これはただのネタですから 1 「花菜ちゃん。校内の案内・・・頼んでもいい?」 昨日転校してきた心愛ちゃんが朝来てすぐにわたしにそういった。 ぶっちゃけめんどいから他の人にして、って思ったけどなんかこの子は邪険にしにくいからちゃんと案内することにした。 「いいよ。」 〜〜 「・・んでここが職員室。次は〜・・・一応屋上も行く?」 「うん、お願い。」 「じゃあ行こうか。」 今は初夏だからちょっと屋上は暑いかもしれない。 正直な話、わたしは日光があまり好きじゃないから屋上には滅多に行かない。 しかも、昔噂で【よく風紀委員長が寝てるから妨げると噛み殺される】と聞いた。 それ以来一回もいったことがない。 「ここが屋上。」 うちの学校は公立だけど屋上にいけるなかなか珍しい学校だ。 「ありがとう花菜ちゃん。」 「別に………。」 にこにこと笑う心愛ちゃんやがなんだか少し眩しく感じて、つい目をそらしてしまった。 それを別の意味でとってなければいいのだけども。 [次へ#] |