[携帯モード] [URL送信]
「屋上行かねェ?」





キーコンカーンコーン


「ちょっと、ダメツナ邪魔。」



HR終了のチャイムが鳴り、女子のほとんどがこちらに押しかけて来た。(夜宵を見れば男子に埋もれてる。)
最近の中坊は肉食系が多いんだな。
チラッと夜宵を見れば笹川と話したかったのか、邪魔されて不機嫌だ。(顔に出てないのがスゴイ!)




「夜宵、屋上に行かねぇか?」
「いいけど場所が分からない。」




夜宵がそう言えば笹川が案内すると言ってくれた。




「花も行こう?」
「ええ。」



2人の承諾を得て、他の連中も連れて屋上に向かう。
全く、朝からいい迷惑だな。









「ぷ、はぁ〜。」



屋上に着けば誰かも分からないため息。多分、全員がしたと思うが。




「教室は息が詰まりますね。」
「鼻が曲がりそうだったね〜。」
「ぷ。香水臭いのがいたからね。みんな鼻は正常?」




笑って聞くが至って正常だ。



「異常はない。」
「そうだね。もしコレで嗅覚に異常をきたしたら一生分の食糧を請求するよ〜。」
「食の考えは本当ブレないね。」




嗅覚ってアレだろ?食べ物限定だろ?
てか犬かよお前。





「あ、あの…!」
「ん?」



今まで黙ってた(空気だった?)笹川が話しかけて来た。




「どうしたの?京子。」
「あ、えっと…、その…。」
「あんた達、それが素?」




まぁ、俺たちは優等生として転入だからな。
ま、そのうち優等生じゃなくなるが気にしない。




「そだよ。」
「え、そこアッサリします?」
「諦めが肝心だからね。」
「もっと粘りなさい。」
「まぁまぁ、彼女達もアレだから別に、ねぇ。」




まぁ、この2人もアレだから、なぁ。




「単刀直入に聞く。笹川京子、黒川花。あんた達二人…、矢上姫華に嵌められただろう。


ーーーーーーーーーー

オブラートに包まないのがここのヒロイン。
テストに出ますよー。



あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!