■華桜戦記小説倉庫@■
■†THE UNLIMITED 萩原 カセンfrom”ESP”A†■
■”バベル崩壊パンドラの危機/エスパー不振テロ事件A”■
※先に挙げたプロトタイプブログ編でもう”犯人”はバレバレなのでのんびり作ってました苦笑^^;※

■「っしゃーーーー!!じゃぁ今回の大物に”カンパーイ!!!!!」手にした”おしるこ”を掲げてうれしそうに乾杯するカセンたち。
「フーン・・あっちも結構よくやってるじゃん」そういって遠くからソレを空から眺める紅葉と真木。
「”あぁ・・・今回の相手は能力的にもあいつらにはきつい相手かと思ったが・・・・”」それでも”葉たち”に任せるしかなかった。
「”フーン・・・・・、意外と冷静ねぇ真木ちゃん・・・”」「”何がだ?”」そう言ってさりげなく抱き着いてくる”紅葉”「”もっと”あの子”のことで”葉”達に”嫉妬”するかと思ってたのに・・・”」
そう言って”ちらちら”と”カセン”のほうを横目で見つめる「”あぁ・・・”」。暫く前までは”自分に内緒で”傍を離れて外に出るのも心配だった。それだけ”自分の能力”に怯えて
”死んだような目”で”生きることを諦める”ように俺にべったりだった彼女が生き生きと笑っている。いつかはその支えから少しずつ話して”独り立ちさせるのも”本人のためだと思っていたが・・・・・・
”それが”自分が差し出した手”それじゃ無い事”は少し寂しいが・・・・・”それでも・・・”「”他のメンバーと馴染めるようになったのであればそれで幸せな事じゃないか・・・”」
まだ”あいつらだからいい”これが”ヒノミヤ”や”バベルの奴らであったならば・・・”ならば”許せなかったかもしれない”それでも・・・・・。
胸元に”貰った”お守り”をずっと仕舞い込んでいた。”あの日”カセンが渡してきたもの。どちらかといえば今は”他の男”と居られるよりも自らがもっとも危険な場所に立って”傷つく事が一番辛い”
尚更”葉”の戦い方は”攻撃”ばかりで防御に欠けるその部分を”単身で”自分がカバーに向かわないかと不安だったがそれ以上に”上手く”能力を生かした戦いを指し示しているようだ。
さすが元”軍人”ESP戦の”プロ”といった所か、”女ながら”に何人もの部下を抱えてエスパーを相手に戦ってきた”その存在”初めは”エスパーは憎むべき怪物だ”そう”洗脳教育”をされるかのように
軍に”身”を任せて戦ってきたその身だが・・・・・・”佐伯”はともかく”葉”は多少の”アレ”はあるが”下手に手出しはしないだろう”感受性の高い”感応力者の佐伯は少し厄介だが、
奴も”カセン”を慕っている以上手は出すまい。それよりもこっちも”神経”を削られるような”大仕事”逆に派手に暴れまくったこっちとは裏腹に相手は相手だが楽しく笑顔で乾杯を交わす
その姿に少しだけ癒された。俺達二人の処理は更なる”数の能力者達”。こっちはもっと大人数の高レベルエスパー集団を任された。”いつかは自分の手元を離れて本当に”好きな相手を見つけてどこかへ
言ってしまうかも知れない”その”不安定な関係による”存在への”不安”はあるが今はお互い、いや特に俺達幹部と少佐それにヒノミヤ達は今同じ”目線”に向かって突き進んで”仕事”をしている
そんな”不安”を今俺が”持つ”余裕すら”名が廃れる”ソレだけ”今”パンドラの”名”に傷が付きかねない事件が”同時に多発しようと”し始めている。
それと”同時に”バベル側も”対応不足”でその”不備”による政府の圧力や”エスパーへの不信感や懸念の全て”を”同じESPの持ち主”怪物として今やその看板の一つとばかりに普通人側から
汚いその目を”向けられている”その状況で”No.2”の俺がもっとも”心を痛めているであろう”少佐の”お心”以上に”それ”に気をとられるわけにはいかない
”パンドラの名が傷つく”ということは果ては”未来の女王”が地に落とされるということだ俺達はそのために”高い空”を目指してきた彼女を支える羽でありその”玉座”を守る存在。
その”玉座”が俺達同様現在の”バベル”すらもその”牙城”を崩さんとばかりに”ESP能力者”による暴動が俺達”パンドラ側”へのアピールとして”残虐な事件テロ”へと発展している。
