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D.C.S.B.〜永劫の絆〜
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ちなみに、先程のセイバーと凜の会話は、士郎の耳には入っていなかったとさ。




はやて「……な、なんやフェイトちゃんみたいやなぁ」

フェイト「えぇっ!?わ、私、あんなのじゃないよっ!?」

はやてに言われたことに対して、拒否の反応を示すフェイト。
若干、凍夜に対して失礼なことを口にしてらっしゃいます。

なのは「けど、フェイトちゃんもあんな感じだと思うよ?前にシャーリーが言ってたし」

フェイト「ええええっ!?ほ、ホントのホントに……っ!?」

なのは「うん。一月以上前かな?たまたま会ったシャーリーと食事した時にちらっと“あの二人”の話になったらシャーリーがやや呆れたように喋ってたよ?フェイトさんは過保護すぎるって」

フェイト「………そ、そうかなぁ。私は普通にしてるつもりなんだけど………(それにしても、あとでシャーリーには少しお灸を据えておかないとっ!)」

なのはから話を聞いたフェイトは、苦笑しながらシャーリーと言う人物に灸を据えることを心に誓うのだった。





刹那「……てか、お前はいい加減ルンから離れろ」

未だに凍夜に抱き着かれ、顔をゆでだこのように真っ赤にしたルンを不憫に思ったのか、刹那が凍夜にやめるよう促す。

凍夜「…何だと?ルンは俺の可愛い愛娘だ。その愛娘を、貴様のような下劣な輩に嫁がせるか、たわけっ!!!!」


全員『(えーーーーーーーーーっ!?こいつ人の話全く聞いてねぇよ!!)』

凍夜の声に本気と書いてマジと読むという程の殺気が篭められていたため、声に出さずに心の中でツッコむ皆様。


瑠璃「……って、マジでルンから離れんかこのドアホーーーーーーーっ!!」

どばきゃああ!!

凍夜「ぎゃぱああああ!?」


いち早く我を取り戻した瑠璃に“飛び蹴り”をお見舞いされ、華麗な放物線を描きながら屋上から重力に従い下へ墜ちていった。
ここで追筆しておくが、瑠璃が凍夜に見舞ったのは“高速パンチ”ではなく“飛び蹴り”なのであしからず。




ルン「……………あ、あ、あ……………」

突然の出来事に頭がついて行けず、不安からか体ががくがくと震え出すルン。


瑠璃「……まったくもう……………………………………………………………………大事にしたい気持ちはわかるけど、私たちも大事にしなさいよね…(ブツブツ)」

そんなルンの恐怖(?)も知らず、呆れと娘(ルン)に対してちょっぴりの嫉妬が混じった本音を聞こえない程度の声でちゃっかり口にする瑠璃お母様でした。

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