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D.C.S.B.〜永劫の絆〜
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亜沙「……こ、この力…。料理部(うち)に欲しい!」

萌「と〜っても、美味しいですね〜」


シア「ま、負けたっす……」

士郎「俺も負けた…」

アーチャー「ふっ。修行不足だな。衛宮士郎」

セイバー「アーチャーっ!貴方は私のマスターを侮辱する気ですかっ!?」

アーチャー「私は事実を述べたまでだが?」

セイバー「アーチャー、貴様ァ!!」

士郎「待てセイバー!確かにアーチャーの言う通り、これは俺の修行不足だ。けどなアーチャー。さすがのお前も、この料理には勝てない。俺が保証しよう」

アーチャー「ほう。私も随分と見くびられたものだな。良かろう。その料理、食してやろう」

パクっ…………………

アーチャー「……………………何と言うことだっ!!こ、このオレが……」


藍「おいしいねぇ♪」

ルン「うん。それに……暖かい」

瑠璃「それにしても、和食で二人に負けるなんてぇ………。結構自信あったのになぁ……トホホ…」


小悪魔姉妹がテーブルに突っ伏している一方で、方や勧誘を目論む先輩、方や料理の腕で敗北した者達、方や家庭の料理を満喫する者とが分かれていたりする。






純一「ふぃー。食った食ったぁ」

稟「ごちそーさん」

刹那「お粗末様っと」

叶「それにしても驚いたよ。刹那くんって本当になんでも出来るんだね」

刹那「まあ、軽く五年くらいは俺と凍夜と悠の三人で暮らしてたからな。炊事洗濯できなきゃ、生活できないし」

フェイト「けど、その五年の月日のほとんどって…」

刹那「ああ。専ら鍛練か仕事ばっかりだったな」

はやて「ホンマに血生臭い生活やなぁ………。ところで、あそこは何処に繋がっとるん?」

食事を終えたはやてがリビングに設置されている暖炉を、おもむろに指さす。


刹那「なんでだ?」

はやて「いやな。よう見るとあの暖炉ズレとるから、もしかして何処かに繋がってるんやないかと思うと気になってしもうて」

はやてに言われて改めて暖炉を見ると、確かに暖炉はズレていた。

刹那「あそこは俺達の鍛練場だよ。通称、“地下勉強部屋”」

なのは「地下勉強部屋?」

刹那の言葉の意味が上手く掴めなかったのか、なのはは首を傾げる。

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