その”状況下”でそんな”事”に気をとられるわけにはいかない、確かに”俺達”二人も”今日の相手”には少々骨を折られた。外傷自体はまったく無いが最後には爆破テロへと発展し
人質に一般市民の少女までもを手に取り立てこもりまでしようとしたそのまま居空間に連れ込んでしばき倒してやったが”ユウギリ”程の幼い少女を捕まえてそのまま爆破させようなどとふざけた真似を
された。その上で助けたはずの少女はもともと洗脳済みのエスパーで油断した一瞬に腹部を刺されかけた。気づいた紅葉がそれを”実行”される前に気絶させそのまま催眠が解け少女はひ弱な男に変わった。
正直”感応系”の能力者じゃない俺達にはいくら紅葉の空間把握能力があろうとも一瞬の隙を疲れればヒュプノにはしてやられる。しかも”ユウギリ”並の幼い少女。
安堵した瞬間を危なくそのまま殺されかけた。逆にそいつは締め上げて殺してやりたいところだったがそのままバベルに通告した。テロ自体の爆発はそのまま紅葉が居空間を作り上げてそこへ吸収し戦闘もそこで
行ったが”性質が悪すぎる”こんなふざけた奴らが俺ら”幹部”の顔も知らず”パンドラに入らせろ!”そう言って”自己アピール”をするかのように一般市民に危機を浴びせる。
正直普通人に対しての憎しみやそういう部分は抜けきったわけではないが俺の母親は普通人だった。”エスパー”を”化け物”として”銃”を向ける”ノーマルの軍人”そう言ってしまえば今の”カセン”の
過去はそうだが”それでも”そういった”関係の無い”一般市民にまで”殺して当然”そういったやり方は気に食わない”あくまで少佐の言う普通人の根絶やし”それは”あくまで”少佐本人の自分の過去への
戦いの爪跡の一つだ”どこかに牙を向けることで生を保っている”少佐”それについては十分に熟知しているその上で”バベル”に向かって”繰り返す”挑発行為は”単純に”未来を変えたいその思いからの”抑制”
につながっているのだと思う。”未来”でのことは俺は分からない、”少佐から”離してこない限りもしかすれば俺はそのころにはもう死んでいるかもしれないそう思うと”カセンは?”
尚更”今の彼女”を大事にしたくてたまらない。だからこそ”今の急激に治安の悪化したこの事態を早急に収束させる”必要がある。一番”心を痛めているのは”きっと”少佐”だ。
今の”女王の居場所”すら奪われかねないこの状況”まだ”俺達パンドラは”結束力が固い”一度や二度つぶれたくらいで”汚名”くらい簡単にかき消せる”未来の彼女の玉座”を守ることができても
今の彼女の”心を傷つける結果になれば・・・”何より少佐が危惧しているのは”過去の自分のように”きっと”その役を買うのは自分だけで十分だと”汚名は自分が着るだろう。”女王”のために。
その時は・・・”自分もそれに従うつもりだが”それでも”あの人”を慕って”心配する”船と仲間が居る以上”現状”をどうにか打破する必要がある。
”今回の事件・・・・・・”いったい何の目的でその犯人は・・・・・・?”情報屋”にもそれを流して調べさせているがなかなか上手く捕まらない。相手もそれなりの情報戦線のプロのようだ。
とにかく今回の一軒全ては誰かの”情報プログラム”何らかの”特殊能力”による”遠隔催眠”しかも”大規模拡散による同時多発テロ”だ”最悪の結果”だけは避けなければいけない。
”バベル”でも現在”対応不足”で全ての予知の”件数”が多すぎて”変動レベル”の全体的な”計測”までも”追いついていない状況。”この状況で”俺達が出来る事は・・・
”バベルの予知出動による”作戦失敗の数を減らし・・・その上で”今回の一件”の”犯人を見つけること”たったそれだけだ”誰がいったい何のために・・・・”
確かに俺達”P.A.N.D.R.A”は裏社会では有数の過激武闘派組織に当たる。だが”一般的”には”まだ”エスパーを中心とした”謎の犯罪組織”バベル。そして”こちら側”からの”報道規制”と
”情報操作”で”日本への寄港”も”動向”そして”内部情報”も本来あまり外には漏れ出さないよう勤めているこちら側から”組織”として”同志”集めにアピールをすることはあるがこんな過激な真似はしない。
