05
「あれ?知らない子がいる。」
「あ、本当だ。」
と、言われたのでちゃんと自己紹介しました!
そしたら三人は「よく分かんないけど、よろしくー。」って言われました。
「まだこの時代には子育てロボットは流行ってないんですね。」
「そうだねー。子育てロボットだのネコ型ロボットだの言ったのは蒼月ちゃんが初めてだよ。」
「へぇー。」
お手伝いも無事終了し、今は夕飯をご馳走してもらってます。
みんなでやると早く終わるね!
「あれ?善法寺伊作先輩。」
「五年い組の久々知兵助。どうしたの?」
「その子どうしたんですか?」
「ああ、この子?お手伝いさんの蒼月ちゃんだよ。なんでも未来から来た子育てロボットだとか。」
「ふぅーん。」
ごめんね、アイサツしたいけど箸をもっている手がプルプルで神経を途切れさせるわけにはいかないのだ!あとで!またあとでアイサツするから許して!
この煮物おいしー!
「(美味しそうに食べるなぁー。)」
そっ…と私の前に小鉢が置かれた。
中は、冷や奴?
「く、久々知が豆腐を…!!」
「俺が作った豆腐…、食べたらどんな反応するかな、と。」
「なるほど。自分の腕を試したいんだね?」
「はい。…お食べ。」
なんかわかんないけど、食べていいなら食べましょう。
ぱくり!
「……!?!?」
こ、これは…!
こんな豆腐食べた事ない!
これが豆腐の原点なの!?
あなた様が豆腐の神…!
「あ、花が咲いてる。」
「顔も綻んでいる。」
「しまいには手の震えも早まった。」
「むしろ蒼月自身が震えてる。」
「よかったね、久々知。」
「はい。ありがとうございます。」
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