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D.C.S.B.〜永劫の絆〜
Page16
稟「…ん〜。困ってるなら手助けはしてやるけど、この場合はなぁ……」


気まずそうに頭を掻く稟。

まあ、彼も次期王となる身。
他に学ぶべきことがあるので仕方がないことだが。



純一「俺はかったるいからパスな……。のんびりと人生を過ごしたいんだよ」

全くもってやる気無しの純一。
確かに人の世はのんびりできる時間が極端に少ない。
故にそんな時間を欲するのは、人として道理であろう。



士郎「俺は正義の味方に少しでも近づけるのなら構わないよ。どうせ急ぐ旅路じゃないからな」

自分の理想に少しでも近づきたい士郎は、管理局で何かを学べると思ったのか、案外あっさりとOKを出した。



悠「ん〜。俺は別に構わないかな。就職先どうしようかと思ってたところだし♪」

自身の就職先を悩んでいたのか、悠は士郎以上の単純な理由で管理局入りを決めた。



凍夜「俺は入らん。いちいち喧しいジジイ共からの愚痴を聞くのも堪え難いからな。ま、お前らが手伝ってほしい時は、言えば手伝う」

あくまで入局はせず、傭兵地味た台詞ではやて達を支援することを約束する凍夜。




はやて「さて、最後は刹那くんだけやで」

みんなの意見を一通り聞いたはやては、もう一度刹那のほうに向き直った。



刹那「…………わかった。乗りかかった船だ。付き合えるとこまで付き合うぜ!」

はやて「おおきに!」

刹那「ただし!稟と純一の二人も俺と一緒に入局しろ!」

稟「は、はあっ!?」

純一「ふざけんなぁ!」


刹那の無茶苦茶な提案に総立ちになって講義する二人。


刹那「別にいいじゃねーかっ。もしかすれば、いい人生経験になるかもしんねぇだろ」

稟「かもだろかも!?」

刹那「それに、稟は次期王になるんだ。色んなことに関わっといて、損はないだろ」

稟「……うぐっ。確かに、そうだけど……」

刹那に若干言いくるめられる稟。
どうやら勝敗は決したようだ。

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あきゅろす。
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