01 とある日の昼過ぎ。 夕食の仕込みをしようと思いお茶を飲みほし、湯のみを片付けようと立ち上がった瞬間。 戸棚が勝手にバン!と開いた。 ビックリしたが立ち上がったついでに締めればいいか、と戸棚に近付くと…、 「…………。」 「…………。」 小さな女の子と目が合った。 「おやおや。こんなところで何してるんだい?迷子かい?」 そう聞くと女の子は首を横にフルフルと振った。 「未来から来た蒼月です!」 「未来…?」 「タイムマシンで来ました!」 「たいむ…?」 「ちなみにネコ型ロボットです!」 「未来の便利道具でこの学園を今のまま残すため、派遣されました!」 [*前へ][次へ#] |