「前いた奴みたいにしてやるよ。」
並中2年A組ではとある話題で盛り上がっていた。
その話題って言うのが、
「今日、転入生が来るらしいな!」
「しかも6人も!」
時期外れの転入生。そしてその人数。
話題にならないほうが可笑しい。
そして、俺たちも…ーーーー
「ふふふ。仲良くなれるかなぁ〜?」
「大丈夫だって、姫華。もしなんかあったら前いた奴みたいにしてやるよ。」
ーーー前いた奴。
このクラスでは知らない人はいない。
2−Aの一悶着。
色未 巽。彼女もまた、転入して来た子だ。
そして、姫華ちゃんの可愛さに嫉妬して屋上で暴力を奮った女子。
そしてある日、屋上からーーーー
「みんな、席に着け。」
いろいろ、考え事をしてればいつの間にかHRの時間になっていた。
散らばっていた生徒はみな、自分の席に着く。もちろん獄寺君たちも。
「今日は転入生を紹介する。男子も女子もよろこべよ〜。」
男子も女子も、と言う事は男女共いるって事かぁ。
巽ちゃんの時は「男子喜べよ〜。」だったもんなぁ。
「じゃあ、転入生。入って来い。」
教室の扉を開けて入って来た転入生6人は、美男美女だった。
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