トップシークレット 隠し撮り.2 ふたりはツーショットで隠し撮りされることが多かった。 というのは、秋人がイオンを片時も傍から放そうとしないからである。 生徒会長による副会長の溺愛ぶりは、全校生徒の知るところであった。 抱かれたい男No.1。遊佐秋人。 抱きたい男No.1。吉原イオン。 ともに、カリスマ生徒会と言わせるだけの人気ぶりだった。 昼休み、イオンは秋人とともに生徒会室にいた。 「イオン、いいだろ。ちょっとだけ」 ワイルド系と言われる男のフェロモン垂れ流しの秋人が、膝に座らせたイオンのシャツに手をかける。 「秋人、…昼休み終わるまで、だよ。生徒会長自らがサボりなんて示しがつかない」 「一時間くらいエスケープしたって誰も気にしやしねえよ」 恋人達の甘い睦み合いが、ソファの上で始まる。 [*前へ] |