ましてや”女王”がいるこの国で”一般市民”が被害にあえばそれは”お心が傷つく”と”何より少佐が傷つくだろう”そんな”犯行声明”を望んで求めるはずが無い。だが”我々”の組織の以降も内容も知らない
半端な輩のエスパー達がこぞって”暴動”を起こし始めている”あまりにも異例過ぎる”しかも”モナーク”での”一件”のその後だ。”世界的には”情報を知るのは政府しかもかなりの上層部以外へは逆に機密情報
とされるほどの”手堅い組織”その”ブランド”を”品質”として保っていたはずの”パンドラ”が何故か今その予知出動で本来は”最も少佐が大事にしたいはずの”女王の”平穏”までも奪おうとし掛けている。
”いったい・・・誰が・・・・”その中でそうやって”微笑む彼女に癒される”誰よりも”少佐にきっと近い”カセンは”少佐”と違って”固定”した存在に”依存して見つめている”節”は無いが”自分が”
”守るべき対象”と認めたものには”命をとしても単身で向かうほど強く戦意を向けてくる”それだけ”今のパンドラ”を”少佐のお心を察して”志願したんだろう。この”組み合わせ”本来なら”俺とカセン”が
”組むはずだった”だが”それ以上”に”事態の悪化”を防ぐために”自ら俺と紅葉に組むように”彼女のほうから志願した。だからこそ”その気持ちを疑うほうが失礼だ”嫉妬すること自体が”本人への・・・果ては
少佐への”裏切りで”汚い自分の醜さを”最優先に”表に現す”今の暴行犯達と同じ存在になってしまうだからこそ・・・・・”だが”何故”急に・・・?”報道規制は完璧だったはず。
”バベル側”も”ソレ”を”失態”として”表に出すはずが無い”だが何故”俺達パンドラの寄港が外にバレた・・・?”その上で・・・”今回の・・・・・一件は・・・”
「”もう一件・・・・・潰してくるぞ・・・・、紅葉・・・・”」バベル側の予知科に新たな情報が発信されたらしい。現在のバベルの状況だと全部の特務エスパーがソレの”回避”に向かっている。
今のままだと手が回らない・・・・・ならそれより早く俺達が・・・・・・・・”できれば長く女王達に幸せな時間を与えてやりたい”何より”少佐が”願うだろう・・・それに・・・・・・”早くこの手に抱きしめたい・・・”
血で汚れた今の汚いこの手じゃなく・・・・・・・・。怪我をしたわけじゃないだが憎くてそれを一括した。”あまりにも残虐すぎる犯行だ”あくまで”俺達が向かうべき敵は”一般市民でも何でも無い。
本当に汚い闇はもっと深い”国政や傾き始めたブラックマーケット側にも存在する”その”マーケット側”から”妙な情報が”流れ込んだ”それだけも”吐き気がする”早急にこの事態を片付けねば・・・・・・
そう言って真木は先に現場へと向かうことにした。「”あ・・・待て!真木ちゃん・・・”」取り付く”島”すらない本当は”一番傷ついたのは”真木ちゃんのはずなのに・・・・・・
”黒髪のロングヘアーあどけない顔の少女”ヒュプノで姿を変えたやわな男だったとはいえ・・・・”最もそれに傷ついた”のは”真木ちゃんだったはずなのに・・・”それよりも”何だか少し悲しくなった”
久しぶりの”二人だけの任務”少し浮かれた自分に少し”汚い”と感じた自分が悔しかった。”真木ちゃんとの任務”は二人だけのほうが気が合って戦いやすい。それでも”焦り”が見えるソレに少し何だか泣きたくなった。
そんな”真木ちゃんは見たくない”もっと堂々として欲しい”抱きしめたく”なったがそれ以前に真木ちゃんはきっと”早くあの子を抱きしめたい”そういう気持ちでいただろう横顔からそういう表情が見える半面で
急激に笑顔を見せて急成長し始めたそれがいつか自分を離れることに寂しさを感じながらも”生き人形”のようだった綺麗な顔した”その”少女の”成長”を心から喜ぼうと思いたがっている。
それでも”好きなんだ・・・”少しだけ・・・・”寂しい”応援・・・・したいのに・・・”真木ちゃんが好きだから・・・・”少し寂しいな・・・・”

■†THE UNLIMITED 萩原 カセンfor”ESP”A†■

今回の事件。その”一件”の”発端”はどこかから漏れたらしいその”情報”。”俺達””パンドラ”が”日本”に”寄航”して”以来”どこからか”情報”が漏れたのかその組織力と”金”目当てに
