光と闇の影
闇(テイト→フラウ)
「なぁミカゲ………あいつは………フラウは………俺をどう思ってんのかな?」
ぷゅきゅ?
噴水のある中庭
芝生に腰を下ろして、ミカゲを膝に乗せ、快晴の空を眺めながら呟く
いつも、喧嘩ばかりで、俺様なフラウ
でも、いつも支えて、助けてくれるのも、フラウだった
そんなフラウを
いつからだろう………
好きになったのは…………
時折見せる悲しい瞳
なぜそんなに、悲しむのか………理由を知りたいが、怖くて聞けない
フラウは、散々俺の心を聞き出すが、フラウ自身の心は、絶対に見せてくれない
踏み込めない壁…………
俺にはその壁がもどかしい
もっとフラウに近づきたい
でも、それと同時に、ミカゲのように失うのも怖い
たぶん、フラウを失ったら俺は…………俺を保つことが出来なくなるだろう
フラウ以外は何もいらない
フラウ以外は欲しくない
なぁ、あんたは
俺を 好きか?
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