■”子供の頃”幼心に”真木さん”と”少佐”の関係が羨ましくて仕方なかった。 多分それは”どちらかといえば”前者”に対しての”憧れ”だったんだと思う。 同じ”男”でありながら”俺とは違って”妙な”魅力”を放って育ち始めてきた”真木”さんに 子供ながらに”何かしら”惹かれる”想い”があったんだろう。 ”紅葉姉”に関しては”どんどん”変化していくソレに”いつしか”女なんだから当然だと思っていた。 尚更”そういう部分”に敏感な”マッスル”がなんだかんだで”紅葉”姉を”女”としてそういう部分から”守ってた”んだと思う。 けれども”真木”さんは”同じ”男なのに”全然”違う。 ソレは”本人”への”憧れ”だったのかもしれないけど”いつしか”少佐との”親密”な関係を知るようになり。 その気持ちはいつの間にか”お似合い”に見える二人への”憧れ”と供に”嫉妬心”に変わっていったのかもしれない。 「へっ。”俺”にはお前みたいなのが”お似合い”って事かよ。」 ついには上半身の布までも剥ぎ取られはしなかったが普段は見せない男手ありながら秘部ともいえるその部分を向き出しにされて、 アンディにそれまでも絡み取られて舐められながら悔しそうに葉は言った。 「・・・そうか?・・・・その割には随分と最初の分は”早く”に言っちまったじゃねぇか。」 絡み付けていた自分の下半身の布を葉のソレに濡らされて。それでも離れることなく絡み付いて高揚感を与えようとしてくるアンディにいつしか”ムカついていた”はずのその気持ちはどこかに言ってしまっていた。 「・・・・・・・へぇ・・・意外と”気持ちいい”んだな・・・」 ”男にこういう事されるのも。” っていっても”女”相手なんて未だ自分はしたことないが。 それでも”そうやって”男相手に”不満をぶつけて”みたことは何度かあった。 それでも”下っ端”のどうでもいい奴が相手で。同じ”男”とはいえ”そいつら”は皆”幹部”のポジションにいる”俺”に目を付けられた事自体が嬉しそうに体をくねらせて欲していた。 初めて”自分より”格上、と思う”相手”に手を出したのは”真木さん”が初めてだった。 いつもは”葉。遊びもいい加減にしろ””へいへい・・・”知ってて俺に注意する程度の真木さんが”初めて”その時”俺”を受け入れてくれた。 それでも”視線の先”に”頭の中に”いたのはきっと俺じゃなく・・・・。 でも今は・・・・。 「・・・・。」 何か不満そうに顔を近づけてヒノミヤがコチラを見ている。 「・・・・・っ何だよ急に?」 何かムカついたのでその顔を両手でつねった。 それでもそんなに力は入れてない。 どうやら彼は俺が観念していつもの様にこの体制な中両腕を頭の下に組んでぼんやりと目線を逸らしてそういったのが気に食わなかったようだ。 「・・・オイ。なぁ・・・・”キス”してもいいか・・・・?」 真剣な”表情”でアンディがそう言って来た。 「・・・・・はぁ!??」 その言葉に葉も唖然と驚いた。 あくまで”お互い”遊びの”延長のようなつもり”で唇自体は重ねる事はしなかった。 それでも俺がいつもの”調子”に戻っちまったのが不満だったのかヒノミヤは急にそんな事言っていた 「・・・っ///んなもん嫌に決まって・・・・!・・・・んっ・・・・っ!??」 流石にソレは”納得いかねぇ”と断ろうとした瞬間無理やりヒノミヤに口付けられた。 「・・・・やっぱ相手にするなら”お前”にもそういう反応してもらわねぇとな。」 にやりと突然の出来事に驚いて少々赤くなった俺に満足したようにヒノミヤはまた意地悪な表情を俺に向けると自分の唇を下で舐め取った。 「・・・・ってめっ//!何楽しそうにしてやが・・・・・んっ!???」 今度は更に深く口付けられて舌を絡め取るように挿入して寄せられる。 まるで”女相手”にでもするかのように優しく頭を腕に絡め寄せられてなんだか頭が変な気分になりそうだった。 そのまま長々と絡みつくようなキスをされてやっと開放された後。足りない酸素にはぁはぁと息を荒く”空気”を求めると。 「はっだらしねぇな」と鍛えた体からして肺活量の多いであろう目の前の男にニヤニヤと視線を向けられ笑われた。 「・・・・っ!・・・・・うっせぇ・・・・っ///!」 まだ息遣いが整わないながらにも無理やり右手で殴りかかろうとしてみたがやっぱりソレはヒノミヤによって簡単に受け止められてしまう。 「そんなに暴れんなよ。やっぱ”あんた”はそういう”子供らしい”部分があるほうがずっと”前”より可愛いぜ?」 そういわれてなんか急に腹が立った。 「”前”って・・・・なんだよ」 ”新人のくせに・・・・” そういってつなげようとする前に 「さっき。」 と明る気な笑顔を見せられ体の力を奪われた。 「・・・っ//うっせぇ・・・!それより”早く”続き始めろよ・・・!」 「・・・あぁ。そうだな」 そういってアンディはまた少し離れた体を葉へと寄せるとゆっくり起き上がっていたその上半身を優しくベットへと沈め倒した。 