delusive A man 2 さあ次はこいつの仲間だ。次は尋問をさせなければならない。 私が感じた気配は二人だけだったから。 日本語は少しだけ話せる。光明に教えてもらった事があった。 あ、光明連れてくれば一番てっとり早かった。まあいっか。面倒くさいし。 足が疲れてきた。もう4、5時間は歩いている。 私は正直疲れて来た…どこか休みたくて辺りを見回す。近くに和風の町並みには合わないバーがあった。私はそのバーに入ることにした。 カランカラン とドアの開ける音と共に視線が私に集まる。和服の奴もいるが洋服の奴のほうが多かった。 私がカウンターに座ると、マスターらしき人に話しかけられた。 「いらっしゃいませ、何に致しますか?」 …なんて言っているのかわからない。 「I'm sorry. I can't understand Japanese. Can you speak English? (すみません。日本語はわからないの。あなた、英語話せるかしら?)」 「May I help you?(いらっしゃいませ)」 どうやら話せるようだ。少し安心した。 「Well...Not just yet. (んー…まだいいわ。)」 「If you need any help , let me know. (ご用がありましたらお知らせください。)」 backnext |