自己アピールと”模倣”による”高レベルエスパー”による”犯罪”がここ数週で一気に増えた。”各々がそれぞれ別の目的で各所から発生させた大規模な同時多発テロ”それは”
船を寄港させ”少佐の誕生日を迎える以前”バベルの予知科”にハッキングした時点から既に何件かは見つけていたが。”最近になって急激に連日のように増え始めた”。
思ったより”数”が多い”これでは”女王達が”普通に”学校に”通えなくなる”以前に俺達の”組織”としての”ブランド名”が”汚される事になる”果てはそれが”未来の女王への汚名”へと繋がる
普通人側からの更なる”エスパー”への”偏見”、そして”差別”へと繋がれば”世界の均衡”はさらに怪しくなってくる。”何の罪を犯さなくても”エスパーであるだけで”阻害されうる”子供達がこの”日本”を拠点にして
”世界各国”に殖える事になる”組織拡大”として”新たなメンバー”が増えることは”我々、同じエスパー同士。家族”としての”拡大”として”同志”が増える事は嬉しい、
だが”自分の欲望と”醜い欲求”に任せて力を振るう”汚い能力者”による犯罪は”ソレは”エスパーとしての人権果てはその自由と幸せな未来を守りたい”我々と”心”を共にする、”同志”とは到底言えたモノでは無いだろう。
あくまで”俺達”パンドラは今でこそ”今の世界各国政府関係者”からは”異端”と思われる”エスパーのみで構成された
犯罪者集団”確かに組織力を上げるために”汚い仕事”も”影”ではしたが”最終的には表舞台で女王を果ては均衡の崩れた近い未来での世界の破滅を救う存在”、”ソレ”を支える”基点”彼女の”居場所”としてそれを”守り”
地盤を固めている途中のまだ”発展途上の”大型組織”だ。”只の世界政府”が気に食わないだけの”不良エスパーの集まりとして世界に汚名を轟かせるわけにはいかない”あくまで”今は仮の姿”
少佐も悪ふざけでバベルに”挑発”しているが・・・・”本来は”来るべきその日のために”穢れのないその存在を本人の意思として”この”組織に”あの”玉座”に座らせるつもりで”船”を大事に
守っている。だからこそ”そういう”汚い意思だけで我々”パンドラ”の名を”汚すような”残虐なエスパー犯罪は”この国”特に”女王達の活躍する”その場所で起こすわけにはいかない。
だが”異常にも多すぎる”どこかで誰かがそれを”リーク”して示唆している可能性がある”それがこの国に他にも点在する反普通人派の敵勢力か・・・”それとも・・・・

「”お前のその汚い意思を”僕ら”を”盾”に醜く晒し”汚す”のはやめてくれないか?”」
その”汚す”その”穢される”存在として脳裏に浮かんだのはやはり山吹色の綺麗な彼女、将来”僕が”出会うことのなるであろう”待ちに待った”その人物。
何年も憧れていまでも”ずっと愛して病まない”誰よりも”僕の救世主”になるであろう”今を守りたいその存在”。
”日本人”正直最も嫌いな人種だ”何かを盾に”その汚い意思を”正義”と訴えかけるそして
弱き者を餌にして醜い自分を”盾”に着飾り”その欲望を解き放つ”。目の前に居る”犯罪エスパー”の一人の”頭”を握り絞めながら僕は笑顔でそう言った
「”僕らP.A.N.A.R.A.は、お前のような汚い生き物の掃き溜めじゃ無いんだよ・・・・!”」そう言って力を込めて蹴り飛ばすと、被っていた仮面が割れた、見た目は只の中高生。実際高校生
程度だろうそれがESPに目覚めて友達から見捨てられその腹いせと憎しみから仮面をつけて夜な夜な”暴行”を繰り返していたらしい。”恐喝や強姦”といったそういった汚い輩をターゲットに能力を
振っては後に最後は金品を奪って行く汚い”子悪党”。近々バベルの方からも”捜査”の要請が警察から入る直前だった。それを”ヒノミヤ”が捕獲して最後にソイツが悔しくも”僕の名を”語ろうとした瞬間に壁に頭を殴りつけた。
最近になってやたらと”多い”それがとても勘に障る”女王のために建てた組織”僕のための”僕の居場所”それが僕達”パンドラ”の日本寄航から少しずつ”おかしくなりはじめたようだ”
少しずつ”闇の底にあった”エスパー側の”普通人”に対する汚い感情が”僕ら”の存在が”どこかで出回ってるせいか”ずいぶんと表立って出るようになった。
