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D.C.S.B.〜永劫の絆〜
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士郎「―――I am the bone of my sword.(身体は剣で出来ている)」


詠唱を紡ぎ、自身の“丘”から最強を冠する宝具(盾)を呼び寄せる。

士郎「―――――“熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)”!!」

士郎の掌に魔力によって構成された四枚の花弁が現れる。

投影によって出現したアイアスはヴィータの渾身の一撃を防ぐ。


ヴィータ「なっ……!?」

防がれることを予想していなかったのか、はたまた突如現れたアイアスに驚いているのか。
ヴィータの顔には驚愕の表情が滲み出ていた。




なのは『なにあれっ!?』

フェイト『障壁?けど、少し違うような………』

ヴィータ同様アイアスの存在に驚きを隠せない二人。

刹那『“ロー・アイアス”。かつてその名を世界に轟かせた武具の一つ。英霊が持ちえた“宝具”と呼ばれるモノだ』

なのは『宝具………』

刹那『発動すればその威力は絶大だ。それに、士郎が投影で作り出したアイアスは不完全にしろ真には迫っている。ヴィータの攻撃にも充分耐えられるだろ』


驚く二人に説明する刹那。

この間にも闘いは続く。




ヴィータ「……くっ!か、硬ぇぇ――――――っ!」


グラーフアイゼンはアイアスによって未だ阻まれていた。

士郎「――――ぐ、が………」


左腕全体に強い痛みが走る。

士郎の回路に限界が近いのか、徐々にアイアスに亀裂が入っていく。


ヴィータ「(……今ならいける!)ぶち抜け!アイゼン!!」

アイゼン《Jawohl.(了解)》


今が好機と見たヴィータはもう一発カートリッジをロードし、さらに威力を増加させる。


士郎「……く、そ…がぁぁあ―――――っ!!」

カートリッジをもう一発ロードし、威力が増したグラーフアイゼンに対抗するために自身の魔術回路が焼け切れることを承知で士郎は無理矢理魔力を流し込む。


ヴィータ「っ!?(硬さが増した!?)」


所々に亀裂が入り、砕けるのは時間の問題だったアイアスに強度が戻ったことに再び驚くヴィータ。


純一「投影をやめろ士郎!」

ヴィータの攻撃を防いでいる士郎の後ろで純一がなにかを紡ぎながら叫ぶ。


士郎「………………ぎ……っ!?」

激しい痛みに耐えながら眼だけを純一に向けると、投影をやめてすぐにその場から離れた。

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