたのかよ?」 その後ろから葉が突然顔を出した。 ここはバーの入り口そこで話をしていた紅葉の後ろから隣を歩いていた葉が一緒に顔を出したのだが 「ちょとコイツ借りてきます・・・・・!!!!!!!!!!」 アンディはそのまま葉を連れ痛い体を我慢してそのまま奥へと走り去っていった。 「・・・・本当に”司郎”は素直で可愛いね」 そういって”白い体を露にしたした兵部京介”が無造作にボタンを外して肌を露出させた真木の胸をなで上げる。 「本当は”こうされたかったんだろう?”真木?”既に自分の服は脱ぎ捨てて下を布団に絡ませながら抵抗一つせず”少佐”に触れられ体の力の抜けた真木が少々不満そうに 「今日はかなり”お体”に無理なさったんですから。・・・・・だからこれ以上の無理は止めてください」 と。本来なら”欲しい”であろう”ソレ”を我慢して触れる指先と伝わる冷たい体温に冷めた心を癒されていた。 ”本当は触れられるだけで本当に嬉しいんだ” 自分でもソレは分かっている。 だから”あの時”ヒノミヤが”少佐の腕を強く掴んで”消えたのが、目の前にいて許せなかった。 本来なら”自分が”そうしたかった物を”こういう”関係になってしまったから。”少佐の”お体の”脆い”部分を知っているから だから”無鉄砲にバカがやれた”昔のように”あんな真似”をすることができるあいつが羨ましかった。 「・・・・って・・・オイ!”新人”・・・・お前どこまで俺を連れて行く気だよ!???」 歩幅の合わないアンディの足の速さに体を浮かせて。流石に途中までは流れに任せて付いてきたものの流石にそれにも飽きたのか葉が不満を訴える。 その途端誰もいないその場所でいきなり”ヒノミヤ”に抱きしめられた。 「・・・・・悪い・・・少しだけ”こうさせてくれないか”?」 少し寂しそうにそう言って目を逸らすヒノミヤに葉は”ハイハイ”と事情が分からずも自分の両腕の自由を求めてその後そっと”ヒノミヤ”の頭を撫でてやった。 「少佐・・・・今日は・・・・」 「あぁ、分かっているよ。真木。君には悪いけど今日はこれ以上の”無理”はさせないでおくれ」 そういって”兵部”が冷えた体を真木の胸へと押し付ける。 「只、君をそのままにしておくと”あんな真似”をするようだから今日は僕の傍でお眠り?」 そういって”頭”を撫でる少佐に真木は 「怒ってくださいよ。」 と泣きそうになりながらもその身体を”腕”に収めた。 ”少なからず”感じる”この”距離感”は”少佐自身が”ご高齢”で”先が分からない”不安を抱えているのかもしれない。 真木もアンディもその日互いにそれぞれ”自分の気持ちを”押さえ込みながら数日の”不自然”な距離感を保ちつつもいつの間にか何事もなかったかのような関係に戻っていた。 真木には”少佐”アンディには”葉”やユウギリ”紅葉”や他のメンバーが傍にいたからかもしれない。 それから暫く、”真木”が”少佐のサプライズパーティ”を提案したのはその後の事だった。 ■END■ |