実際”4月”に入ってからの”日本におけるエスパー犯罪”が急激に上がっている”バベルの予知出動”だけじゃ”全く事足りていない”彼らは自然災害や外交のSPなんかにも借り出される場合もある。
だからこういう”小さな”子蠅は”有名税”として”多少”はこちら側から”手を打った方が”女王達”のためにもなる”こんな汚い生き物を”彼女達”に見せるわけにはいかない。

「ひょ・・・兵部・・・・っ・・・・・・・!!!!」
「・・・・っ・・・!!!」ヒノミヤの声で我に返った。もう少しで”気絶している”この男の”頭”をそのまま踏み潰すところだった。
”この場所が”憎い事は確かだ・・・・・”日本”女王が”生まれた”好きな場所ではあるが”反面”で僕が”あの人”あの男。早乙女英治”に撃たれた場所”憧れていたものが奪われたその瞬間。
その墓が今もこの土地のどこかに隠れて存在する。僕避けとしてバベル側が隠して保管、安置しているらしい、フン・・・元々そんなものには興味は無い逆に消してやりたいくらいだが
そうすれば”センサー”が発動してどうやらすぐバベルに通報される仕組みになっているらしい。誰に聞いたわけではないが誰かがそう言っていた。正直ぶち壊したかったがそんなことはどうでもいい。
「・・・・・”身に余る力を誰かに使うという事は・・・・それは後に誰かから同じようにそれを返される事もあると言う事だ・・・”」
”お前”が”汚い事”をすればさらに”汚い奴ら”に目をつけられる「”フン・・・出る杭は打たる前に出ない”方”が身のためだな・・・・・・”」
尚更”お前のような”力の使い方も”使い道すらも”自分の未来すらも大切に・・・”上手く扱えない”馬鹿には”無駄”な”能力”過ぎる。
そんな”恵まれた能力があるのならまだ可愛らしい女子にでも分けて貰いたいものだ”。”僕ら二人に出会ったこの数時間の”記憶を消してこのまま「”お前からバベルの奴らに連絡しろ・・・”」
不機嫌だとばかりに声に苛立ちを見せる兵部は、そう言ってヒノミヤに連絡をさせた。本当に”4月”に入ってから急激に”多くなった”エスパー犯罪”それが僕らのせいであったとするならば”早くにこの国を出た方がいい。
それは”果ては”特務エスパー達の翼すら”失う結果”になってしまう事になるかもしれない”自由に力を使う事で”好きに”羽ばたき愛される存在”たとえソレが”どんな理由”で作られた”本来は汚らしい穢れただけの存在”の
その偏見で作られた過去の異質で汚い組織。そんな”過去”を持った今の”組織”と言えようとも”不二子さん”が居る以上”あの頃”の”僕ら”のような”厄介者”として”政府機関”で”監視される”足かせをつけられるような存在になるわけにはいかないんだ・・・・・・、

同時刻、深夜其のころ鷹夜は近くの菜園で家庭菜園用のプランターに水を上げていた
「・・・そう・・・・。うん・・・・・”有難う・・”」「”アラ・・・!どうしたの!???鷹夜ちゃん今日はあなたが水遣り当番だっけ!????」
そう言って現れたのはダブルフェイスの常盤奈津子
”呉竹寮”の前でプランターのナスやトマトに水遣りしていた彼女を見つけて話しかけてきた。
「あ・・・やだちょ・・・!?????何コレ蟻の大群じゃない・・・!???????」そう言って近くにいた無数のそれに驚いて踏みつけようとする彼女に
「”あ・・・待って・・・奈津子さん・・・今蟻さんとお話してたの・・・!!!」
「は?」そう言ってソレを止めようとする鷹夜。「”い・・・今あのなるべく蟻さんにアブラムシとか天道虫とかそういうのは寄せ付けないでねってお話してて・・・!!”」
「”へ・・・へぇ・・・・あんたってそんな能力もあるんだ・・・・”」ホストクラブ帰りで”ほたる”にお目当てを奪われた彼女は少々気がたちながら先に帰ってきたのであった。
「そ・・そうじゃぁついでにあたしがそこで育ててるイチゴの方にも絶対手ぇだすなよって上手くしかっておいてね!!!”」そう言って「”あー・・・のどか沸いた”」と面倒くさそうに
帰っていった。彼女も他予知出動で疲れていたがそれ以上にストレスを発散してきたかったらしい。反面で他のエスパーが外に出回る分自分が内部で当直をする回数が多くなった。
