[携帯モード] [URL送信]
「気安く呼ばれたらたまったもんじゃない。」




「じゃあそれぞれ自己紹介を頼む。」



そう先生が言うと一人一人、自己紹介を始める。



「妬流失也。」


この人はなんか何気に目つきが悪い。
獄寺君といい勝負だな…。


「高峰広大様です。(ニッコリ)」


ナルシストだ。
でも最後のニッコリで女子から黄色い声が聞こえる。


「ちっ。怒右京だよ!」


自己紹介がイヤなのか、なぜ怒ってるんだ…?


「一末食。何か食べ物ない?」


お腹をさすり食べ物を催促。
お昼まで待ちなよ…。


「柊怠志。てか自己紹介とかめんどい〜。」


煤I めんどくさがり!?そのわりには自己紹介するんだね。




「馴れ馴れしく名前呼びされるとたまったもんじゃない。」


唯一の女の子はなぜか名乗らない。なぜか。



「イヤ、しかし…。」
「私がしないと言ったらしないんだ。」



多分この人は自分の意見を曲げない人なのだろうと直感で思った。
今回の転校生は個性豊かなんだな〜。




「席は笹川、黒川、山本、沢田、獄寺の隣があいている。今呼ばれた人は手をあげろ。」



笹川の隣。つまり窓際。
黒川の隣。こちらは両方あいている。
山本の隣。真ん中あたり。
沢田の隣。山本のうしろ。
獄寺の隣。沢田の隣。あいている席の反対側。




「………。」



名乗らなかった女の子は何も言わずに京子ちゃんの隣の席に座った。



「夜宵はそこですね。みんなはどこがいいですか?」
「僕はどこでもいい〜。考えるのめんどいしぃ〜。」
「「俺も。」」
「じゃあ僕と食は黒川さんの隣。怠志は山本君の隣で失也は沢田君、右京は獄寺君の隣でいいですか?」



ナルシストの人が一通り命令する。彼らはそれに反対せず言われた場所へとついて行った。ちなみにハモった2人はなぜか口喧嘩中だ。
本当、今回の転入生はみな、個性豊かだ…。


ーーーーーーーーーー

今思ったけど主人公何気にワガママだ(゚Д゚)
新発見!


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!