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07




「伊作お兄ちゃん、ただいまー。」
「おかえり、蒼月ちゃん。」




お風呂からあがり、いざ伊作お兄ちゃんの部屋へ!
と、言っても場所がわかんなかったからどこでもドアでだけど。
伊作お兄ちゃん、一瞬ビクッとしたけどそのあと普通におかえりと言ってくれた!





「おいおいおいおい!伊作ぅ!!」
「? どうしたの?留三郎。」
「どうしたじゃない!蒼月って…、女の子だったのか!?」
「ああ、言ってなかったっけ?」
「性別までは聞いてない!」




伊作お兄ちゃんは笑顔でごめんねと言ったが…、もしや確信犯なのでは?
あ、でも私がお風呂入ってる間に相方さんに説明してくれたんだ…。あざまーす!




「いくらロボットだからって女の子をこの部屋に泊めるのは…。」
「留三郎はぁ!!こんな寒空の下女の子を野宿させるつもりなの!!」
「いや学園長に言って別の部屋を…。」
「別の部屋ってどこの部屋!?仙蔵達の部屋!?小平太達の部屋!?そんな危険な場所に連れて行けるわけないでしょ!?」
「いや、だから空き部屋をだな…。」

「伊作お兄ちゃん、落ち着いてー。」




荒れ狂う伊作お兄ちゃんを落ち着かせれば今度は相方さんがこちらをギラリ!と見て来た。
きゃ!なに?



「い、今なんて…?」
「? 伊作お兄ちゃん、落ち着いて?」
「伊作…、お兄ちゃんんん?」




心底驚いた感じで、そのあとブツブツ呟く。
「お兄ちゃん…。」とか、「留三郎お兄ちゃん…。」とか、「いや、留お兄ちゃんでもいいなぁ…。」とか変な単語が聞こえる。




「蒼月、と言ったな。」
「はい!ネコ型ロボットの蒼月です!」
「俺は留三郎だ。」



留三郎…。やっぱり…。



「好きに呼んでくれ。」
「じゃあ…、留お兄ちゃんで。」




さっき相方さんもとい、留お兄ちゃんがピックアップした単語をチョイス!留三郎お兄ちゃんだと長いし噛むもんね。



「っっ!!!?」
「留お兄ちゃん?どうしーー」

「今日は留お兄ちゃんと一緒に寝ような!!」




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あきゅろす。
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