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*SOS団
交換条件
*主人公side

「詳しくは説明できません。理由は禁則だから。なのでぇ、わたしはお願いするだけです」

キョンくんはもたれてくうくう言ってるみくるちゃんに首を向けた。

「眠らせました。わたしの姿を見られるわけにはいかないので」

「なぜです?」

「だって、わたしが今この子の立場だったときに、わたしはわたしに会ってないもの」

みくるちゃんは片目を閉じて、

「そこにある線路沿いに南に下ると学校があります。公立の中学校ね。その校門前にいる人に協力してあげて。すぐに行ってあげてくれますか?そっちのあたしは、ゴメンですがオンブして行ってください。あまり重くはないと思うけど」

なかなか大変な問題を押し付けた大人みくるちゃん。
「見返りにどんな物をくれるんですか?」

あっ、それあたしもきになる。

「見返り……ですか?そうね、んー」

大人みくるちゃんは形のいい顎先に指を当てて考え込み、それから大人っぽく笑う。

「わたしから差し上げられるものはありません。でも、そっちで眠っているわたしにチュウくらいならしちゃってもいいよ。ただし寝てる間にしてね」

「それはちょっと……」

おー、キョンくん紳士だねぇ。それともあたしがお邪魔だったかな。
大人みくるちゃんがこう言ってることだし、あたしがキョンくんに代わって子供みくるちゃんに…

*

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あきゅろす。
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