「”じゃぁ。もう”帰っていいよ?””」蟻さんたちに別れを告げるとばらばらに参列した蟻は最後に「”アリガトウ”」と参列編隊を組んだ後にそれぞれの巣へと列を作って帰って言った。
「”・・・・”」
その一匹を手に取ると肩に乗せて今度はその上を飛んでいたスズメバチを呼び寄せた。
人差し指にゆっくりと止まるソレ。殺気も毒針も放つつもりは無いらしい。「”・・・・”」”犬神”の”能力者”であって”宿木”のそれは使えない彼女だが動物的勘からかその臭いと羽音を察する。
そうやって少しずつ会話を繰り返し情報を集めていた。”今日はナオミが夜の当番”朝まで予知出動の出動と待機で帰ってこないらしい。間で初めて管理官に会った。
それも上層部ですらなかなか入れない上で情報漏れも少ないバベルの最下層そして”ある事”を頼まれた。
どうやら”相手は何らかの情報能力のスペシャリスト”合成能力者らしい”パンドラ”の同行を探れるということは”バベル側の同行すらも”手にすることが可能な可能性が高い。
・・・・・”何故自分がそれに選ばれたのかは知らないが・・・・”今回の”その極秘任務”確かに自分には最も都合がいい”仕事”だった、”この方法”なら”情報戦”のプロの盲点を着ける
蜘蛛の巣のような網の中から逆にその巣を奪う作戦、”強力な巣の主相手に”この方法なら・・・・

”・・・・・?”コロン・・・・・・。「”あ・・・”」その瞬間奈津子さんの大事にしていたイチゴの一粒が不自然に落っこちた。
「”あ・・・どうしよう奈津子さんの大事なイチゴ!!!”」そう言って困る鷹夜。ナオミの実家から送られてきたソレをいたく気に入った奈津子が個人的に苗を取り寄せて大事に育てていたそのイチゴ。
それを今度はなぜかスズメバチが何匹かの仲間を寄せて拾ってソレを手渡してくれた「”えと・・・・”」困りながらも”食べていいのかな?”そう言って困る鷹夜に
「”食え!!!”」それを見つめていた犬神初がそう言った「いや、多分聞こえてねぇから!」即頭をたたいて突っ込む宿木。ちなみに一度を切り落としたのは前者の彼でスズメバチを操ったのは後者の彼だったが
「”奈津子さーん・・・・!イチゴ・・・いい感じに出来上がってましたよー・・・!”それを持って彼女は中に入っていってしまった
「”あ・・・”」「”お礼のつもりだったんだけどな”」霊体としてふわふわ空に浮かんでた彼らはそのさり気ない労いに失敗し苦笑してしまった。ちなみに、もう”彼ら”はその
”犯人”には”気づいていた”だが”教えようが無い”だからさり気なく探っていた彼女の護衛についでとばかりに労いをひとつ差し入れするつもりだったがあまりにも”いい子”に育った彼女は
普通にソレを持って行ってしまった。「”何もないといいけどな・・・”」「”あぁ・・・”」だが・・・・・。”場所と相手が危険すぎるばかり”彼女のことが心配でならなかった。
”自分の主任にすら内緒”の極秘任務。”影チル”に代役まで立てさせてばれないよう中に呼び込んだ。”その上で、任されたその”仕事”現在不二子は不在中。”本部”も事件処理に忙しく内部はガラ明き状態。
「”せめて俺が現実に戻れれば・・・・”」そう言って悩む初に「”それでも見守るしかないだろう”」励ますようにそう言った。”誰にも知られず単独の”主任抜きの危険な任務できればそばでちゃんと守ってやりたいが・・
今の自分達に出来る事は・・・・それでも「「””せめてソレを見守りたい””」」無事に事が終結することを祈るばかりの二人であった。

■NEXT■

■実質的な”大事件”に発展しかけない今回の大規模多発テロ。しかし”伊号”の予知にはそれは無かった。
最初から”伊9号”は”8号の危険”今回のアンリミ本編の予知を既にしていた設定ですが
今回の”件”についてはあえて”何も語らなかった”だからこそ・・・それでも・・・・・
”危険すぎる”敵と”踊らされる”エスパー達其の犯人は”鷹夜”編。
単純に”おまけページ”の宣伝として
コチラに上げさせてもらいましたごめんなさい苦笑汗汗苦笑汗すみません苦笑汗汗汗^^;

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