*SOS団 うっとりしました *主人公side 「うふ、そうです。ただし、この子よりもっと未来から来ました。…やっぱり名前ちゃんは可愛いですね」 いやいや、あたしなんか全然っすよー。 「ふふ。こうして見ると……」 みくるちゃん(大)は眠り姫みくるちゃんの頬をぷにぷにとつっつき、 「子供みたい」 手を伸ばしてみくるちゃん(小)のセーラー服を懐かしそうに撫でる。 (大)でも(小)でもみくるちゃんはみくるちゃん。可愛いのには変わりないね。 うん。素晴らしいね、女のあたしでもうっとりしちゃうよ。 「この時のわたしはこんなだったの?」 キョンくんは唖然とみくるちゃん(大)を見上げるだけで、あたしも何と答えていいやら苦笑を浮かべるだけだった。 「ここまであなたたちを導いたのはこの子の役目で、これからあなたたちを導くのはわたしの役目です」 にこやかにおっしゃる大人のみくるちゃんに、キョンくんが尋ねる。 「あー……。これはいったい……」 * [*前へ][次へ#] [戻る] |