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小説
10
「……あっ…」
「……っ!」
酷くゆったりとスローモーションみたいに傾いた身体、
俺は反射的にアスファルトの床を蹴っていた
伸ばしても届かない俺の手は空ばかり掴んでいて俺は豪快に舌打ちをした
(届け…っ届け…っ)
「っ届けええぇ!!」
抱き寄せた身体は思っていたより男らしくて、
お姫さまってこんなでかかったけ?なんて冷静な事を考えながら俺達は風を切って急降下した
最後に見えたのは、揺らめく水色の世界。
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