「それじゃぁ”楽しみ”にしていろよ?」 ”絶対、満足させてやるから” ・・・・・・そういってヒノミヤは嬉しそうにもう一度口付けた。 「それにしても。本当に葉はどこに行ったんだ・・・。」 「ユウギリ。君が探しにいってくれるかい?」 近くにいたユウギリに兵部がそう話しかける。 「嫌・・・・」 頭にモモタロウを乗せた少女はそう言って少佐の傍に擦り寄った。 「仕方ないな・・・・」 紅葉に頼むのも面倒だ。俺自身が探しに行くか・・・・・。 そう言って真木はその部屋を後にし。葉達を探す事にした 「だーかーら・・・!てめぇが!!!!!!!」 「・・・ったく!うるせぇな!”男同士”なんだから”中”に入っても生まれやしねぇだろ!??」 廊下の先を歩いているとなにやら聞きなれた声の会話が聞こえてきた。 「・・・何やってんだ?お前ら・・・・?」 その声の方向に角を曲がって歩いていくと見慣れた”葉”の服装を着たアンディと葉が何かの口論を続けていた。 手元にはなにやら”脱いだ”と思われる自分の服を持つアンディ。 「あ・・!聞いてくださいよ!真木さんコイツ・・・・!」 「あ、オイちょ・・・お前何言う気・・・・!」 葉がそう言って俺に話しかけてきた。その後ろからアンディが恥ずかしそうにそれを追いかける。 「どうした?何があったんだ?」 はぁ、と”ため息”を付きながら真木が嫌そうにソレを聞くと。 「聞いてくださいよ!真木さんコイツマジでロリなんすよ!部屋に誘って昔のアルバム見せてやったら”紅葉”姉の写真にコイツ漏らしちまって・・・・!」 「はぁ!?????」 葉のいきなりの発言に驚くヒノミヤ。 真木に”行為”の事をいえない都合上”言い訳”としてそう”嘘”をついた葉だったがやはり”初めて”のことで体がソレに対応しかねたのか少しだけ体を浮かせて寄って来た。 「いや・・・・!違うだろ!お前・・・・それはお前が・・・・!!!!」 「じゃぁコレはなんだよ!??」 と。アンディの持っていたズボンを無理やり奪い取って股下の塗れたソレを悪びれも無く葉は真木に見せ付けた。 「・・・・・・・ヒノミヤ・・・・お前・・・・・。」 冷めた目線の”真木”が少々引きつりながら”ヒノミヤ”を見つめてきた。 もちろんソレは”アンディ”のソレではなく”最中”に葉が放ったソレがたまたま”彼”のズボンに付着した跡の代物であったが 「ちょ・・・てめ・・・・何言って・・・・・!???」 そう言って赤くなるアンディに真木はそのまま”葉”の”嘘”を鵜呑みに信じ込んでしまったようだ。 「・・・・・分かった。”紅葉”にもヒノミヤには警戒するように伝えておこう・・・・。」 そういって顔を伏せまた”ため息”をついて目線を落とした真木に 「あ、真木さん・・・!」 と葉はいきなり耳元に口つけた。 「あ・・・・・」 真木がそれに反応するよりも早くヒノミヤが先に声を上げた。 「っ・・・///!?何するんだ・・・葉っ//!??」 そういって赤くなって驚く真木に葉は耳元で ”コイツ”野郎”もいけるらしいっすから気をつけたほうがいいっすよ?” アンディの方に目線を向けまがら葉はニヤリと笑みを向けた。 「はっ・・・・・///!????????」 そういって後ずさる真木。 流石にこの場に一度”経験済み”の葉と”その気”があるらしいヒノミヤに囲まれて真木は少し青ざめた。 「・・・わ・・・・分かった・・・・・俺も少し警戒しておくとしよう・・・・。」 そういって真木は少し顔を赤らめて背中を向けてその場をすぐさま去っていった。 「・・・・・っ・・・!お前・・・・!!!!」 すぐさまアンディが葉にかけより不満そうに”声”を上げる 「・・・大丈夫だって!あの人結構単純だから。」 ”今頃には最初の紅葉姉の事忘れて自分の身の危険について考えてるだろうから♪” そういって”にっ”と楽しそうに笑う葉にアンディは「はぁ?」 と不思議そうな顔をするがとりあえず”服”のことはなんだかんだでうやむやになるよう庇ってもらったのかと思うと。 「・・・・どうも///」 少し恥ずかしそうに目線を逸らして返事をした。 「はっ!お前は”新人”なんだからそうやって”俺ら”に踊らされてりゃいいんだよ!?」 嬉しそうにその様子をぐりぐりを彼の頭を撫でながら葉はいつもの”彼”に戻っていた。 ”なんだ・・・・”元気”取り戻したみてぇじゃん” その姿に”アンディ”もほっと安心しながら”最中”の”葉”の姿を思い出して少し”頬”を赤らめた。 先輩気取りの”やな奴”だと思ってたけど”こいつも結構可愛いトコあんじゃん” そういってかすかに笑うアンディに 「あ!でも真木さんは絶対お前にはやらないからな!」 葉はそう言ってプイとその場を後にした。 「・・・・・って!?????????この服どうすりゃいいんだよ!????????」 汚れた自分の”服”のことを思い出してアンディは突っ込みの声を上げた。 少佐が”次”の行き先を”日本”に行くと”公言”したのはその後の出来事だった。 ■END■ |