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D.C.S.B.〜永劫の絆〜
Page24
〜柊邸・地下勉強部屋〜



刹那「そんじゃあ、今から両者手加減無しの三対三のガチンコ勝負をしてもらう。尚、これはあくまで“模擬戦”なので両者ともに無理だけはしないでいただく。以上!なにか質問はあるか?」

シグナム「デバイスに付いているリミッターは外しても構わないのか?」

刹那「ああ。でなきゃこの模擬戦の意味はない」

シグナム「わかった。では、そうさせてもらおう」

そう言うと、シグナムはさっさとデバイスの調整をし始めた。



刹那「他に両者から質問はないのか?」

稟「………はーい」

刹那「なんだ稟?」

稟「死神の力と“始解”は使ってもいいのはわかったけど、“卍解”のほうは使ってもいいのか?」

刹那「……うーん。それなんだよなぁ…。二人の卍解の霊圧に他の皆が耐え切れるかどうかが怪しいんだよなぁ……」

悠「俺が霊圧を遮断する結界張れば万事解決じゃないか?」

刹那「あ。その手があったか」

一番の悩みどころに悠のサラっと出した提案で納得する刹那。


刹那「つーわけで、卍解の使用を許可する」

稟「ん。了解」




準備が両者済んだのか、勉強部屋の中心辺りに六人が集まっていた。


麻弓『さあ、始まりました!柊邸の地下勉強部屋に於ける第一回ガチンコバトル!!司会でお馴染みの私!麻弓=タイムとぉ!』

刹那『そしてお馴染みパート2!柊刹那と!』

悠『藤村悠でお送りします♪』

麻弓『そして今回は、解説兼ゲストに、時空管理局の若手三大エースの皆様に来ていただいているのですよ♪』

なのは『どうも〜!時空管理局武装隊所属、高町なのはです♪』

フェイト『ええと、同じく時空管理局のフェイト・T・ハラオウンっていいます。一応、執務官なんかをやっています。よろしくねっ♪』

はやて『同じく、時空管理局で特別捜査官やっとります。八神はやてです。よろしゅうな♪』


いつもの如く何処から司会席などを出したのか、という質問の答えは聞いても綺麗にスルーされるので聞かないでおこう。


メリア「……モキュモキュ。いったいどちらが勝つんでしょうか?」

瑠璃「さあ?…モキュモキュ。話を聞くかぎりあの人たち、結構凄腕らしいから、稟たちの負けは確定じゃないの?はい。ルン、藍、あーん」

ルン&藍『あーん。もっきゅもっきゅ…』

凍夜「まあ、稟達の使用武器が宝具だけなら勝てはしないが、あいつらには死神の力がある。それに“卍解”も使えるんだ。そう簡単には敗れはしないだろう」


いつの間にか作られていた観客席で凍夜達は団欒やら他愛のない話をくっちゃべっていた。

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