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D.C.S.B.〜永劫の絆〜
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凛「……おかしいわね…頭がくらくらしてきた……」

桜(F)「……大丈夫ですよ姉さん。私も頭がくらくらしてきましたから…」

有り得ないことばかりを聞いたせいか、姉妹揃ってこめかみを抑えながら立ちくらみ紛いの症状に耐えていた。




稟「この分だと、悠兄さんやメリアの成績も目茶苦茶高いんだろうな」

悠「俺?俺は別にそうでもないけど…」

カレハ「そういえばこの前の小テストでぎりぎりクラスの平均点だったような……」

純一「ちなみに、その時の先輩方のクラス平均は?」

亜沙「そんなに高くなかったはずだよ?確か……だいたい67点くらいだったかな?」

萌「私は〜、赤点ギリギリでしたぁ〜……」

真琴「そりゃあ、時間ぎりぎりまで寝ちゃってたしね。当然の結果よ…」

悠「そういえば、俺も終了10分くらい前まで軽く居眠りしてたな…」

刹那「なら、最初からちゃんと受けてればいい点とってたんじゃねーか…」

悠「まあ、あの時は疲れが少しばかり溜まってたしね」


稟「聞いた話をまとめると、悠兄さんもただならぬ頭脳を持っていることがわかったな。さて、次はメリアだけど…………」

先輩方の話を総合し、悠の頭の良さを割り出した稟は、次の標的であるメリアに向き直った。


メリア「それでですね麻弓さん。ここの文章の訳は、『我思う、故に我あり』となります。わかりましたか?」

麻弓「おおっ!恩に着るのですよ、リアちゃん!」


一方、標的であるメリアは稟達の話を途中から耳に入れず、麻弓に勉強を教えていた。


稟「聞く必要はないか。見た目かなり優秀そうだし」

純一「その実、かなり優秀だしな」

士郎「まあ、あの三人が優秀なわけだしな。メリアが優秀じゃなかったらおかしいだろ」


こうして、この四人は以上すぎるという結論が、稟達の中で出された。




瑠璃「バカな検索は済んだ?」

純一「ああ。済んだには済んだ。てか、バカとか言うなっ!」

士郎「あれ?何故にエプロン姿?」


メリア「時間を見ましたら、もう夕食の時間でしたから」

瑠璃の格好に疑問を感じた士郎がその疑問をぶつけると、メリアが同じようにエプロン姿で台所から現れた。


士郎「もうそんな時間か……。よしっ!俺もなにか手伝うよ。じっとしてるのは性に合わない」

メリア「えっ、けどすぐに済みますよ?」

士郎「なら、盛り付けぐらいはさせてくれ。うまく盛りつけてみせるから」

メリア「はあ?では、味見していただけますか?」

士郎「おう!任せとけ!」

手伝えることがそんなに嬉しいのか、士郎は何故か腕まくりをしながら台所に消えていった。

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あきゅろす。
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