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控え室.3
「え?」
思わず振り返ったイオンに、イタズラげな秋人の目がかち合う。
「おまえもオーディションに出るんだ。女装してな」
女顔負けの色気だ、イケるイケる、と軽口を叩いてくる秋人に、
「女装!?」
イオンは状況も忘れて茫然とした。
「俺が他のオンナと絡むのがヤなんだろ? ならおまえが出ればいい」
オーディションに集まったモデルは、総勢500名。
有名ブランドの香水であり、また人気モデルとの共演とあって、その倍率は凄まじいものだ。
「大丈夫だ、イオン。俺はおまえに決まると確信してる。もちろんズルなしでな」
「今からいきなりそんな…」
「大丈夫だ、メイクアップアーティストはもう控えてる」
にやりと秋人は笑うと、音を立ててイオンにキスをし、男の貌に戻って彼を鳴かせることに集中した。
「中出ししたら、すぐ掻き出してやるから安心しな」


 



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